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通信制高校のQ&A

通信制高校のレポートは難しい?内容や進め方を徹底解説!

高校選びで悩む親
通信制高校はレポートを出さないと卒業できないって聞くけど、どれくらい難しいの?

 

通信制高校を卒業するのに避けては通れないレポート。

これから通信制高校への入学を考えている人にとってはレポートが一体どんなものなのか知っておきたいですよね。

 

レポートってどんな内容で出るの?

難しかったらどうしよう...

レポートを提出できないと卒業できないの?

 

この記事では、このような通信制高校のレポートに関する疑問を徹底的に解説していきます。

 

この記事を読むとわかること

・通信制高校のレポートの難易度、内容、量、提出頻度

・レポートの進め方のポイント

・レポートに行き詰まった時の対処法

 

それでは、さっそく通信制高校のレポートがどんなものなのか詳しく見ていきましょう。

 

通信制高校のレポートは卒業に必須!

通信制高校を卒業するには、74単位以上を取得しなければいけません。

卒業に必要な単位を取得するためには以下の3つの要素が必要です。

・レポート提出

・スクーリング

・テスト

 

これら3つのうちどれか1つでも達成できていないと卒業することはできません。

つまり、卒業単位を取得するためにはレポートは非常に大切なものだということです。

 

高校選びで悩む親
ということは、やっぱり内容も難しいのよね・・・。

 

たしかに、重要と言われると、そんな簡単なわけがないと、思ってしまいますよね。

そんな不安を取り除くために、次の段落で、実際にレポートの難易度はどれくらいなのかを解説していきます。

 

通信制高校のレポートは難しい?

高校選びで悩む親
うちの子にレポートが書けるとは思えないわ。

レポートと聞くとなんだか難しそうな響きに聞こえますよね。

 

実際の通信制高校のレポートは難しくなく、教科書や教材の内容が理解できていれば簡単にできることがほとんどです。

学んだ内容以外のことはレポートに出てきませんので、難しく考える必要はありません。

 

そもそも通信制高校は、高校を卒業するために必要な学習を理解することを目的としてレポートが課せられているので、内容は基礎的で簡単なものが多いと考えておいて問題ありません。
教育カウンセラー

 

なので、勉強面で不安がある人や、全日制の学校や中学校で授業についていくのが大変だった人も、安心してください。

 

通信制高校のレポートの内容はどんなものがある?

ここでは、レポートの内容について詳しく解説していきます。

レポートの科目と回数

卒業単位の習得に必要なレポートとスクーリングの回数は学習指導要領によって定められています。

また、科目も同じく学習指導要領によって定められています。

 

学習指導要領によって定められているレポートとスクーリング

科目 レポート回数(回) スクーリング回数(単位時間*)
国語、地理歴史、公民及び数学に属する科目 3 1
理科に属する科目 3 4
保健体育に属する科目のうち「体育」 1 5
保健体育に属する科目のうち「保健」 3 1
芸術及び外国語に属する科目 3 4
家庭及び情報に属する科目並びに専門教科・科目 各教科・科目の必要に応じて2〜3 各教科・科目の必要に応じて2〜8

*1単位時間は50分として計算

 

通信制高校では最低限、これらの科目のレポートを作成し、提出することになります。

 

ただし、それに加えて各学校によって定められている科目がある学校もあり、その場合は、その科目の授業の分もレポートを提出します。
教育カウンセラー

レポートの形態

高校選びで悩む親
いくら簡単といっても、やっぱりレポートだから、文章をたくさん書かないといけないのよね?

 

レポートと聞くと文字がびっしり並んだ用紙をイメージしがちですが、通信制高校のレポートはそのような論文形式ではありません。

形態としては穴埋め形式の問題がほとんどなので、問題集のようなものを想像してもらうとわかりやすいかもしれません。

 

教科ごとにそれぞれ問題集があり、教科書を見ながら問題を解いていくという形になります。

教科書に沿って出題されるので、難易度も難しくありません。
教育カウンセラー

 

通信制高校のレポート提出頻度はどれくらい?

いくら、簡単とはいえ、提出期限はありますので、そこまでに、レポートを完成させる必要があります。

レポートの提出期限は各学校、各科目によって異なります。

 

通信制高校を卒業するために74単位以上の取得が必要であることは先にお伝えした通りですが、1年間に取得できる単位も学校によって上限が設けられていて、大体の学校では1年で30単位取得が上限となっています。

 

気になる1単位あたりのレポートの量ですが、レポート用紙2〜4枚程度であることが多いです。

 

これを踏まえて、提出頻度はどのくらいかを考えてみましょう。

提出頻度は科目や学校によりますが、1年で30単位を取得する場合、約3枚×30単位=約90枚1年間で作成するサポートの量ということになります。

90枚と聞くとかなり多いように感じてしまいますが、この30単位は1年間で取れる上限なので、多くてもこの程度であるので実際の量はもっと少なくなります。

 

仮に90枚であっても、単純計算で4日に1枚のペースで仕上げれば良いので、大きな負担になることはありません。普通に努力をすれば、卒業できないということはほぼありませんので、ご安心ください。
教育カウンセラー

 

毎日徹夜しないと終わらないような量を、提出しなければならない、ということはありませんので、ご安心ください。

 

レポートの進め方のポイント

「通信制高校 レポート」と検索すると、関連するキーワードの中には「通信制高校 レポート 間に合わない」「通信制高校 だらだら」といったネガティブなものも出てきます。

 

実際、通信制高校の学習は基本的に自主自習スタイルなので、自己管理ができないとレポートを進めるのも難しくなってきます。

やはり、自主学習となると自分でスケジュールも決めることができるので「明日でいいや」とつい先送りにしがちになってしまうのです。

高校選びで悩む親
それ、まさにうちの子だわ。

 

レポートの提出に関して、こんなツイートがあります。

 

https://twitter.com/ippecoppe_blog/status/1256505832604266496?s=20

 

やはり、締め切り日までにレポートをこなしていくのはかなり根気がいりそうです。

期日直前になって慌てて全部まとめてやる、なんてことはないように日頃からコツコツとレポートを作成させる必要があります。

 

これは通信制高校での学習において非常に重要なことなので、しっかり覚えておいてくださいね。

レポートを提出できないとどうなる?

レポートが提出期限に間に合わなかったり、提出ができない場合は単位を落とす可能性が高くなります

卒業に必要な単位が74単位以上と定められているので、単位の取得が遅れるとその分、卒業できる日も遠ざかってしまいます。

 

ただし、通信制高校は学年制ではなく単位制を採用しているので、一般に「留年」という概念はありません。

なので、卒業に必要な単位が足りていなくても留年はしませんが、高校の在籍期間は延びてしまうので、最短の3年で卒業するためにも計画的にレポートを作成させるようにしてください。

 

どうしてもレポートの自己管理ができない!そんな場合の対処法

高校選びで悩む親
管理したいけど、私も仕事しているから、つきっきりでは見られないし・・・。そもそも思春期で、なかなか私の言うことはきいてくれないのよね。

 

たしかに、家庭によっては、レポートの作成を見守り続けるのは難しいですよね。

そんな場合には次の3つの対処法を考えてください。

 

・スクーリング日数を増やす

・サポート校がある学校に入学する

・塾に通う

 

それぞれ解説していきます。

スクーリング日数を増やす

基本的に通信制高校の学習は自主学習ですが、スクーリングを含め、学校に登校する機会が年に何日か設けられています。

そこでレポートの進捗状況を見てもらい、レポート作成の際にわからなかったところを先生に質問することができます。

 

スクーリングなどの登校日は学校や学校の中のコースによって異なってきます。

年に1回4日間のみスクーリングを実施している学校もあれば、週5日型のコースを設けている学校もあります。

 

もし、自己管理ができないのであれば、スクーリング日数の多いコースを選ぶのが、良いでしょう。

そうすれば、学校でレポートの管理をしてもらえるので、提出できないということには、ほぼなりません。

サポート校がある学校に入学する

ただ、例えば学校が遠いなど、通うのがなかなか難しい場合もあると思います。

そういった場合には、サポート校がある学校に入学するのをオススメします。

 

サポート校と言われると、ちょっと分かりにくいかもしれませんが、簡単に言えば、学校の内容を教えてくれる塾です。サポート校は、その学校と提携関係を結んでいるため、学校のカリキュラムに沿った、指導をしてくれます。

 

サポート校は、基本的には学校とは異なる場所(またはオンライン)で、教えてくれるので、入学した場所が遠い場合でも、安心して対応してもらえます。また、学習面だけではなく、精神面でもサポートしてくれるのが、特徴です。

 

ただし、サポート校には、注意点が2点あります。

1つ目は、サポート校は学費がかかる点です。

サポート校は任意での入学になるので、通信制高校の授業料とは別途学費がかかってきます。

学校によっては通信制高校の授業料の中に含まれている場合もあるので、学校選びの際はぜひこの点にも注意してくださいね。

 

2つ目は、入れるサポート校はそれぞれの通信制高校が指定しているところのみという点です。

大半のサポート校は提携している通信制高校があるので、通信制高校によって入れるサポート校も異なってきます。

 

どのサポート校にも入れるというわけではないので注意しましょう。

高校選びで悩む親
サポート校は学習のサポートをしてくれるだけで、高校の卒業資格を与えてくれるわけではありません。勘違いしないようにしてください。

塾に通う

「サポート校に入りたいけど家の近くにない...」

「通っている高校には提携しているサポート校がない」

 

場合によってはこのような状況の人もいるかもしれません。

サポート校が家から遠い場合は、塾への入学を検討してみてはいかがでしょうか。

 

塾の場合は、精神面でのサポートという点ではサポート校より劣ってしまいますが、その代わり学習面でのサポートに強みがあります。

さらに、塾ではレポートに関する質問だけではなく、その他勉強に関する質問全般に対応してもらえます。

 

例えば、通信制高校のレポートをただこなしていくだけでは、高校を卒業するのに最低限必要な学力しか身に付けることはできません。

しかし、中には高校卒業後は大学への進学をしたいと考えている人もいますよね。

そんな人は大学受験対策の指導も並行してしてもらえる塾への入学も検討してみることをオススメします。

高校選びで悩む親
塾に通う場合は、費用はかかりますが、個別指導塾を選んでください。集団塾では、授業の内容を学校のものに合わせてもらうことはできません。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

この記事で解説した内容を振り返ります。

 

通信制高校のレポートのポイント

・卒業するには必ずレポート提出が必要

・教科書を見ながら穴埋め形式で解いていく。難易度は難しくない

・量は多くないが、計画的に作成を進めることが大切。期日はしっかり守る必要がある

・自己管理が難しいのであれば、サポート校や塾との併用も有効

 

通信制高校を卒業する上でレポート提出は非常に重要です。

3年で卒業したいという意思があればレポートを乗り切ることができるのであまり心配しすぎず、計画や目標を設定してコツコツ真面目に取り組んでいきましょう。

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