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通信制高校のQ&A

【一発でわかる】通信制高校の単位の仕組みと取り方を徹底解説

通信制高校の多くは、単位制を導入しているとよく聞くけど、

 

「そもそも単位って何?」

 

という疑問がまず出てくると思います。

 

単位とは、簡単に言うと授業を受けた時間のことです。そして、通信制高校を卒業するには3年以上学校に通って必要な単位を取得しなければいけません。

そこで気になるのが

「単位の仕組みってどうなってるの?」

「単位を取るにはどうすればいいの?」

という疑問だと思います。

この記事ではそんな方に向けて

通信制高校の単位の仕組み

通信制高校の単位の取り方

について解説してきます。

 

通信制高校の単位の仕組み

 

通信制高校のほとんどが導入している単位制という仕組みは、簡単に言うと学年の区分がなく、決められた単位を取得できれば卒業ができるという仕組みです。

それでは、もう少し詳しく知るために

・単位制の特徴

・卒業要件

について説明していきます。

単位制の特徴

単位制の大きな特徴として

留年がない

自分のペースで勉強できる

という2点があげられます。

留年がない

そもそも学年で区分されていない単位制には、留年というものはありませんなので、入学して1年目に取得した単位が少なくても2年目、3年目で補うことができれば卒業することもできます。しかし、単位の取得数が伸びないといつまで経っても卒業することができません。

在籍期間が決まっている学校だと、期間内に卒業しなければ最悪の場合、退学になることもあるので気をつけましょう。

自分のペースで勉強できる

通信制高校の単位制は、自分のペースで勉強を進めることができます。自分のスタイルに合わせて学習の計画を立てて、単位を取得していかなければいけないので自己管理が大切になってきます。

3年間で卒業ということにこだわらず、時間をかけて卒業を目指す人もいるので自分に合ったカリキュラムを組むのが卒業への一番の近道かもしれませんね。

計画通りにならなくても調整してやり直しが可能なところが単位制の強みともいえます。

卒業要件

3年以上在籍すること

74単位以上取ること

30単位時間以上の特別活動

この3つをクリアしないと卒業できません。

それでは、この3つについてもう少し詳しく説明していきます。

3年以上在籍

最短でも3年は在籍していなければいけません。単位制の学校は、留年という考え方はないので3年以上であれば基本的には何年かかっても必要な単位を取得すれば卒業できます。学校によっては在籍期間を制限してるところもあります。

74単位以上取ること

年間で取得できる単位は学校によって違うみたいですが、だいたい35単位前後のところが多いみたいです。詳しいことは学校に問い合わせて確認した方がいいと思います。自分でカリキュラムを組んで単位を取得していかなければいけないので計画的に進めていきましょう。

30単位時間以上の特別活動

特別活動とは、ホームルーム学校行事生徒会活動などのことを言います。この様な行事に参加したくない方もいるかもしれませんが、卒業に必要な活動になるので30単位時間以上の活動に出席しましょう。

 

通信制高校の単位の取り方

 

通信制高校の単位を取得するには、

レポートを提出して合格する 科目で決められた回数のレポートを提出する。
スクーリングを受ける 50分のスクーリングを1回出席する。
単位認定試験を合格する 試験は年に1回〜2回ある。

この3つを繰り返して単位を取得することができます。

では、それぞれについて見ていきましょう。

レポート(添削指導)

レポートは、添削指導とも言われています。A4サイズくらいの大きさで問題集のような用紙になっているみたいです。

そこで、

・レポートの難易度

・レポートの提出期限と提出方法

この2点について説明していきます。

レポートの難易度

教科にもよりますが、穴埋め問題がほとんどのようです。レポートは、高校卒業資格を取るために必要な知識がベースとなっているので難易度が高い問題は出ません。もし分からない問題があれば、教科書や参考書などで調べながら記入していきましょう。それでも分からない場合は、ネット検索して答えを見つけたりする生徒も多いようです。

レポートの提出期限と提出方法

提出期限

レポート1枚1枚には提出期限があります。その期限までにレポートを提出しなければいけません。レポートには、提出期限最終提出期限があり、最終提出期限に間に合わないと単位を落としてしまうので気をつけましょう。

提出方法

郵送する 学校の封筒を使って学校宛に送ります。
直接学校に持っていく 分からないところがあればその場で先生に質問することができます。
ネットで提出する パソコンやタブレットなどで学習してインターネットから提出ができます。

3通りあります。

ココに注意

レポートの空欄が多かったり、間違った答えが多いと再提出になってしまうので気をつけてください。再提出になってしまったら必ず最終提出期限までにレポートを提出するようにしましょう。レポートを提出する際は、日にちに余裕をもって提出できるといいですね。

スクーリング(面接授業)

スクーリングは面接授業とも言われていて簡単に言うと登校して授業を受ける日のことです。通信制高校でも、登校して授業を受けなければ単位を取ることはできません。また、学科以外のスクーリングもあるのでそちらも出席しなければいけません。

 

基本的にはレポートの作成とレポート提出が中心になりますが、提出したレポートが添削されて戻ってきたときに

「間違えたところが分からない」

「なぜ間違えたのか分からない」

といった、疑問を解決するのもスクーリングになります。

そこで気になるのが

スクーリングにはどのくらい通うのか

学科以外のスクーリングとは

という2点だと思います。

早速、この2つにつて説明していきます。

スクーリングの通う頻度

月に1日〜3日学校に登校する通信制高校がほとんどです。なかには、週に1日という学校や、毎日登校ができる学校や、3泊4日の合宿のような形で年に数回ある学校と、学校によって色々です。

学科以外のスクーリングについて

通信制高校の単位の仕組みでも説明しましたが、学科以外のスクーリングというのが、特別活動になります。ホームルーム学校行事生徒会活動に出席して単位を取得しなければいけません。卒業までに30時間以上出席することができればクリアになります。

 

単位取得になる活動
ホームルーム 学習指導、進路指導を行うことが多く、今後の進み具合の見直しなど。
学校行事   入学式、卒業式、文化祭、体育祭、修学旅行など

学校によっては、ボランティア活動などの行事を行っているところもある。

生徒会活動 生徒会に入ってイベントを企画したり、掲示物を作成したりする活動。

学校によっては、生徒会がなかったり、特別活動に含まれない場合もある。

どうしても行事に参加したくない方は、行事が少ない学校を選ぶことをオススメします。

単位認定試験

レポート提出とスクーリングに出席したら、その学習範囲の理解度をみるために単位認定試験がおこなわれます。この、単位認定試験に合格すると単位を取得することができます。

ここで気になるのが

単位認定試験の内容

不合格になったら

という疑問や不安だと思います。

それでは、この2つについ説明していきます。

単位認定試験の内容

単位認定試験は、レポートから出題されるみたいです。レポートが返されたら捨てないで残しておきましょう。そして、試験前の復習として見直しておくのがいいですね。また、先生によっては試験に出るところを教えてくれたりする場合もあるのでノートにポイントをまとめておくのがオススメです。

単位認定試験は、年に1〜2回おこなわれる学校が多く、出題範囲も広くなります。ですが、普段からしっかり勉強をしていれば問題を解くことができるので試験前の復習がとても大事です。

不合格になったら

通信制高校の試験の合格ラインは1年間で60点とされているそうです。例えば、1年間で2回試験がある場合は30点ずつとれば合格になります。もし点数が60点以下だとしても、レポート提出とスクーリングをこなしていればそれも評価につながり、単位をもらえる場合もあるみたいです。

もし、単位が取れなくても2、3年目にもう一度受講することもできます。ですが、レポートはもう一度はじめから提出しなければいけないし、出席したスクーリングも再受講しなければいけないので合格を目指して頑張ってください。

 

まとめ

それでは、最後にもう一度おさらいです。

通信制高校の単位の仕組み

・留年がない

・自分のペースで勉強ができる

・3年以上在籍すること+74単位以上取ること+30単位時間以上の特別活動

全てクリアできれば卒業ができる

通信制高校の単位の取り方

・レポート提出+スクーリングを受ける+単位認定試験を合格する

全てクリアできれば単位を取得できる

とても難しそうなイメージでしたが、しっかりと学習していれば単位取得もできそうだなと感じました。どの単位制の通信制高校も、この流れがほとんどだと思うので参考になれば幸いです。

 

 

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