N高（N高等学校）は通信高校KADOKAWAとドワンゴの経営統合で誕生した、ネットと通信制高校の制度を活用した新しいネットの高校です。
オンライン教育を提供する高等学校であり、在宅学習を通じて自分のペースで学ぶことができることで知られています。
オンライン授業による在宅学習のネットの高校だけど、
「全日制の高校みたいに卒業式はあるの?」
「証書はどうやってもらえるの?」
このように疑問に感じるかもしれません。
そこでここからは全日制の高校とは違う、
- 卒業式の日程
- 卒業証書の申請
について詳しくお伝えしていきます。
気になる方はこのまま読み進めていってくださいね。
N高卒業式はいつ?
まずは卒業式がいつ行われるのか、日程について見ていきましょう。
通常は学期の終了後に実施されることが多い卒業式ですが、卒業式の日程については毎年決まっていません。
卒業式の日程
3月中旬～下旬ごろ
大体このような日程で行われています。
こちらを参考にご覧ください。
| 卒業式が行われた日 | |
| 2019年度 | 3月20日（水） |
| 2020年度 | 3月18日（水） |
| 2021年度 | 3月31日（水） |
| 2022年度 | 3月24日（木） |
| 2023年度 | 3月26日（日） |
第一期生の卒業式が2019年に行われましたが、その後の開式日を見ていくと年度ごとに違うことが分かります。
卒業式はリアル会場とオンラインのどちらかを選んで参加することが可能です。
開式時間は毎年14時に行われていたので、オンラインの参加なら朝慌てることなく時間までゆっくりと過ごすことができますね。
N高の卒業式っていつ？
どこから確認できる？— あっぷるささき (@lord_sasapple) December 12, 2018
学校から卒業式の連絡がいつ届くのかは不明です。
N高の生徒なら卒業式の日程のお知らせがメールで届いているかもしれません。
メールを親子で再度確認し、届いていないのなら学校に直接問い合わせをして確認しておきましょう。
N高の卒業式の様子
全日制の高校は静かな雰囲気で卒業式が行われますがN高の卒業式は、
- ニコニコ生放送
- YouTube
- Twitterライブ
で生配信されます。
どなたでも視聴可能なので家族全員で卒業式に画面を通じて参加することもできます。
こちらの画像が参考になるのでご覧ください。
久々に卒業式の動画見直してたわww
この頃から既に「普通」に苦しめられてきたけど、そんな私を受け入れてくれる場所があったからこそ高校通いきれました。
今、自分が輝ける場所にいます。ありがとうN高。#N高 pic.twitter.com/Dz6sWg8lSY— 毒島カスみ@LUXURIA 5/27は私が主役❣️ (@kasumi_luxuria) November 12, 2022
大きなスクリーンには当日参加できなかった卒業生や見ている方からのコメントが映し出されます。
自分の好きなタイミングで友達に向けてお祝いのメッセージを送ることも可能です。
投稿されたコメントは右から左に流れるテロップ状で表示されるので、卒業式の体験を会場とオンラインで共有することができます。
生徒・教職員・保護者から寄せられたお祝いメッセージや歓声・拍手の音が会場に響くように演出され、会場を盛り上げました。
N高の卒業式がスゴい。
— きいらす｜高校生ひきこもり作家_11冊目を執筆中！ (@kiirasu_mkt) March 31, 2021
卒業式には歌手の方やタレントさんが登場したり、声優の方、知事の方も配信でお祝いしてくれます。
嬉しさと驚きで思わず叫んでしまうかもしれませんね。
この経験は一生の思い出として心に残るでしょう。
会場内には映像の桜が用意されており、生徒のコメントの数に合わせて桜が成長する演出で卒業生の門出をお祝いしました。
このようにN高はネットの高校らしい演出で卒業式が行われます。
N高の卒業証書はいつ届く?
定められた過程をすべて修了したことを証明する卒業証書。
全日制の高校なら卒業式に授与されますが、N高はWEB申請をすることで自宅に届けられます。
届くまでの期間は以下の通りです。
卒業証書はいつ届く
受付日から約1週間～2週間（英文は約3週間）
即日発行はできません。卒業したら早めに申請しておくことをおすすめします。
長期休校期間（夏季、GWや年末年始休校期間など）付近では受付日から約3週間後（英文作成の場合は約1か月後）の発送となります。
証明書の申請についての詳細は以下の通りです。
| 卒業証書について | |
| 申請方法 | WEB申請 |
| 料金 | １通500円 |
| 支払方法 | クレジットカード決済/コンビニ決済 |
| 配送方法 | レターパックライト（ポスト投函） |
WEB申請にあたり3つの注意事項があります。
- メール・電話・FAXでの証明書の発行申請は受付していない
- 卒業生本人および保護者保証人の方からの申請のみ受付可能
- 申請内容の記入・入力や入金の不備がある場合は発行までに日数がかかる
記入の不備があると発行までに日数がかかってしまうので、申請画面の入力後は確認をしてから送信しましょう。
こちらは卒業証書がレターパックで届いた方の声です。
卒業証書がレターパックライトで送られてきました。無事に高校を卒業することができたみたいです。
じゃあな、N高。 pic.twitter.com/czKp4F1C67
— ハマケン (@hamaken_16) March 5, 2019
先生から名前を呼ばれて受け取る卒業証書とは違うので戸惑いますね。
卒業証書が届くまで卒業した実感がわかないかもしれません。
本人確認の必要がないレターパック配送は、郵便受けに投函されます。
届くのを待ちましょう。
https://twitter.com/vvvvvv6snow9/status/1506894357944623107?s=20
卒業証書は全課程を修了したこと認めたことを正式に証明するものです。
多くの生徒にとってはこの証明書が将来の進学や就職の重要な役割を果たします。
卒業しても卒業証書がないと、ちょっと物足りない感じがしますよね。
紙の証書ではありませんが、2020年には紙の証明書ではないデジタル証明書（ブロックチェーン卒業証書）の試験的な導入がされています。
ブロックチェーン卒業証書とはシンガポールLas Trustが提供する証明書発行クラウドサーツから発行され、改ざんできないデジタル証明書の発行が可能になりました。
これによって卒業生はスマートフォンや、WEBブラウザ上で自分の卒業証書を気軽に確認することができます。
https://twitter.com/SO8118/status/1381569729991565315?s=20
卒業証書は紙でもらう印象が強いので、デジタルとは違う紙の証書も手元に置いておきたいですよね。
郵送で届くまではデジタルの証書を採用担当者へのメール送付などに利用できます。
紙の証明書ではできないことが可能となるので、必要があれば利用してください。
このようにN高はオンライン教育の特性を最大限に活用し、卒業証書の発行においても利便性が良いといえるでしょう。
まとめ
ここまでは、N高の卒業式と卒業証書についてお伝えしました。
- 卒業式の日程は3月中旬～下旬
- 卒業証書はWEBで申請し、受付日から約1週間～2週間（英文は約3週間）で届く
卒業式は全日制高校よりも遅い日程となってます。開式時間も14時と遅めなのが特徴です。
卒業証書が手元にないと卒業した実感がわかないかもしれませんが、申請から2週間ほどで届きますので安心してくださいね。