鹿島学園高等学校は茨城県にある全日制の私立高等学校が運営している通信制の学校です。
「カシマの通信」と呼ばれ、全国になんと300か所以上の学習センターが点在しています。
自分の好きなペースで登校日数が選べる学習スタイルが特徴で、10以上の専門分野から選べるオプションコースがあるのも人気の秘訣。
そんな人気のある鹿島学園高等学校ですが、コースや校舎が多いことから
「そもそも学費はどれくらいなの?」
「校舎やコースによって学費は違うの?」
「学費免除なんて制度はないの?」
といった疑問が出てくると思います。
そこで今回は、
・鹿島学園高等学校の学費
・鹿島学園高等学校の校舎やコースごとの費用の違い
・鹿島学園高等学校に学費免除の制度があるのかどうか
といった疑問について、徹底解説します。
目次
鹿島学園高等学校の学費はいくら?
ではさっそく鹿島学園高等学校の学費について、解説していきます。
鹿島学園高等学校の学費は次の通りです。
1年目
(25単位履修する場合) |
3年間通った場合
(74単位履修の場合) |
|
入学金 | 50,000円 | 50,000円 |
授業料:1単位につき7,000円 | 175,000円 | 525,000円 |
施設費:年間24,000円 | 24,000円 | 72,000円 |
教育拡充費:年間17,000円 | 17,000円 | 51,000円 |
合計 | 266,000円 | 698,000円 |
この費用に関しては、全てのコース・校舎で共通です。鹿島学園高等学校に入学した時点で必ず発生する費用だと思ってください。
たしかに金額だけ言われてもわかりにくいですよね。
結論を言うと、鹿島学園高等学校の学費は安いと言われています。
鹿島通信めっちゃ安いぞ
— う だ い (@udai_slp99) August 24, 2016
一般的に私立通信制学校の学費の平均相場は1年間に30万~80万くらいと言われていてます。
それと比べれば、安いのは事実でしょう。
ただし、基本の学費以外に、選ぶコースや通う校舎によって、別途費用がかかる仕組みとなっています。
コースや校舎別の費用については、次の段落で詳しく解説していきます。
鹿島学園高等学校の学費はコースや校舎によってどれくらい違うの?
たしかに校舎ごとに学費が異なる高校ってなかなかないですよね。
ここからは、コースや校舎ごとの学費の詳細について、もう少し詳しく解説していきます。
そもそも、鹿島学園高等学校には、自分のペースに合わせて学べる学習スタイルがいくつかあります。
まずは、そのコース内容を簡単に説明してきましょう。
学習スタイル | 内容 |
週2~5日コース | 週に2~5日、自分で日数を決めて、学習センターに通学し指導を受けるコース。「学習に集中したい」「生活リズムを整えたい」「高校生活を楽しみたい」という方におすすめ。 |
週1日コース | 週に1日学習センターに通学し、指導を受けるコース。「まずは週1で学校に通うことを慣れていきたい」「趣味を楽しみながら学習していきたい」という方におすすめ。 |
自宅学習コース | 年間数回のスクーリング以外は自宅で学習するコース。「自分のペースで指導を受けたい」「近くに学習センターが無いけど鹿島に通いたい」「働きながら高校を卒業したい」という方におすすめ。 |
個人指導コース | 学習センターにて、希望の時間に個人指導を受けるコース。「自分のペースで指導を受けたい」「先生と1対1でしっかりと学びたい」という方におすすめ。 |
家庭教師コース | 講師が自宅に来て指導するコース。「自宅でしっかりとした指導を受けたい」「外出が難しいけど直接指導してほしい」という方におすすめ。 |
ネット指導コース | パソコンやタブレット、スマホを使用し、ネットテレビ電話を利用しながら指導を受けるコース。「好きな時間に好きな場所で学習したい」という方におすすめ。 |
全寮制(千葉県いすみ市)
※鹿島学園高等学校のみ |
宿泊生活を送りながら学習を進めるコース。寮がある千葉県いすみ市は海と山に囲まれた自然豊かな場所。「ゆったりと過ごしながら学習したい」「近くに学習センターはないけど、しっかりと指導を受けたい」という方におすすめ。 |
通信制高校と言われると、自宅学習がメインのように感じてしまうかもしれませんが、毎週しっかり通学するコースが充実しているのが、鹿島学園高等学校の特徴です。
そして繰り返しになりますが、鹿島学園高等学校の学費はコースごとはもちろん、校舎によっても異なります。
同じコースであっても、立地や条件によって、最大10万円程度の違いがあります。
では具体的にどれくらい学費が異なるのか、
・北千住キャンパス
・三宮キャンパス
・所沢キャンパス
・品川キャンパス
について、それぞれ見ていきましょう。
北千住キャンパス
東京都にある北千住キャンパスは、週2日コース、週3日コース、週4日コース、週5日コースがメインのキャンパスとなります。
その他、要相談になりますが、週1日コースと自宅学習コースも準備されています。
各コースの学費は次のとおりです。
北千住キャンパス | 週2日コース | 週3日コース | 週4日コース | 週5日コース | 週1日コース | 自宅学習コース |
通学費(年間) | 150,000円 | 200,000円 | 250,000円 | 300,000円 | 100,000円 | 80,000円 |
基本の学費 | 266,000円 | 266,000円 | 266,000円 | 266,000円 | 266,000円 | 266,000円 |
合計 | 416,000円 | 466,000円 | 516,000円 | 566,000円 | 366,000円 | 346,000円 |
当然といえば当然なのですが、通えば通うほど学費が高くなることがわかります。
そしてこれが、通信制の鹿島学園高等学校に通う上では標準的な学費だと考えてください。
三宮キャンパス
兵庫県にある三宮キャンパスの場合、学習スタイルは週1日コース、週2日コース、週3~5日コース、ネット指導コースの4つの学習スタイルから選ぶことができます。
各コースの学費は次のとおりです。
三宮キャンパス | 週1日コース | 週2日コース | 週3~5日コース | ネット指導コース |
教育振興費 (1年目) | 30,000円 | 30,000円 | 30,000円 | 30,000円 |
通学費(年間) | 110,000円 | 152,000円 | 214,000円 | 214,000円 |
検定料(1年目)※週3~5日のみ | ー | ー | 10,000円 | ー |
基本の授業料 | 266,000円 | 266,000円 | 266,000円 | 266,000円 |
合計 | 406,000円 | 448,000円 | 520,000円 | 510,000円 |
週3日でも5日でも、学費は変わらないのね。
その通りで、三宮キャンパスでは週3日〜5日コースは全て同じ学費になります。
つまり、週3日しか通わなかった場合、北千住キャンパスと比べて、5万円以上学費が高くなることになります。
所沢キャンパス
埼玉県にある所沢キャンパスでは、週1日~5日のコースがあり、好きな曜日や日数を選ぶことができます。
しかし、所沢キャンパスの場合、コースに関係なく学費は一律になっています。
所沢キャンパス | 週1日~5日 |
通信費及びサポート費(年間) | 32,400円 |
通学費(年間) | 216,000円 |
基本の学費 | 266,000円 |
合計 | 514,400円 |
ですので、少ない回数での通学を考えている場合には、所沢キャンパスの学費は割高になってしまうので、注意してください。
品川キャンパス
最後に紹介する東京都にある品川キャンパスは、学習スタイルを設定しておらず、独自のスリースクールコースを導入しています。
月曜~金曜の10時~15時までの好きな時間に好きなだけ通い、勉強をするといったスタイルになります。
そして、品川キャンパスも所沢キャンパスと同様、学費は一律となっています。
品川キャンパス | フリースクールコース |
入会費(1年目) | 22,000円 |
通学費(年間) | 330,000円 |
基本の授業料 | 266,000円 |
合計 | 618,000円 |
品川キャンパスの場合、立地条件も良いので、どうしても学費が高くなってしまうのでしょう。
いずれにせよ、このようにキャンパスごとに掛かってくる学費や内訳も様々です。
もちろん、上記で紹介した学費以上に高いキャンパスはありませんが(全寮制を除く)、入学希望のキャンパスの学費がどれくらいなのかは、それぞれの学習センターに問い合わせておきましょう。
また、少ない回数の通学を希望する場合は、週1日〜2日コースがないキャンパスを選んでしますと、学費が割高になってしまう可能性があるので、注意してください。
詳しくは公式ホームページを確認してください。
鹿島学園高等学校に学費の免除はあるの?
一般的な私立高校であれば、一定の学力基準を満たした生徒には特待制度が準備されており、学費が免除になったりしますよね。
しかし、結論を言えば、通信制の鹿島学園高等学校には、特待生制度はありません。
ただし、通信制高校とはいっても、高校であることは事実なので、就学支援金制度により、授業料が免除される場合があります。
いえ、就学支援金制度については、全ての家庭が対象ではありません。
ただ、幅広い家庭で適用されるのは事実です。
具体的な、条件は次の通りです。
・日本国内に住所を有する方
・保護者の世帯年収が590万円未満、590万円~910万円未満の家庭
支給額は590万円未満の場合、1単位あたり最大12,030円で授業料が実質無料化、590万円~910万円未満の場合は1単位あたり4,812円となります。
1単位4,812円軽減され、年間で120,300円が免除となると、鹿島学園高等学校の基本の授業料は1年目が145,000円となりかなり学費を抑えることができます。
ただ、こちらの制度には2つ注意点があります。
まず一つ目は、就学支援金額には上限があり、通信制学校の場合、支給期間は48カ月(4年間)で合計74単位(年間30単位)までとなっています。
もしもそれ以上の単位を取得してしまった場合は、超えてしまった部分は、支給の対象外となりますので、注意が必要です。
二つ目は、就学支援金は学校を通して国に申請することで支給される制度ですので、しっかりと申請をしないと受け取れません。
なお、年収270万円未満のご家庭は「高校生等奨学給付金」の対象となり、授業料以外も軽減される場合もあります。
上記に該当するご家庭の方、自分は該当するのかなと迷っている方は是非、学校や住んでいる都道府県に問合せをしてみてください。
鹿島学園高等学校オリジナルの学費サポートもある!
「カシマの通信」では、就学支援金制度の他に、保護者の経済的な負担を軽減し、低金利で学費をサポートする教育ローンもあります。
国の教育ローンである日本政策金融公庫では、
・受験時にかかった費用(出願料、受験時の交通費、宿泊費など)
・学校納付金(入学金、授業料、施設設備費、諸経費など)
・教育費、パソコン購入費、通学費用など
などを支援し、家庭の状況に応じた金利・返済期間・保証料を優遇してくれます。
カシマの通信がオリエントコーポレーションと提携した教育ローンなので、手続きが簡単で利用しやすい制度です。
入学金や授業料などの納付金を立て替え、保護者より毎月分割で納付してもらう制度になり、分納方法もそれぞれの都合に合わせて選ぶことが可能です。
まとめ
今回は、鹿島学園高等学校の学費について、解説していきました。
まとめると、
・鹿島学園高等学校は通信制学校の中では、学費はとても安く通学しやすい。
・鹿島学園高等学校は校舎やコースによって学費が異なる。
・鹿島学園高等学校には特待生制度はないが、就学支援金などを活用すれば、授業料を軽減することが可能。
となります。
「カシマの通信」は、高校を卒業したい人にとっては、学費も抑えられ、自分のペースで学ぶことができるが魅力的な学校です。
ぜひ入学を検討してみください。