[PR]記事内に広告を含む場合があります

N高等学校

N高投資部はどんなとこでどうやったら入れるのか全て話します

引用:投資部 | N高等学校・S高等学校

N高等学校には全国でもまれに見る、生徒自身が実際に株式投資を行う部活動「投資部」があります。

「どんな活動をしているんだろ?」

「損をしちゃったらどうするの?」

「誰でも入部できるのかな?」

など気になることがたくさんありますよね。

 

この記事では

  • N高投資部とは
  • 投資部の活動内容
  • 投資部の入部条件

について詳しく解説していきます。

 

N高投資部とは

まずはN高投資部とはどんなところなのか見ていきましょう。

 

N高投資部は、高校生の時期から株式投資にチャレンジすることで、経済社会の仕組みを実践的に学ぶことをコンセプトとした部活動です。

1999年から2006年まで通称「村上ファンド」を運営されていた村上世彰さんが特別顧問を務めています。
教育カウンセラー

村上顧問は現在一般財団法人村上財団を運営しており、部員はこの村上財団やN高の母体である角川ドワンゴ学園から提供される運用資金20万円を元手に、実際の株式投資に挑戦します。

 

学んだ知識や投資手法を使って、その運用資金を元手に東京証券取引所上場銘柄の株を売買し、運用するのです。

運用の結果、最終結果報告月に利益が出ていた場合、その利益額は部員のものになります。

また損失が出た場合でもその損失額を返す必要はありません。

投資部は年間を通じて、企業分析やポートフォリオの作成、投資に活かせる統計の授業を受けるなど株式投資をするうえで必要な知識を学んでいきます。

株式市場の動向を学ぶことで、「統計の基礎」を学ぶきっかけ作りにしており、しっかりと「投資と高校教育」を結び付けていますね。

 

活動のなかでは村上顧問の特別講義を受けたり、直接アドバイスを受けることもできます。

活動期間は1年間で、年度末に決算をして報告会があります。

報告会では表彰や顧問の講評があり、閉会とともにその期の部活動は終了となります。

一般的な高校生活3年間を通じての部活動ではないのです。

 

N高投資部の活動内容

N高では投資部もオンライン上で活動を行っています。

投資部は学校のオンラインプラットフォームを利用して、授業の合間や自宅などで自由に学習に取り組んでいます。

[st-kaiwa-280]場所や時間に制約されずに自分のペースで学習に取り組むことができますね。[/st-kaiwa-280]

 

2019年度を例に年間の活動の流れを見てみましょう。

スケジュール例
7月 顧問 村上世彰による特別講義
9月 投資報告レポート提出、村上氏による増額審査
11月 顧問 村上世彰による特別講義
12月 投資報告レポート提出、村上氏による増額審査
2月 最終レポート提出
3月 報告会実施

 

年に3度

  • 自分の投資方針 どのような考えで売買を行ったのか
  • 考察      企業に投資をしてみて学んだこと、気づいたこと
  • 自由記入    今後の方針や資金の増額希望など

投資報告レポートとして村上顧問へ提出します。

村上顧問は「レポートを書いてみることで初めて企業について考えることができる。このことが非常に重要なのです」と話しています。
教育カウンセラー

 

レポートの提出には、しっかりとした投資先の企業分析や、投資のリスク管理、マーケットの動向を分析する方法についての学びが必要です。

部員は日々これらのことを活動の一環として学んでいます。

 

このレポートの内容次第では元本が増額提供される場合があります。

2019年度では、50万円への増額を果たした部員が13名、そこからさらに100万円への増額を果たした部員が2名いました。

https://twitter.com/kaizawa97/status/1217806329848295425

 

また月に一度、部員同士の情報交換を目的とした定例会を開催しています。

https://twitter.com/N_investors/status/1615279060766330887

テーマは毎回自分たちで考え、さまざまな角度からのテーマで部員たちの考えの領域を増やしています。

 

年間スケジュールの活動以外にも様々な活動を行っています。

  • 外部講師による特別授業
  • 合同授業・ディスカッション
  • 企業訪問

それぞれどのような活動か見ていきましょう。

特別授業

証券会社や投資ファンドの責任者、業界紙の編集者など投資業界で活躍している方を招いて講義を受講します。

過去の特別授業をいくつか紹介します。

 

農工中金バリューインベストメンツの「長期投資は知の総合格闘技」と題した講義です。

 

経済ジャーナリスト後藤達也さんによる講義です。

 

この他、東洋経済新報社さんによる「会社四季報」の読み解き方の授業もありました。

[st-kaiwa-280]高校生でこのような方々の授業を受けられるのは非常に貴重な経験ですね。[/st-kaiwa-280]

合同授業・ディスカッション

N高企業部との合同授業で「企業経営ボードゲーム」というのをやりました。

 

また東京大学投資クラブ「AGENTS」とのディスカッションを行いました。

 

他のセッションと刺激し合うことで、また新たに思考の領域が広がります。

企業訪問

投資部では投資先企業への訪問を積極的に行っています。

投資部には「なんとなく株を買うのは知らない人にお金を貸すようなもの」という教えがあります。

やはり企業を知るには中の人に聞け。ということで、自分の投資検討企業には積極的に訪問をしています。

その業界のビジネスの仕組みや、事業拡大を目指す姿などを聞いて、投資に値するかどうかの判断指標にしています。

 

また投資先企業の株主総会への参加もしています。

株主として企業に改善策を提案したりする場合もあるのです。

 

N高投資部の入部条件

N高投資部の定員は1期50名となっています。

毎年定員を大きく超える入部希望者がいて、書類選考が行われます。

部員はネットコース・通学コース問わず全校生徒から希望者を募り、入部希望者には小論文試験などを課し50人に絞り込まれます。

 

2019年度の選考方法は、村上世彰さんが執筆した「いま君に伝えたいお金の話」を読み、その感想文及び投資部に入部する意気込みをレポートとして提出し、その内容について審査をするというものでした。

審査のポイントとしては、まず将来の夢を持っているかどうか、投資で増やしたお金で夢を実現したいんだという情熱が伝わるかが重要なのです。

 

まとめ

いかがでしたか?

この記事ではN高の投資部について

  • 生徒自身が実際に株式投資を行う1期1年間の部活動
  • 投資資金20万円が提供され、利益は自分のもの、損が出ても補填の必要なし
  • 年に3回の報告レポート提出があり、念入りな企業分析、マーケット動向調査が必要
  • 定員制で入部には小論文試験など書類選考がある

ということがわかったと思います。

 

高校生の間に本気で株式投資に挑戦することで、お金の怖さ、大事さが実感できると思います。

そんな経験を通して、生きていくうえで大切なことも学べるのではないでしょうか。

-N高等学校

Copyright© もしも通信制高校に行きたいなら【もし通】 , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.