通信制高校のQ&A

【通信制高校に年齢制限!?】年齢について法律を交えて解説!

通信制高校を検討している方、または在籍中の方、

「通信制高校って年齢制限あるのかな?」

「どのくらいの年齢の人がどれだけいるんだろう…?」

などと思ったことはありませんか?

 

通信制高校はご存じの通り、社会人の方や主婦の方、シニアの方まで様々な人が在籍しています。

ズバリ、年齢に上限はありません。

高校選びで悩む親
上限?ということは下限は?? 何歳でも良いのかしら?

 

このような疑問をお持ちのあなたに、この記事では

記事の内容

  • 通信制高校の年齢制限について
  • 通信制高校に在籍中の生徒の年齢について

この2点に焦点を当て、法律のことも含めてわかりやすく解説していきます。

 

通信制高校に年齢制限ってあるの?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

答えは、『下限はあるが、上限はない』ということになります。

この下限と上限についてそれぞれ解説します。

高校に入学する条件 “ 年齢の下限 ” について

まず日本では、そもそも高校に入学するための資格が“学校教育法”という法律で決められています。

これは通信制高校に限らず、全日制高校でも定時制高校でも同じ条件です。

高等学校入学資格は、以下のいずれかに該当する方に認められます。

1.中学校、特別支援学校の中学部等を卒業した者、又は中等教育学校の前期課程を修了した者(学校教育法第57条)
2.外国において、学校教育における9年の課程を修了した者(学校教育法施行規則第95条第1項)
3.在外教育施設(中学校と同等であると指定された課程)を修了した者(学校教育法施行規則第95条第2項)
→認定した在外教育施設の一覧
4.文部科学大臣の指定した者 (学校教育法施行規則第95条第3項)
→昭和二十三年文部省告示第五十八号(学校教育法施行規則第六十三条に規定する高等学校入学に関して中学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者)
5.就学義務猶予免除者等の中学校卒業程度認定規則(昭和41年文部省令第36号)により、中学校を卒業した者と同等以上の学力があると認定された者 (学校教育法施行規則第95条第4項)
→就学義務猶予免除者等の中学校卒業程度認定試験
6.その他高等学校において、中学校を卒業した者と同等以上の学力があると認めた者(学校教育法施行規則第95条第5項)

 

引用:「文部科学省HP 高等学校入学資格について」

 

長いのでまとめます(笑)

  1. 中学校を卒業している者(卒業見込みも含む)
  2. 中学校を卒業した者と同等以上の学力と認められた者
  3. 外国で学校教育における9年の課程を修了した者

このようになります。

 

さらに、日本では小中の義務教育に関して基本的に飛び級が認められていません。

つまり、必然的に高校への入学は『15歳以上』となります。

高校に入学するための条件(年齢の下限)は、『中学校を卒業した15歳』であることがわかりますね。
教育カウンセラー

高校に入学する条件 “ 年齢の上限 ” について

先程、年齢の下限について解説しましたが、上限についてはどうでしょう。

学校教育法に定められた高校への入学資格の中には年齢の上限についての記載はありません。

ですから、高校への入学は15歳以上であれば何歳でも大丈夫です。
教育カウンセラー

 

通信制高校にはなんと80代の方もいらっしゃるようです。年齢を重ねても学習したいという気持ちは見習いたいですね。

「若い時に高校を卒業しておけばよかったな」なんて思っている方も通信制高校であれば高卒の資格を得られるチャンスがあります。

人生100年時代といわれていますから、何歳であろうとチャレンジできる場として通信制高校は貴重な存在といえるでしょう。

注意しないといけないこと

通信制高校には年齢制限がないことがわかりました。

ここからお伝えすることは、年齢そのものには関係ないのですが、ちょっと注意しなくてはいけないことがあります。

それは、在籍期間の上限についてです。

通信制高校は卒業の条件として「3年以上の在籍」がありますが、在籍期間の上限は基本的にはありません。何年在籍していもOKということになります。

しかし、高校での活動実績が増えないままの「休眠生」が問題視され、通信制高校によっては在籍期間の上限を設けているところも増えてきました。上限を6年または8年としている学校が多いようです。

ですから、通信制高校は年齢に上限かないからといってのんびりと構えていると在籍期間を超えてしまい卒業できなくなる可能性もあるので注意しましょう。

 

通信制高校に在学する生徒の年齢別の割合は?

 

 

 

 

 

 

 

 

通信制高校には年齢の上限がないことがわかったところで、

「じゃあ、実際に何歳くらいの人がどの程度いるのかな?」「自分と同じ年代の人はどのくらいいるんだろう」と思いますよね。

文部科学省が行っている、学校基本調査のデータ(2019年)を公立校と私立校に分けて見てみましょう。

公立の通信制高校 年齢別生徒数と割合

年  齢 生 徒 数 割  合
56,373人 ーーーーーー
15歳 4,356人 7.7%
16歳 6,923人 12.3%
17歳 9,684人 17.2%
18歳 7,377人 13.1%
19歳 4,905人 8.7%
※15~19歳 33,245人 59.0%
20~24歳 12,962人 23.0%
25~29歳 4,531人 8.0%
30~39歳 3,803人 6.8%
40~49歳 1,062人 1.9%
50~59歳 438人 0.8%
60歳以上 332人 0.6%

公立の通信制高校ではこのような年齢の割合になっています。

この表をもとに平均年齢を計算すると、およそ21歳です。

10代の生徒が約6割と半数以上は10代であることがわかりますが、平均年齢をみても、俗にいう『現役高校生』よりも少し年上の方が多い印象です。

私立の通信制高校 年齢別生徒数と割合

年  齢 生 徒 数 割  合
141,323人 ーーーーーー
15歳 33,170人 23.5%
16歳 42,173人 29.8%
17歳 49,489人 35.0%
18歳 8,645人 6.1%
19歳 2,807人 2.0%
※15~19歳 136,284人 96.4%
20~24歳 3,177人 2.2%
25~29歳 790人 0.6%
30~39歳 626人 0.4%
40~49歳 304人 0.2%
50~59歳 73人 0.05%
60歳以上 69人 0.05%

私立の通信制高校はこのような割合です。

この表をもとに平均年齢を計算するとおよそ17歳ということがわかります。

10代の生徒が96%ということや、18歳以降の割合がガクッと下がっていることから、「現役高校生」が圧倒的に中心になっていますね。

公立高校と比較すると10代の割合いが大きいことがわかります。

公立の通信制高校と私立の通信制高校を合わせた平均年齢はおよそ19歳です。
教育カウンセラー

 

通信制高校の年齢別生徒数からわかること

通信制高校に通う生徒数は増加傾向にあり、年齢は若年化しています。

通信制高校自体も増えてきました。

先程見てきたように、平均年齢は19歳。私立の通信制高校は現役高校生世代がほとんどです。

こういった背景には

  • もともと勤労青年のための学校だったが、勤労青年がいなくなった
  • 不登校や中退者などに対応する場としてニーズが増えた
  • より今の現役高校生世代のニーズにあったカリキュラムやコース展開

このようなことがあるようです。

とはいえ、割合は少なくても20歳以上の方も多く在籍していることがわかります。ですから「この年齢で高校に行くのはどうなんだろう」という思いがある方は気にしなくても良いでしょう。同じ通信制高校ではないにしろ、日本のどこかに同じ年代の人が頑張っていると思うと心強いですよね。

通信制高校にもよりますが、基本的には自学自習ですし、通学日数は少ないですからやはり年齢は気にする必要ななさそうです。もし、「それでもやっぱり周りから浮きたくないな」と思う人は平均年齢の高い公立の通信制高校を検討してみるのも良いかもしてません。

一番大切なことは、通信制高校に通う目的や目標を持っていることです
教育カウンセラー

 

通信制高校の年齢に関するまとめ

いかがだったでしょうか。ここまでの記事をまとめます。

ま と め

  • 通信制高校は、中学校を卒業した15歳以上であれば何歳でもOK
  • 現役高校生の年代が多くなってきているが、80代までの人が在籍している。
  • 年齢は気にすることなく自分の目標を持っていることが大切

通信制高校の年齢について疑問を持っていた方のお役に立てれば幸いです。

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