実はこのように不登校の原因が先生という例は少なくありません。
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そういえば、不登校になった原因の先生(5年生の時の担任)をつれて4年の担任が来たねw1時に来て学校にもう一度来てとかいろいろ言われて、気付いたら7か5時になってて、いつの間にか泣いてたw先生に謝られたけど、やっぱ行くのは嫌だったなぁ~ww
— 裕次郎 (@yojirofack) May 16, 2020
子供にとって、担任の先生はすべてのことを相談しなければならない人です。そんな人が嫌な人だとなれば、学校に行きたくたくなるのは当然のことでしょう。
では、そんな時保護者の方はどうすればよいのでしょうか。
この記事では、不登校の原因が先生にある場合に保護者の方が力になれることを解説します。
この記事を読んで少しでも不登校のお子様とその保護者の方のお役に立てれば幸いです。
目次
不登校の原因が先生に。最初に辛い事実があります。
先生も人間ですから、生徒との相性が合う・合わないはもちろんあります。
それは学校に通った誰しもが経験してきたであろうことで、ごく自然なことです。
残念ながら、担任の先生との相性が合わず、どうしても学校に通うことができなくなってしまうお子様もいます。
このような場合に、まずお子様・保護者の方ともに認識しておかないといけないのは、担任の先生は原則3月まで変わることはないということです。
つまり、お子様がいくら別の先生に担任についてもらいたいと願っても、それは残念ながら叶うことはできません。
不登校の原因が先生にある場合、親にできることは?
担任の先生は原則3月までずっと変わらないことをお伝えしました。
では、担任の先生との相性が原因でお子様が不登校になってしまった場合、保護者の方はどのように対処すれば良いのでしょうか。
まずは子供に寄り添う
まずは、学校に行けなくなったお子様に対して寄り添いましょう。
お子様のお話に耳を傾け、一緒に悩んであげてください。
不登校のお子様は、自分が学校に行っていないことに対して様々な不安を抱えています。
「遅れてしまった勉強どうしよう」「友達には会いたいけどみんなは自分のことをどう思っているんだろう」「このまま不登校が続いていくのだろうか」
おそらくこのような不安を抱えているお子様がたくさんいると思います。
そんなお子様に対して、できるだけ共感をしてあげることが大切です。
そして、共感にプラスして、お子様が安心できるような一言を添えてあげるとなお良いです。
例えば、「勉強が遅れているのしんどいよね」だけではなく、「勉強が遅れているのしんどいよね。無理に学校に行かなくてもいいから、家で少しずつワークを進めようか」と提案します。
もし自主学習がうまくいかないようであれば、「自分で勉強するのは難しいことだから、ここは塾で教えてもらうのはどうかな?」と提案してみるのも良いでしょう。
お子様は先生に対して不満や不信感を感じており、何かしらの悩みは抱えているので、悩みを聞き、共感し、フォローしてあげるとお子様の不安を和らげることができます。
その際に、保護者の方ご自身も一人の人間で、自分自身も悩みながら生きていると言うことをしっかり伝えておきましょう。
これを伝えることは非常に意味のあることで、重要なポイントです。
保護者の方も今まで様々な悩みを抱えて生きてきた方がほとんどだと思います。
そんな風にして悩みながら生きてきたことを今現在悩んでいるお子様に対して伝えてください。
例えば、学校を卒業して会社に入っても人間関係には悩んできたこと。
「悩んだときはこんな風に人に相談して乗り越えてきたんだよ」
と話してあげると、もしかするとお子様は「自分にも乗り越えることができるかも」と希望を持ってくれるかもしれません。
親子の信頼関係を築くことで「家は安心できる場」となります。
学校に行くことができない不登校のお子様にとって家は1日のほとんどの時間を過ごす大切な空間です。
なので、その大事な空間を作るためにも親子の信頼関係を築くのは非常に大切だということです。
ぜひ保護者の方ご自身の体験談や悩みをお子様と共有し、どう乗り越えてきたかを伝えてあげてください。
先生とはできるだけ良好な関係を保つよう努める
保護者の方がお子様のことについて一生懸命になるあまり、先生と衝突し、間に入った教頭や学年主任とも関係が悪化する場合があります。
保護者の方まで先生や学校との関係が悪化してしまうと、お子様自身が学校に復帰するのが非常に難しくなってしまいます。
そうなることを防ぐためにも、先生に対してむやみにクレームをつけるなどして学校に文句を言うのはできれば避けることが無難です。
もちろん、明らかに先生が悪い場合も考えられます。
そのような場合に学校に対して話をするのは問題ありません。
ですが、どちらが悪いわけでもなくただ単に先生とお子様の相性が悪い場合は、お子様が学校に復帰しやすいよう、できるだけ先生とは良好な関係を保っておきましょう。
先生と良好な関係を保つと、もしお子様と先生と保護者の方の3者面談を行うとなった場合でも、面談をしやすくなりますし、面談がしっかりできればもしかするとお子様も学校に復帰しやすくなるかもしれません。
そのためにも、保護者の方はできるだけ先生と良好な関係でいることが良いでしょう。
子供と先生の間に立つことを意識する
上記2点を踏まえた上で保護者の方に意識していただきたいのは、お子様と先生の間に立つことです。
どちらか一方だけを責めず、両者の中間に立つことを意識していただきたいのです。
先生に対して一方的にクレームを入れるのではなく、できるだけ良好な関係を持つことに努めましょう。
お子様に原因があると感じた場合でも、お子様を一方的に叱るのではなく、しっかり話を聞き、寄り添ってあげることが大切です。
この時避けて欲しいことは、先生の悪口をお子様の目の前で言うことです。
先生の悪口をお子様と一緒になって言ってしまうと、お子様は先生に対する不満や不信感がさらにつのります。
不満や不信感がつのりにつのって最終的には修復が不可能な段階にまで関係が悪化してしまう恐れがあります。
こうなるとお子様の学校復帰はさらに遠のいてしまうので、お子様の目の前で先生の悪口を言うのは控えましょう。
不登校の期間はできるだけ外の世界とつなげる
不登校期間はどうしても家から出る機会が少なく、お子様によっては完全に部屋に閉じこもってしまうというケースもあります。
そんな期間が続くと外の世界とつながる機会がなかなかありません。
外の世界とのつながりがなくなってしまうと、学校への復帰も難しくなってしまいます。
そうなることを防ぐために、お子様を意識的に外の世界に触れる機会をつくってあげてください。
難しく考える必要はありません。
保護者の方と一緒に外に散歩に行ったり、スーパーへ買い物に行ったり、ジョギングをするだけでも十分です。
さらに、1日外に出ていないと体力も落ちてくるので、外の世界につながりつつ体を動かす機会があればベストです。
お金はかかりますが、ジムに通ってトレーニングをしたり、習い事としてダンスを習ったり、温泉や銭湯に体を温めに行くのもオススメです。
このとき、一人で行ってらっしゃいではなく、できれば保護者の方も一緒に取り組みましょう。
保護者の方と信頼関係を築くことの大切さは先にお伝えした通りですが、悩みを聞き、フォローするだけではなく、このように何かを一緒に取り組む、楽しむという行為もお子様との信頼関係を築くのに有効です。
通信制高校を検討する
冒頭でお伝えした通り、よほどのことがない限りは担任の先生が変わることはありません。
少しの間学校を休み、その後落ち着き、また学校に復帰することができるならそれに越したことはありませんが、そうはいかない場合も考えられます。
学校に行けない期間が続くと、中学校の場合は義務教育なので卒業することができますが、高校の場合は義務教育ではないので卒業できず、留年してしまう恐れがあります。
留年しても、お子様の登校拒否が続く限り、次の年に卒業ができる保証はありません。
そのような、どうしても学校に行けない場合に検討していただきたいのが通信制高校です。
通信制高校はほとんどの学校で編入学・転入学ともに行っているので、現在高校生のお子様も通信制高校に入学することができます。
そして、通信制高校は不登校を経験したことのある生徒がたくさんいるので、先生も親身になってサポートをしてくれる学校がほとんどです。
さらに、学校によっては週何日登校するか選ぶことができるので、自分のペースで学習を進めながら卒業することができます。
通信制高校の中には、不登校改善率をウリにしている学校もあります。
例えば、わせがく高等学校は89.2%の不登校改善率を誇っています。
わせがく高等学校に限らず、実際に通信制高校に通って不登校を改善できた人はたくさんいます。
【定期】起立性調節障害(OD)患者です。不登校をして全日制の高校をやめて通信制の高校を卒業。今は全日制大学に通っています。同じ病気の方、この病気が気になる方は気軽にお声をかけてください!
— はなっち@起立性調節障害 (@ODkiritusei) May 20, 2020
おめぇのことなんざ知らねぇよ!!
って人のために簡単に説明すると高校入ってからうつになって不登校になっちゃったから通信制高校に転校からの今は状態もだいぶ回復して夢に向かってバイト中
(バイトでまた気分が落ち込んでるのは内緒)— Ruby minor@女声練習中 (@Ruby_minor417) May 19, 2020
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、不登校の原因が先生にある場合に保護者の方はどのようなことをしてあげたら良いかについて解説しました。
不登校の原因が先生にある場合に保護者がしてあげられること
・まずは子供に寄り添う。その時に、保護者の方自身も悩みながら生きてきたことを話してあげる
・先生とはできるだけ良好な関係でいる
・子供と先生の間に立つ。この時、子供の前で先生の悪口を言わない
・不登校中はできるだけ外の世界につなげてあげる
・どうしても学校に復帰できない場合は通信制高校への入学を検討する
不登校のお子様をすぐに学校に復帰させることは簡単なことではありません。
だからこそ慎重に、そして丁寧にお子様と向き合い、乗り越えていただけたらと思います。