子どもを通信制高校に通わせたいと考えているお母さん、ご安心ください。長崎県にも通信制高校はあります。
この記事では、
- 長崎県内に本校がある通信制高校
- 長崎県周辺でスクーリング日数が少ない学校
について紹介しています。
その中からおすすめの学校も紹介しますので、学校選びの参考にしてみてくださいね。
目次
全部で3つ!長崎県にある通信制高校を全て紹介
長崎県には公立2校、私立1校の通信制高校があります。
それぞれの学校の特徴を見ていきましょう。
公立 鳴滝高等学校
基本情報
本校所在地 | 〒850-0011
長崎市鳴滝1-4-1 |
年間の学費 | 30,000円程度 |
主な進学実績 | 長崎純心大学、長崎総合科学大学、長崎外国語大学、活水女子大学、長崎ウエスレヤン大学鹿児島国際大学、広島経済大学、創価大学、日本経済大学、東京通信大学、八洲学園大学、長崎女子短期大学 等 |
コース情報
通信制課程 | 年間平均15日以上登校 |
年15回程度登校する一般的な通信制高校で、公立学校ならではの学費の安さが最大の特徴です。
私立の通信制高校だと年間10万円以上の学費が掛かりますが、鳴滝高等学校では年間30,000円程度で通うことができてしまいます。
学費の安さを求めるなら、候補の一つとなるでしょう。
ただし、学費が安いということは、その分サポートが劣るということでもあります。
進学実績にも難関大学の名前が見当たらないため、サポート面では期待しない方が良いでしょう。
とはいえ、通信制高校ならではのスクーリングの少なさから、自由に使える時間は多いです。
しっかりと自己管理ができて、自力で頑張ることができるような人であれば、鳴滝高等学校を選んでも望む進路を実現することができるでしょう。
公立 佐世保中央高等学校
基本情報
本校所在地 | 〒857-0017
佐世保市梅田町10-14 |
年間の学費 | 30,000円程度 |
主な進学実績 | 長崎県立大学、帝京大学、西九州大学、長崎国際大学 等 |
コース情報
通信制課程 | 年間平均15日以上登校 |
鳴滝高等学校と同じく、公立学校ならではの学費の安さが魅力です。
佐世保中央高等学校では進学より就職を選ぶ生徒が多いため、鳴滝高等学校と比べると進学実績は多くありません。
ですが、県立大学への進学実績があることから、難関大学でも頑張れば目指すことができるかもしれません。
とはいえ、やはり公立学校ですから、サポート面には期待せず、自力で頑張る力が求められます。
私立 こころ未来高等学校
基本情報
本校所在地 | 〒850-0822
長崎市愛宕3丁目19-23 |
年間の学費 | 372,000円~588,000円程度 |
主な進学実績 | 学習院女子大学、兵庫大学、福岡女学院大学、長崎国際大学、長崎短期大学、精華女子短期大学、長崎ウエスレヤン大学 等 |
コース情報
ウィークデイコース | 全日制登校スタイルで制服着用が義務。 |
ツーデイコース | 週2回登校スタイルで制服は自由購入。 |
在宅通信制コース | 月2回自由登校&年10日登校スタイルで制服は自由購入。 |
長崎県内に本校がある私立高校としては唯一の通信制高校です。
公立学校と比べると学費は高いですが、私立の通信制高校としては一般的な学費です。
3つのコースが用意されているため、生活スタイルに合わせて登校することができます。
こころ未来高等学校はグループ校に専門学校を有するため、選択授業が多彩です。
美容、スポーツ、福祉、医療、エンタメなどがあり、在学中に専門知識や技術の習得、資格取得が可能です。
学校に行くのが大変な人でも、積極的に通いたい人でも、専門科目を学びたい人でも通える学校です。
スクーリング日数少なめ!長崎県周辺の通信制高校を2つ紹介
たしかに私立は1校しかないので、雰囲気があわない可能性はありますよね。
とはいえ、県外の通信制高校となると、それだけで通うのが難しいように感じてしまうかもしれません。
そこで、スクーリング日数が少ない学校・コースに限定して長崎県周辺(九州)の通信制高校について紹介します。
「年に数回のスクーリングなら大丈夫そう」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
私立 N高等学校
基本情報
本校所在地 | 沖縄県うるま市与那城伊計224 |
年間の学費 | 250,000円程度 |
主な進学実績 | 東京大学、京都大学、早稲田大学、慶応大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学、学習院大学、同志社大学、立命館大学、近畿大学、國學院大學、フェリス女学院大学 等 |
コース情報
ネットコース | 年5日程度のスクーリング |
授業は映像で行い、レポートの提出はネット上で行います。
具体的には、以下のような流れで学習が進んでいきます。
- 映像授業
- 映像授業後の確認テスト
- 次の映像授業
- 1~3の流れを繰り返すとレポート提出
- レポート30点未満→不合格で復習と再提出が求められる
- レポート合格で次の単元の学習へと進む
全てがネットで完結するため、自分のペースで学習を進めることができます。
また、N高では生徒一人ひとりに担任がつくため、独りでの学習に不安のある人でも安心です。
ネット上(学習システム上)から質問も可能なため、安心して学習に取り組めるでしょう。
私立 NHK学園高等学校
基本情報
本校所在地 | 〒186-8001
東京都国立市富士見台2-36-2 (スクーリングは福岡県立社会教育総合センターで実施) |
スクーリング場所 | 〒811-2402
福岡県糟屋郡篠栗町金出3350−2 |
年間の学費 | 320,000円程度 |
主な進学実績 | 【公立】
島根大学、筑波大学、東京外国語大学、東京海洋大学、東北大学、北海道大学、愛知県立大学、静岡大学、都留文科大学、兵庫県立大学、宮崎公立大学 等 【私立】 愛知学院大学、 愛知産業大学、愛知淑徳大学、会津大学、青森中央学院大学、青山学院大学、亜細亜大学、神奈川大学、川崎医科大学、川崎医療福祉大学、川村学園女子大学、関西外国語大学、関西国際大学、関西大学、神田外語大学、関東学院大学、北里大学、近畿大学、慶応義塾大学、國學院大學、国士舘大学、駒沢大学、札幌大学、専修大学、創価大学、帝京大学、東京通信大学、東海大学、日本大学、文教大学、法政大学、立命館大学、早稲田大学 等 |
コース情報
ネット学習集中コース | まとめて4日間の集中スクーリング |
NHK高校講座を受講して単位の取得を目指します。
レポートのオンライン提出なども導入されているなど、ネットで完結した学びができる点が魅力です。
取り組んだレポートはすぐに正誤の確認ができるため、復習がしやすくなっています。
解説テキストや練習問題、動画ファイル、音声ファイルといった教材も用意されているため、解説やヒントを参照しながら繰り返し課題にトライすることも可能です。
メールで先生に疑問を伝えることやテレビ会議システムを使うことで先生と対面することもでき、サポート面も大丈夫でしょう。
おすすめの長崎県の通信制高校を3つのポイントからチェック
似通った学校が多く、どれが良いのか悩んでしまいますよね。
そこで、以下の3つのポイントから、おすすめの学校を紹介します。
- 学費が安いか
- 進学に強いか
- 通いやすいか
自分が重視したいものに応じて、学校を選んでみてくださいね。
学費の安さを求めるなら【鳴滝高等学校or佐世保中央高等学校】
公立通信制高校ということで、学費の安さを求めるならこの2校の他に選択肢はありません。
年間30,000円程度で通えてしまうのは圧倒的に安いです。
どちらも公立学校ということで、学費やサポート面はあまり変わりません。
どちらを選ぶか悩んだら、家から近い方を選べば良いと思います。
両方のオープンキャンパスに行ってみて、気に入った方を選ぶというのでも良いでしょう。
公立学校の弱点は、学費が高い他の私立学校と比べてサポートが落ちてしまうことです。
もし進学を目指すのであれば、かなり厳しいかもしれません。
でも、最低限の学費と登校日数で自由な時間と高卒資格を得られる点はとても魅力的です。
活かすも殺すも自分次第、といったところでしょうか。
進学を目指すなら【N高等学校orNHK学園高等学校】
N高等学校とNHK高等学校は、進学に強い点、日々の学習がネットで完結する点で共通しています。
公立大学への進学実績や早慶といった難関私立大学への進学実績があるのは、進学を目指す人にとって魅力的です。
レポートや授業がネットで完結するという点もポイントです。
似通った学校のため、どちらを選ぶか悩ましいところですが、一つだけ大きな違いがあります。
それは、短期集中のスクーリングで福岡と沖縄のどちらに行くかという点です。
N高等学校を選べば沖縄、NHK学園高等学校を選べば福岡でのスクーリングになります。
可能であれば、オープンキャンパスに行ってみて気に入るかどうかで選ぶと良いのですが、どちらの学校も長崎からは遠く、行けないという方もいるでしょう。
そんな方は、スクーリングで沖縄と福岡のどちらに行きたいかという点で選んでも良いかもしれません。
普段から学校に通いたい人は【こころ未来高等学校】
県内唯一の私立の通信制高校ということで、普段から学校に通いたい人にとって、他に選択肢はないでしょう。
制服を着て全日制高校のように通っても良いですし、普段着で週2日、月2日だけ通っても良いです。
普段から通えるというのは、長崎県内にある学校だからこその利点です。
まとめ
今回は、長崎県にある3つの通信制高校と近隣にあるおすすめ高校、選び方の3つのポイントついて解説しました。
- 鳴滝高等学校or佐世保中央高等学校
- 自分の力だけで頑張れて、最低限の学費を求める人におすすめ
- 悩んだら家から近い方を選ぶと良い
- N高等学校orNHK学園高等学校
- 進学を目指す人におすすめ
- スクーリングで沖縄に行きたい人→N高等学校
- スクーリングで福岡に行きたい人→NHK学園高等学校
- こころ未来高等学校
- 普段から学校に通いたい人におすすめ
紹介した通信制高校には似通ったものが多いですが、細かな点で異なります。
できればオープンキャンパスに行ってみて、お子さんが気に入るかどうかを見てあげてください。
大事にしたいものは何なのか、将来はどういった進路を目指すのかをよく考え、どの学校が良いかを検討してみてください。