クラーク交際高等学校は、北海道深川市を中心に全国に展開している、通信制高校です。
『少年よ大志を抱け』という名言を残したことで有名なクラーク博士の名にちなんでつけられた学校名で、通信制高校でありながら、現在では1万人を超える生徒が在籍している人気高です。
とは言え、通信制高校は「高卒の単位を取得する場所」といったイメージが強いと思いため、
「部活動は盛んではない」
「あっても遊びのような部活動しかない」
と思っている方が多いと思います。
そこで今回は、クラーク記念国際高等学校の
・どんな部活動があるのか
・野球が強いのか
・クラーク記念国際高等学校の部活動の評判
・クラーク国際高等学校に設置されているコース
について、詳しく解説していきます。
目次
クラーク国際高等学校にはどんな部活があるの?
ではさっそくクラーク国際高等学校にある部活動を見ていきましょう。
クラーク記念国際高等学校にある主な部活動は次の通りです。
・硬式野球部
・女子硬式野球専攻
・男子サッカー部
・女子バレーボール部
・フットサル専攻
・eスポーツ専攻
・書道部
・演劇部
・ダンス部
クラーク国際高等学校は、通信制高等学校のため、あまり積極的に部活動はしてないと考えてしまう方が多いですが、実はそんなことはありません。
クラーク国際高等学校の多くの部活動が、積極的に活動し、輝かしい実績を残しています。
その中でも、特に注目をされているのが、
・野球部
・男子サッカー部
・女子バレー部
です。
野球部については後ほどさらに詳しく解説するので、ここでは男子サッカー部、女子バレー部について詳しく解説していきます。
サッカー部
たしかに、クラーク国際高等学校のサッカー部についてはあまり耳にしたことがない人が多いかもしれません。
というのも、サッカー部が本格的に活動を始めたのは2020年になってからです。
そのため、実績もほとんどありません。
注目を集めている秘密は指導者です。
札幌キャンパスのサッカー部は、2020年度よりJリーグチーム「コンサドーレ札幌」とタッグを組んで、全国に通じるチームを育てています。
監督は、22の国と地域でプロサッカー選手として活躍した伊藤壇氏が担当し、川崎フロンターレや北海道コンサドーレ札幌でプレーした元Jリーガーの横山知伸フィジカルコーチ、コンサドーレ札幌U-18時代にプレミアリーグ準優勝を経験した今岡亮介GKコーチも合わせた3人で生徒たちに指導します。
実際に横山コーチが生徒と試合して直接指導も行うので、より技術が身に付きやすいと、注目を集めています。
また、岐阜キャンパスのサッカー部では、Jリーグ監督の経験もある風間 八宏さんをアドバイザーとして招集し、メディアで取り上げられたことで、大きく注目されています。
風間さんがクラーク記念国際高校という通信制学校の岐阜校に新設されるサッカー部のアドバイザーになります。では監督は、というと岐阜工業で長らく指揮し選手権準優勝にも導いた大野聖吾さん。近い考えを持つ筑波大の先輩後輩同士2人が岐阜のサッカー界に起こそうとする変革の過程はとても楽しみ。 https://t.co/QhUfRgmRvV
— 竹中玲央奈 / Reona Takenaka (@reona32) July 26, 2020
Jリーグ監督の経験のある人が高校サッカーの指導にあたるというのは、かなり異例なことですので多くの注目を集めているのです。
バレー部
北海道深川キャンパスの女子バレー部も創設されたのは、2019年4月です。
しかし、そこから1ヶ月でシード校に勝利し、ベスト4に進出しました。
これだけでもすごいのですが、その年の秋季大会では、2018年度優勝校である「大谷室蘭高校」を相手に敗れはしたものの、途中までリードをするなど、かなりレベルの高いチームであることがわかります。
https://twitter.com/Clark1992PR/status/1383930609295249414?s=20
サッカー部同様、これから多くの実績を残すことは間違いありません。
今後の活躍に注目です。
クラーク国際高等学校の野球が強いって本当?
日本の場合、甲子園大会に出場すると、知名度が上がるので、出場目指して日々練習に精を出す学校が多いです。
そして、クラーク国際高等学校もそんな学校の一つです。
北海道深川キャンパスの硬式野球部は、駒大岩見沢高の監督として春8回、夏4回の計12回、甲子園出場に導いた実績のある佐々木 啓司監督を監督に招き、全国の強豪校に勝つために日々練習しています。
そして2016年には、2014年に創設されてから2年という異例のスピードで、通信制高校としては初めて夏の甲子園に出場を果たしました。
甲子園では勝利することはできませんでしたが、甲子園常連校である聖光学園と好ゲームを繰り広げ、その名を全国に知らせました。
さらに、2018・2019年と、2年連続で北北海道大会決勝まで駒を進め、昨年の2020年会北北海道大会決勝戦では、見事10-0で旭川龍谷高校に勝利し、4年ぶり2度目の北北海道大会優勝をつかみました。
夏季北海道高校野球北北海道大会決勝戦が8月11日、旭川で開催。クラーク国際が10―0旭川龍谷高校を下し、4年ぶり2度目の北北海道優勝。打線は14安打。空知支部から6試合全て2ケタ安打で打率.458。辰巳くん、浦崎くんが完封リレーで有終。詳細はhttps://t.co/5tdaS6hjyB#クラーク#高校野球 pic.twitter.com/x7JzVzQjdU
— クラーク記念国際高等学校 深川・旭川キャンパス (@clarkhonko) August 11, 2020
これからチームとしてさらに成長し、甲子園へ出場、また甲子園初勝利の日を迎えることは間違いないでしょう。
今後の活動に注目です。
男子だけではない!女子野球部にも注目
また、野球部といえば、男子ばかりに注目が集まりがちですが、実はクラーク国際高等学校には、女子野球部も存在します。
そして、仙台校にある女子硬式野球部はプロ野球チーム「東北楽天ゴールデンイーグルス」と提携してチーム強化に努めています。
昨今女子野球の人口が年々増加傾向にある中、東北地方では女子野球の発展が遅れている傾向にあります。
そこで、全日型通信制高校として幅広い教育活動を行う、クラーク記念国際高等学校が東北楽天ゴールデンイーグルスと完全連携し女子硬式野球部を設立することで、さらなる発展を目指しています。
チームとしては着実に力をつけており、2020年4月4日にTBS系列炎の体育会TVに出演し、元プロ野球選手と白熱した戦いを繰り広げました。
他にも、高等学校女子硬式野球交流大会の様子を人気YouTuberクーニンTVが取材し、その動画が公開されたりと、メディアにも広く取り上げられ、注目を集めています。
クラーク国際高等学校の部活動の評判は?
たしかに、クラーク国際高等学校に、実際に通っている生徒が部活動についてどう思っているのか気になるところですよね。
ここで部活動の評判を見ていきましょう。
残念ながら、いくつかの悪い評判もありました。
具体的には、
・部活動の種類が少ない
・部活動に参加している人数が少ない
といった評判があります。
通信制高校の場合、何らかの事情で全日制に通うことができない生徒が多いため、部活動に参加しようとしている生徒が全日制よりも少ないのは事実でしょう。
ただ、これに関してはクラーク国際高等学校だけではなく、通信制高校全てに当てはまることです。
一方で、こんな評判もありました。
クラーク国際が通信制単位制の高校として夏の甲子園に初出場するけど、通信制単位制の高校って普通の高校より勉強する時間が極端に少ないから部活の練習時間が凄く取れるんだよねぇ。。。
— クサナギ (@k3y11r3) July 26, 2016
たしかに通信制高校は授業の時間が少ないため、その分部活動に多くの時間を割くことができます。
ですので、部活動を頑張りたい生徒にとっては、本気で打ち込む環境が整っていると言うことができます。
クラーク国際高等学校の評判
部活動以外の評判については、
・学費が高い
・学費が割高なのが気になる
・学費面がキツイ
と言ったマイナスな評判もありましたが、
・先生の態度が良くて自分のペースで授業を受けれる
・週2回の通学で検定の勉強も出来る
・雰囲気が良い
・先生が親しみやすい
・友達がたくさんできる
・やりたいことができる
と言った良い評判がたくさんあります。
金曜日は朝から1日授業だけど、どの授業も楽しいから好き〜♪( ´▽`) (@ クラーク記念国際高等学校 静岡キャンパス in 静岡市駿河区, 静岡県) https://t.co/fQUWq3QvXR
— Ricky (@Ricky0613) October 14, 2016
徒数も多く、色々な課外活動なども行っているので、学校生活を楽しみたい方や色んな人と知り合いたい方などにオススメです。
クラーク国際高等学校にある3つのコース
たしかに通信制高校と聞くと、毎日学校に通うイメージはないと思うので、部活動がしっかりできるのか不安になりますよね。
しかし、ご安心ください。
クラーク記念国際高等学校には、全日制の高校と同じように平日は毎日通学するようなコースもあります。
具体的には、
・全日型コース
・単位制コース
・在宅コース
と3つのコースがあります。
一つずつ紹介していきます。
全日型コース
まずは、全日型コースから紹介します。
全日型コースは一般的な全日制高校と同じように制服を着用し週5日登校する、今までになかった新しいコースです。
引用元:厚木キャンパス|通信制高校 クラーク記念国際高等学校
部活動を頑張りたい生徒は、このコースを選んで入学します。
たしかに“全日型”と聞くと、ちょっと違和感があるかもしれませんが、これは全日制を設置する許可を得ていないために、このような名前になっています。
また、クラーク記念国際高等学校の全日型コースは一般的な全日制とは違い、高卒取得のための勉強とともに、以下のような自分の興味や関心に合わせた専門的な勉強も行うことができます。
国際、英語、IT、プログラミング、ダンス、演劇、音楽、アート、デザイン、保育、福祉、心理、スポーツ、動物、サイエンス、食物
、難関大学進学、キャリアプランニング
これにより、普通科のような学習をしながら、自分の好きなことも勉強することが可能になります。
全日制の普通科以上に魅力のあるコースと言って良いでしょう。
単位制コース
次に単位制コースです。
単位制は
・フレックス型
・日数選択型
の2種類があります。
フレックス型は1週間に受講するコマ数を6コマ、12コマ、18コマの中から選択しすることができるので、自分の予定に合わせて学習の日数や時間を選択することができます。
また、日数選択型は登校日数を週1~3日の中から選択できるので、週5日登校は難しい方や、他の事と両立したい方などにオススメです。
在宅コース
最後に在宅コースです。
在宅コースでは、クラーク記念国際高等学校独自のWeb学習システムを使って好きな場所で気軽に学習することができます。
確かに自宅学習は一人で計画的に学習できるのか不安ですよね。
ですが、そういった生徒のために担任制を導入しているので、気軽に学習や生活に関する相談をすることができます。また、最寄りのキャンパスから直接指導を受けることも可能なので、安心して自宅学習に取り組めます。
とはいえ、このコースになると学校に行くことがあまりないため、部活動をするのはかなり難しいでしょう。
まとめ
今回はクラーク記念国際高等学校について解説していきました。
まとめると
・部活動は体育会系から文化部まで多様な部活があり、中でも硬式野球部は、過去何度も甲子園出場を果たしている。
・クラーク記念国際高等学校の部活動は人数は少ないが、授業が少ない分練習に多くの時間を割くことができる。
・クラーク記念国際高等学校は、一般高校のような全日型の学習をしながら部活動に参加している人が多い。
です。
部活動にも力を入れたいと考えている方は、クラーク記念国際高等学校への進学を検討してみてはいかがでしょうか。