家から通える範囲内に学校があるのか心配だわ。
意外と広い広島県。
どのエリアにどんな通信制高校があるのでしょうか。
全日制と比べて登校日数の少ない通信制高校とは言え、できるだけ家から近いところに学校がある方が、何かと便利で安心ですよね。
そこで、この記事では以下の2点をご紹介します。
・広島県内の通信制高校一覧
・筆者のおすすめ高校3選
それでは、順に見ていきましょう。
目次
広島県の通信制高校一覧
ここでは、広島県に本校のある公立・私立の通信制高校、本校は県外にあるがキャンパスが広島県にある通信制高校について一覧にしています。
公立
広島県立東高等学校 《福山市木之庄町》 (協力校:世羅高等学校) (学習センター:三原、尾道) |
年間学費は約2.3万円。スクーリングは月に2回程度。進路相談を個別相談でサポートしている。 |
広島県立西高等学校 《広島市中区国泰寺町》 |
2021年3月に閉校。広島市立みらい創生高等学校に統合される。 |
広島市立みらい創生高等学校 《広島市中区大手町》 |
広島市内の定時制高校と通信制高校が一つの学校に再編成され2018年にできた新しい学校。自分の都合に合わせて定時制・通信制課程、どちらの科目を履修しても良い。 |
公立の良いところは何と言っても学費が安いという点です。
是非一度、検討してみてください。
私立
本校が広島県にある通信制高校
東林館高等学校 《福山市光南町》 (呉キャンパス:呉市阿賀南) |
「教育」「心理」「医療」が連携したサポート環境があることが特徴。一人ひとりの希望に合わせてタイムスケジュールを組めるため、理想のスクールライフを送ることができる。広島、呉、東広島等各エリアに提携のサポート校があり、本校への登校負担は軽減される。 |
並木学院福山高等学校 《福山市吉津町》 (学習センター:三原、倉敷) |
登校は自分の都合に合わせて週1、2、4日から選ぶことができ、就職・四年制大学進学・短大進学・専門学校進学等、希望の進路ごとにクラス分けされる。部活動も盛んでスクールライフが楽しめる。 |
並木学院高等学校 《広島市中区小町》 |
月に2回登校する通信コース、週に2日、5日登校するコースがあり、自分のペースに合わせたスタイルを選択できる。進学を目指す「アドバンスト専攻」、動物に関わる仕事がしたい人向けの「アニマル専攻」等のコースがある。 |
広島工業大学高等学校 《広島市安佐南区伴北》 |
「森の学校」をコンセプトに自然を生かしたプログラムや自分についての学びを深めるキャリアデザインが特徴。チューターや進路担当をはじめ、カウンセラーや教科担当の先生等、誰にでも相談できる体制が整っている。 |
本校は県外にある広域性の通信制高校
飛鳥未来高等学校 (広島キャンパス:広島市南区松原町) |
多彩な専門分野の選択コースやトライアル授業があることが特徴。通学スタイルも年間20程度スクーリングするスタイルから週5での登校スタイルと、いろんなタイプが準備されている。ネット学習はなく、現実のスクールライフを大事にしている。 |
N高等学校 (広島キャンパス:広島市中区大手町) |
出版業界の老舗KADOKAWAとその子会社でニコニコ動画を提供するドワンゴが創立した話題の通信制高校。多様な学びができることや、ネットを駆使した部活やイベントが斬新でオリジナリティあふれる教育を受けることができる。 |
NHK学園高等学校 (県立広島国泰寺高校) (中国四国集中スクーリング:江田島市) |
日本初の広域性通信高校。専門分野の扱いがなく、普通科のみで学習の幅は広くないが、ネットを活用した学習コースと登校しながら学習できるコースがあり、自分の都合に合わせたスクールライフを送ることができる。 |
鹿島学園高等学校 (福山キャンパス:福山市笠岡町) (東広島学院:東広島市西条) (呉キャンパス:呉市西中央) (安佐キャンパス:広島市安佐南区緑井) (広島中央キャンパス:広島市中区小町) (こうわ高等学校:安芸郡府中町青崎南) (広島廿日市キャンパス:広島市佐伯区美の里) |
本校は茨城県。広島県内に数カ所ある学習センターに週1~5日通学して、好きなタイムスケジュールで学習。スマホで学習とレポート提出ができる。 |
クラーク記念国際高等学校 (広島キャンパス:広島市中区西白島町) |
日本で6校目の広域性通信制高校で、歴史ある北海道の学校。英語教育や大学進学に実績がある。広島キャンパスでは、週5日の全日制「総合進学コース」、週1日登校の「ウィークエンドコース」、月1~2回登校「在宅コース」があり、途中でコース変更も可能。 |
興譲館高等学校 (福山キャンパス:福山市城見町) |
福山にキャンパスがあり、通いながら学習できる。ネットでは、受講からレポート提出までを行うことができて便利。スクーリングは岡山県の本校と瀬戸内海の飛島の豊かな自然の中で合計7日間の集中スクーリングとなる。 |
精華学園高等学校 (広島校:広島市東区若草町) (東広島校:東広島市西条岡町) |
専門分野を学べるコースが多彩。ネットコースもあり、タブレットPCを無料配布するという嬉しい制度もある。全国各地にあるキャンパスがスクーリング会場となるため、本校がある山口県まで行く必要がない。 |
星槎国際高等学校 (広島学習センター:広島市西区南観音町) |
週3~5日で登校するコースをはじめ、土曜コース、イブニングコース、オンラインコースもあり、自分の都合にあわせて学ぶことができる。職業体験やゼミ学習が特色で、多彩なジャンルから選んで学ぶことができる。 |
第一学院高等学校 (広島キャンパス:広島市東区若草町) |
13の選べるコースがあり、進学実績も豊富。広島キャンパスでは、「標準コース」「特別進学コース」等5つのコースから選ぶことができる。 |
日本ウェルネス高等学校 (広島キャンパス:広島市安芸区中野) |
学力に不安のある方でも安心の学習システムを採用。少人数制ならではのマンツーマン指導やコミュニケーションを大切にしている。広島キャンパスでは、「総合コース」「スポーツ専攻」のコースが選択でき、登校スタイルは、週に2日か5日、在宅コースを選ぶことができる。 |
ヒューマンキャンパス高等学校 (広島学習センター:広島市中区鉄砲町) (広島第二学習センター:広島市中区鉄砲町) (福山サポート教室:福山市昭和町) |
多彩な専門コースと豊富な登校スタイルがあることで有名な通信制高校。広島キャンパスでは、進学・心理・美容・芸能・アニメ等の分野を学ぶことができる。 |
屋久島おおぞら高等学校 (広島キャンパス:広島市中区橋本町) (福山キャンパス:福山市三之丸町) |
集中スクーリングは自然が美しい屋久島でのスクーリングで年に一度。通学コースは指定サポート校への入学が必要となり、広島県内には広島、福山にサポート校がある。 |
ルネサンス大阪高等学校 (広島受付・相談センター:広島市佐伯区五日市駅前) |
最先端のネット学習を提供しており、スマホ・PC・タブレットで学習とレポート提出ができる。スクーリングは大阪にある本校で、最短年4日でOK。 |
おすすめ通信制高校3選
公立は広島・福山各エリアに1校ずつですので、公立志望の方はおのずと志望校が決まってくると思います。
そこで、ここでは私学のおすすめ通信制高校を3校ご紹介します。
本校が広島県にある高校と、広島キャンパスに通う広域性の通信制高校とでは、どちらが良いでしょうか。
一概に「どちらが良い」と言うのは難しいですが、私のおすすめは本校に通える学校です。
その理由は、本校には、スタッフや施設が一番充実していて、本校ならではのサービスがそろっているからです。
広島エリアで通うなら…<並木学院高等学校>
広島市内の中心部に校舎を構える並木学院高等学校。
週に2日または5日で登校するコースから、ネット学習が中心の通信コースがあり、自分の都合にあわせたスクーリングが可能です。
学べる内容は、高校の一般科目を総合的に学ぶ「一般クラス」から、部活動としてスポーツや文化活動に打ち込んで文武両道を目指す「アクティブ専攻」、進学を目指して小論文や面接対策も行う「アドバンスト専攻」までさまざま。
珍しい専門コースに「アニマル専攻」があり、広島アニマルケア専門学校と提携した環境で、ドッグトレーニングを学ぶことができます。
登校ペースや選択コースは、その時の自分の環境にあわせて変更することができるのも特徴の一つ。
不安があるはじめのうちは、週に2回登校、慣れてきたら5回に増やすというような選択ができるのも安心ですね。
また、先生も生徒思いな方が多いと評判のようです。
実際の口コミを紹介します。
学校に通えなくなっても先生がサポートしてくれたり、先生との距離が近い学校です。
〈卒業生〉
休むと先生からすぐに電話がかかってくるし、先生の熱心さはいいと思います。
〈保護者〉
先生の評価は、相性もあるので人によって違ってくると思いますが、学校のブログにも、
並木学院の最大の特徴が、「先生」だと思います。教育の環境、質などは「先生」によって決まると思います。並木学院の先生はとにかく「一生懸命」。その生徒一人一人を思い、寄り添いながら成長していけるよう指導していきます。
とあるので、学校側も先生の熱心さは自信のあるポイントのようです。
並木学院高等学校の部活動が盛んなことは前述の通り。
高体連や高文連にも加盟しています。
そして、その他の学内イベントが賑やかなことも特徴の一つです。
「並木祭」と呼ばれる文化祭をはじめ、クラスマッチや球技大会、2019年は創立以来初となる体育祭も行われました。
勉強の他にも、スクールライフを思いっきり楽しみたい!という人におすすめできる通信制高校です。
福山エリアで通うなら…<東林館高等学校>
福山駅徒歩圏内の便利な場所に位置している東林館高等学校。
学力面、精神面ともにしっかりしたサポート体制を整えていることが最大の特徴です。
「心理」と「医療」の専門スタッフも控えており、発達障害や不登校を経験したことのある人も安心して学校生活を送ることができます。
担任の先生は、在学中ずっと変わらない個別担当制。
週に1回程度カウンセリングできる機会も設けられています。
そのため、生徒それぞれの事情や希望に合わせてタイムスケジュールを組むことができます。
通学は週に1日から自由に選べるので、登校に不安がある人はまずは週1日からゆっくりスタート、徐々に登校日を増やしていきたいと思えば、そのようにすることができるので安心です。
もちろん、週に5日毎日登校することも可能。
さらに進学を目指したいという人には「受験対応個別指導コース」もあるので、学科の受験勉強や小論文の対策をすることができます。
進学先は、国公立の四年制大学や難関私学大学の名前も並んでおり、先生と二人三脚で志望校を目指す様子が伺えます。
東林館高等学校では、自由参加の学校行事やサークル等も充実しています。
学校行事は、「趣味の会」という名で月に1回、ボウリングやキャンプ、スキースノボ合宿等、誰にでも楽しめる内容で開催。
生徒や教師が親睦を深める場となっています。
サークルや講座は、英会話やボランティア、運動、プログラミング等、たくさんのジャンルが揃っています。
活動を通して先生や仲間との交流ができることはもちろん、とことん打ち込んで熱中できることに出会えるかもしれません。
すべて参加は任意というところが、無理やり感がなく、嬉しいですね。
このように、自分のペースにマッチした環境で、先生のサポートを受けながら高校生活を送りたいという人には、東林館高等学校がおすすめです。
ネットを使って自宅で学びたいなら…<N高等学校>
必要要件さえ満たせば卒業できる通信制高校だから、できる限り登校はせずに、ネットで学習したい。
でも何か目新しさや楽しさも欲しい。
そんな方におすすめの高校がN高等学校です。
N高等学校ネットコースの最大の特徴が「アドバンスドプログラム」。
オプションの専門分野として、以下のような分野の授業が完全無料で受講できます。
・大学受験対策
・プログラミング
・WEBデザイン
・文芸小説創作
・DTM、ボーカロイド
・中学復習
・海外大学国際教育プログラム
など
いろんな専門分野を学ぶことができる通信制高校はたくさんありますが、ほぼ必ずと言っていいほど追加で授業料がかかります。
無料でこれだけたくさんの分野の授業を受けることができる学校はおそらく他にはないでしょう。
また、インターネットの特性を最大限に生かして、斬新な取り組みを行っていることでも話題です。
入学式はVRで。
文化祭はニコニコ超会議。
遠足はドラゴンクエストでネット遠足。
部活は、起業部・投資部・eスポーツ部等が珍しいネット部活。
さらに、生配信の授業ではまるでニコニコ生放送。
授業をオンラインで受けている生徒のコメントが画面に次々と流れて、「授業なのに楽しい」という口コミもありました。
この高校でしか経験できないことが目白押しです。
そして、N高ならスクーリングも広島でできます。
2020年4月に広島キャンパスが開校しました。
これにより、年に1回5日程度のスタンダードスクーリング(1年・3年次)を広島市で受けることができるようになっています。
ただし、2年次のプレミアムスクーリングは沖縄本校で行うことになっていますので、注意が必要です。
ですが、沖縄でのスクーリングならではの農業体験やレクリエーションも用意されているようですので、こちらも魅力的ですね。
スクーリングの負担が少なく、わくわくするような面白いネット学習をしたい!と思っている人にはN高等学校がおすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この記事では、広島県に拠点がある通信制高校を紹介してきました。
ポイント
・公立は広島エリアと福山エリアに1校ずつ
・私学は17校あり、さまざまな特徴がある
・広島エリアでおすすめの私学は、充実したスクールライフが魅力な並木学院高等学校
・福山エリアでおすすめの私学は、サポート体制が整っている東林館高等学校
・ネットコースがおすすめの私学は、斬新な取り組みが豊富なN高等学校
広島県は中国地方の主要地で人口も多いため、通信制高校の選択肢も多くあります。
しっかり比較して、どんな通信制高校が自分に合っているか、調べてみてください。
きっとあなたにぴったりの通信制高校が見つかるはずです。