通信制高校のQ&A

【不利?】通信制高校から警察官や公務員にはなれるのか?

通信制高校を卒業したら、警察官や公務員になりたいなと思っている人、迷っている人の中には

 

「通信制高校を卒業という経歴で警察官や公務員になるのに(面接などで)不利かな?」

「通信制高校を卒業して警察官・公務員を目指せるかな?」

「通信制高校を卒業して警察官・公務員にはどうしたらなれるかな?」

 

と言う疑問や不安が出てくると思います。

この記事では、そんな方に向けて

通信制高校卒業という経歴で公務員・警察官になるのは不利なのか

通信制高校を卒業して警察官になるには

通信制高校を卒業して公務員になるには

について解説していきます。

 

通信制高校卒業という経歴で公務員・警察官になるのは不利なのか

基本的に、公務員・警察官などの試験は民間の企業と違って学歴などで判断されないので、通信制高校を卒業という経歴で不利になることはないです。また、全日制高校を卒業という経歴だから有利になることもありません

ですが、通信制高校を卒業という経歴は注目されやすいので対策しておくことをおすすめします。

不利になることはないと分かったけど、

通信制高校から警察官・公務員を目標にするメリットはあるのか

通信制高校を卒業という経歴で注目される点

が気になると思うので説明していきます。

通信制高校から警察官・公務員を目標にするメリット

通信制高校から警察官・公務員を目標にする最大のメリット

自由に使える時間が多い

ということです。

通信制高校は毎日学校に通う必要もなく自由な時間を確保できますよね。その時間を公務員の試験対策検定を受けたり資格を取得する時間にできれば、試験に向けての事前準備ができます。

公務員試験は、筆記試験・面接試験があり、そのための試験対策も充分できると思うのでいい環境で勉強ができると思います。

ココがポイント

全日制高校と比較すると、通信制高校の方が自由に使える時間が多いです。その時間を上手く使うことができれば有利にもなるので頑張りましょう。

通信制高校を卒業という経歴で注目される点

例えば、面接で

「全日制高校ではなく通信制高校を選んだ理由」

「どうして通信制高校を選んだのか」

など、質問をされる可能性が高くなると思います。

この質問に対して

高卒の資格があった方が有利だから」

「不登校だったから全日制が行けなかった」

など、消極的なことを言ってしまうと良い印象にはなりませんよね。

ですが、

「自由に使える時間があるので、その時間を使って公務員になるための勉強も同時進行でするため」

「不登校だったけど通信制高校に通ったことで学校に通えるようになり公務員になりたいという夢ができた」

など、自分がどう頑張ってきたのか、どんなことを乗り越えたのかを伝えると印象は良くなると思います。

ココがポイント

消極的なことだとしてもどう乗り越えたのか、どう頑張ってきたのかををしっかり説明すれば印象も良くなると思います。印象の良い理由だとアピールポイントにもなるのでしっかり対策しておきましょう。

 

通信制高校を卒業して警察官になるには

簡単に言えば、採用試験を受けて合格できれば警察官になることができます。実際に通信制高校を卒業して警察官になった人も多くいるそうです。基本的に高卒の場合は、Ⅲ類(高卒程度の学力)という区分の試験を受けます。

高卒でも、Ⅰ類(大卒程度の学力)Ⅱ類(短大卒程度の学力)の試験を受けることはできますが、筆記試験の内容がとても難しいので高卒の場合は、まずⅢ類から受けるのが良いと思います。

では、警察官になるための

受験資格

試験内容

の2つについて詳しく説明していきます。

警察官の受験資格(Ⅲ類)

そもそも受験資格に該当していないと、採用試験を受けることができないので気をつけてください。

年齢・学力

・35歳未満で高校を卒業もしくは、卒業見込みのある方

・17歳〜35歳で高校卒業程度の学力がある方

身体要件

項目 男性 女性
身長 160㎝以上 154㎝以上
体重 48kg以上 45kg以上
視力 ・裸眼視力 両眼とも0,6以上

・矯正視力 両眼とも1,0以上

色覚 職務に支障がないか
聴力 職務に支障がないか
疾患 職務に支障のある疾患がない

上記以外にも、日本国籍を持っていない人も試験を受けることがでません。自分に当てはまっていたら試験が受けられないので必ずチェックしておきましょう。

引用:警視庁ホームページ

警察官の試験について

警察官の採用試験には、1次試験2次試験があります。1次試験に合格しないと2次試験を受けることができません

1次試験 教養試験   2時間

作文試験   1時間20分

国語試験   20分

第一次身体検査(身長、体重の測定)

第一次適性検査(マークシートの検査)

2次試験 面接(個人面接、集団面接どちらかの場合と両方試験する場合もある)

第二次身体検査(視力検査、聴力検査、血液検査など)

第二次適性検査(記述の検査)

体力検査(腕立て伏せ、上体起こし、反復横跳びなど)

1次試験

筆記試験の対策としては、過去問を解くのが一番良い勉強方法だと思います。本屋さんやネットで購入して試験対策していきましょう。ちなみに、『高卒警察官教養試験過去問350』がオススメのようです。参考にしてみてください。

2次試験

2次試験では、面接がとても重要視されていています。言葉遣い態度受け答え方などの練習を事前にしておくと良いと思います。その時の服装や髪型なども重視されるので頭からつま先まできっちり整えて清潔感のある身なりで挑みましょう。

ココに注意

2次試験に合格したら、警視庁警察官採用候補者名簿と言うのに登載されます。その名簿から警視庁巡査として採用されるようです。合格=採用というわけではないので気をつけましょう。採用されたら、警察学校で研修を受けます。研修が修了したら警察署に配属されるので道のりは長いかもしれませんが頑張りましょう。

 

通信制高校を卒業して公務員になるには

通信制高校を卒業して、勤めることができる公務員の職種はたくさんあるようです。希望する職種の試験に合格すれば、高卒でも公務員になることができます。

通信制高校を卒業後目指すことができる公務員が

国家公務員

地方公務員

の2種類あります。

では、それぞれについて説明していきます。

国家公務員

簡単に言うと、国の機関に所属している公務員のことです。そして、高校生の就職先としてとても人気があるようです。国家公務員の職種は大きく一般職専門職特別職の3つに分けられます。

国家公務員一般職

一般職 事務、技術、土木、農業、林業
専門職 刑務官、税務職員、海上保安大学校生など
特別職 裁判所職員、衆議院事務局職員、参議院事務局職員など

国家公務員は学歴別で試験がおこなわれていて、高卒程度で受験を受けることができるのが国家公務員一般職試験(高卒程度)という試験です。

では早速、試験について詳しく説明していきます。

試験について

国家公務員一般職試験(高卒程度)は、卒業後2年以内20代前半までという年齢制限があります。

国家公務員一般職試験には、

第1次試験

第2次試験

があります。

第1次試験に合格しないと第2次試験を受けることができません。

第1次試験 筆記試験

基礎能試験 1時間30分

・適正試験  15分

・作文試験  50分

筆記試験の問題を詳しく知りたい方は、人事院ホームーページに試験問題例が掲載されているので参考にしてみてください。

第2次試験 面接試験

・個別面接 15分程度

※ 性格検査も行われる。

面接はマニュアル通りではなく、自分の言葉で簡潔に答えるといいですね。

 

ココに注意

最終合格者は、採用候補者名簿に登載されます。採用候補者名簿に登載された人の中から、面接などを行って採用者を決めるので合格したからといって採用されるわけではないので注意しましょう。ちなみに、採用候補者名簿は1年間有効です。

地方公務員

地方公務員は、都道府県や市町村で働いている公務員のことで、いくつかの職種から選ぶことができます。地方公務員の職種は、事務系技術職公安官の3つに大きく分けられています。ちなみに警察官は公安官に分類されます。

事務系 行政事務、学校事務、警察事務の3種類に分けられる。
技術職 電気、機械、土木、建築、農業、など専門知識が必要。
公安官 警察官、消防に分けられる。

このような、地方公務員になるには、地方初級公務員試験(高卒程度)を受験しなければいけません。

では、試験について詳しく説明していきます。

試験について

地方初級公務員試験(高卒程度)は、都道府県によって違いますがほとんどが、17歳〜20歳までの年齢制限となっています。受験可能な年齢は年度によっても違うようなので公式サイトでの確認をオススメします。

地方初級公務員試験には、

地方初級1次試験

地方初級2次試験

があります。

こちらも第1次試験に合格しないと第2次試験を受けることができません。

地方初級1次試験

筆記試験

教養試験  2時間

適性試験  10分

適性検査

作文試験 (地方初級二次試験で行われることもあります)

 

地方初級2次試験

面接試験

個別面接が行われる。

(集団面接や集団討論を行うとこもある)

どんな質問をされても、マニュアル通りの答えではなく、自分の言葉で簡潔に答えましょう。

地方初級公務員試験は、実施する自治体によって違うので自分の希望する自治体を事前に調べて対策をしておくといいと思います。

ココに注意

地方初級公務員試験も合格したからと言ってすぐ採用されるわけではありません。最終合格者は、成績順に採用候補者名簿に名前が登載されます。名簿を元に検討されて採用が決められるので高得点目指しで頑張りましょう。こちらも、採用候補者名簿は1年間有効です。

 

まとめ

それでは、最後にもう一度おさらいです。

通信制高校を卒業という経歴で公務員・警察官になる上で不利なのか

学歴で判断されることはないが通信制高校を卒業という経歴は注目されやすいので対策しておきましょう。

通信制高校を卒業して警察官になるには

・受験資格に該当すること、身体要件をクリアしている。

・警察官採用試験を受ける。(Ⅲ類

・見事合格したら警視庁警察官採用候補者名簿に記載される。

 採用されたら警察学校で研修を受ける、研修が修了したら警察署に配属。

通信制高校を卒業して公務員になるには

・公務員は、国家公務員と地方公務員の2種類に分けられている。

・国家公務員は、一般職・専門職・特別職の大きく3つに分けられる。

・地方公務員は、事務系・技術職・公安官の大きく3つに分けられる。(警察官は公安官になります)

どの公務員試験も、合格=採用ではないので気をつけましょう。

通信制高校を卒業して警察官や公務員になることを考えている人の参考になれば幸いです。

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