高卒認定試験

必見!高卒認定試験の難易度や合格率•費用などについて徹底解説

高校選びで悩む親
うちの子が高校を中退して高卒認定試験の合格を目指したいって言うんだけど、そもそもそれって難しいんじゃないの?

 

高校に通うことが難しくなり、仕方なく中退してしまった場合、高卒認定試験の合格を目指すことが選択肢の一つになるでしょう。

しかし、高卒認定試験を受験したことがある人はあまりいないため、

 

「高卒認定試験って難しいんじゃないの?」

「高卒認定試験の合格率ってどれくらい?」

「高卒認定試験ってどれくらい費用がかかるの?」

 

といった疑問が出てくるのではないかと思います。

そこでこの記事では、

 

・高卒認定試験の難易度

・高卒認定試験の合格率

・高卒認定試験の費用

 

などについて、解説していきます。

 

そもそも高卒認定試験って何?

そもそも高卒認定試験が何かわからない人もいると思いますので、最初に簡単に説明しておきます。

 

”高卒認定試験”は正式名称を高等学校卒業程度認定試験と言います。

正式名称からもなんとなくイメージがつくかもしれませんが、この試験は合格することで「あなたには高校を卒業した程度の学力があります」と証明してくれます。

 

逆に言えば、学力があることしか証明してくれないため、その他のことは一切認めてくれません。

例えば高等学校卒業資格を取得した場合には学力以外にも、“部活動の記録”や“学校行事への参加”など、学習以外の評価もしてもらえます。高卒認定はそういった評価が一切ないものだと思ってください。
教育カウンセラー

 

つまり、高卒認定試験は、

 

・高校を受験できなかった。

・高校を中退してしまった。

 

という特別な理由がある方が、「高卒の人と同じくらい学力はあるよ!」ということをアピールするために受験する資格となります。

高校選びで悩む親
なるほどね〜。でもそれって取得して何か意味があるものなの?

 

たしかに学力があることをアピールしたところでどんなメリットがあるのかと考えてしまいますよね。

結論を言うと、高卒認定試験に合格することで、大学や専門学校などの上級学校を受験することが可能となります。

 

ですので、高卒認定試験は、

 

「今さら高校には通いたくないけど、大学・専門学校には進学したい。」

 

と考えている方が取得を目指す資格と考えることができます。

しかし、裏を返せば大学や専門学校などへの進学を考えていない人が取得してもあまり意味のない資格とも言えます。

高校選びで悩む親
えっ、どうして?

 

というのも、高卒認定試験はあくまで資格なので、合格したとしても学歴にはなりません。

つまり、大学や専門学校などへ進学しなければ、もしくは進学してもそこを中退してしまえば、学歴は「中卒」のままです。

https://twitter.com/lVcE1g388EwRttI/status/1405665340000935941?s=20

 

ですので、進学を考えていない人は高卒認定試験を取得することはオススメしません。

 

高卒認定試験の難易度について

高校選びで悩む親
なるほどね、進学を前提にしている人が取得すべき資格なのね。でも、進学する人がける試験ってことは、絶対難しいわよね…。

 

たしかに大学や専門学校への進学を前提にした試験であることを考えると、かなり難易度の高い試験ではないのかと思われるかもしれません。

しかし、結論を言えば、高卒認定試験の難易度は低いです。

高校選びで悩む親
えっ、本当なの?

 

まず、高卒認定試験の出題範囲は基本的に中学〜高校1年生までの学習内容となっています。

高校の学習が本格的に難しくなるのは高校2年生からなので(進学校は除く)、この時点で高卒認定試験はかなり易しい試験と考えることができます。

 

また、試験範囲だけではなく、合格点が低いことも特徴です。

高校選びで悩む親
何点くらいなの?

 

高卒認定試験の最低必要な点数は、おおよそ40点/100点くらいとなっています。

その年の試験内容によって各科目の合格点は多少異なることもありますが、それでも各科目45~50点くらいとればほぼ確実に合格できます。

高校選びで悩む親
たしかにその点数なら頑張れば取れそうね。でも、なんでそんなに低いの?

 

たしかに、試験であることを考えると合格点数はちょっと低いように感じますよね。

しかし、高卒認定試験は受験者が不合格になることを前提としておりません。

例えば、大学受験は誰かを落とすために行う試験です。募集定員が決まっているため誰かに落ちてもらわないと困るのです。
教育カウンセラー

 

ですので、極論を言えば全員が合格になっても問題はないのです。

むしろ、「将来日本の社会において活躍する人材を増やしたい。」という思いで試験が実際されているため、全員に合格してほしいと言う願いがあります。

そのため、試験の合格率もギリギリまで下げているのです。

高校選びで悩む親
そういうことね。ということは、ギリギリの点数が取れるように準備しておけば問題ないってこと?

 

もちろんギリギリの点数でも合格は可能ですが、高得点を目指している人のために評価制度が導入されています。

具体的な評価方法は次の通りです。

 

評価
A
B
C
点数 100〜80点 79〜60点 59〜最低ライン

 

評価が高ければ高いほど、大学に出願した際に評価されるので、目指せる人は高得点を目指してみてください。

科目合格制度もある

高校選びで悩む親
難易度が低いことは分かったけど、高卒認定試験って科目数が多いのよね。うちの子が一気に合格できるのかしら。

 

たしかにいくら何度が低いとはいっても、高校を中退してしまった人が高卒認定試験に合格するためには、8科目〜10科目に合格しなければならないため、一気に合格するのは難しいと感じる人もいると思います。

しかし、ご安心ください。

 

高卒認定試験には各科目ごとに”科目合格”という制度があります。

高校選びで悩む親
どういう意味?

 

この制度は一度合格した科目は、次回以降の受験からは、免除されるというものです。

例えば1回目の試験で8科目中4科目に合格できたとしたら、次の試験では合格できなかった残りの4科目のみを受験すればOKとなります。
教育カウンセラー

 

つまり、必ずしも1回で全ての教科に合格する必要はありません

中には、戦略的に最初から科目数を分けて受験している人もいます。

 

このように複数回に分けて受験ができるということからも、高卒認定試験の難易度は易しいと言えるでしょう。

 

高卒認定試験の合格率は?

高校選びで悩む親
とりあえずうちの子でも受けられそうで安心してきたわ。難易度が低いのであれば、受験した人のほとんどは合格してるって考えて良いのよね?

 

難易度が低ければ合格率は高いと考えるのが当然ですよね。

では、高卒認定試験の合格率が実際にどれくらいなのかを確認していきましょう・

 

先に合格率の数字をお伝えすると、高卒認定試験の合格率は3〜4割ほどです。「

高校選びで悩む親
えっ、3割?それしか合格してないの?

 

数字だけ聞いてしまうと、「全然簡単じゃない!」と思ってしまう人が多いでしょう。

しかし、これについてはカラクリがあります。

というのも、この合格率は、”全科目に合格した人の割合”であり、科目合格者はカウントされていません。

つまり、1科目でも不合格になれば、その時点で不合格と判断されています。
教育カウンセラー

 

先ほども説明した通り、戦略的に複数回に分けて受験している人もたくさんいるので、それを加味すると合格率が下がるのは当然のことなのです。

高校選びで悩む親
なるほどね。じゃあ実際にはどれくらいの人が合格しているかはわからないの?

 

残念ながら、細かい数字は公表されていないため、正確な数字はわかりませんが、令和2年第1回高卒認定試験について、次のような数字が発表されています。

年度 受験者数
1科目以上合格した者 高卒認定試験合格者      高卒認定試験合格者以外の 一部科目合格者
R2第1回 8,098 7,419 91.6 3,737 46.1 3,682 45.5

 

表を見ての通り、合格率は4割ほどですが、1科目以上合格している人の割合は9割をこえています。

このことから、受験した人の9割以上の人が最低でも1科目は受験に合格していることがわかります。

合格率は決して低くないと考えて問題ありません。

 

ただ、全科目に合格している人が3割〜4割しかいないということは、一気に合格することは難しいと判断することもできます。

高卒認定試験の合格を目指すのであれば、複数回に分けて全ての教科に合格することを考えた方が良いでしょう。

 

高卒認定試験にかかる費用について

高校選びで悩む親
焦らずに合格を目指した方が良いってことね。ところで、費用についてなんだけど、どれくらいかかるのかしら?

 

保護者の方であれば、高卒認定試験を受験するにあたって、費用も気になってきますよね。

ここからは、具体的な費用について解説していきます。

まず、かかる必要について大きく分けると次の2つです。

 

・受験にかかる費用

・勉強にかかる費用

 

それぞれ解説していきます。

受験にかかる費用

高卒認定試験の受験費用は、大きく3つに分けられます。

 

受験科目数 受験料
3科目以下 4,500円
4~6科目 6,500円
7科目以上 8,500円

 

上記の費用が、1回の受験ごとにかかります。

先ほど戦略的に複数回に分けて受験するとお伝えしましたが、2回に分ければ2回分、3回に分ければ3回分の費用がかかります

ただし、2回目以降は科目数を減らすことができるので、毎回8,500円支払う必要はありません。
教育カウンセラー

 

仮に3回受験したとしても、全日制高校の学費と比べれば圧倒的に安いので、学習状況に応じて、受験回数を決定してください。

勉強にかかる費用

受験料については、受ける科目数による違いはあるにしても、全員が同程度の金額となります。

しかし、勉強にかかる費用については、その方法によって大きく異なります。

 

今回は特に多い3通りの学習方法について、その費用を比較していきましょう。

それぞれの費用は次の通りです。

勉強法 独学 通信講座 予備校
費用「年間」 約3~5万円 約20~40万円 約60~85万円
内訳 教材代(問題集・参考書) 教材費・入学費 全科目受講の場合

 

科目数によって違いがあるかもしれませんが、やはり予備校などの施設を使ってしまうと。かなりの費用がかかってきます。

とはいえ、自力で学習するのが難しいと言うのであれば、そういった施設を使わないと合格は難しいでしょう。

 

お子様の学習状況に合わせて、どのような形で学習させるのかを判断し、決めていくしかありません。お金がかかるからという理由で、無理に独学をさせても、結果的に何もできず時間だけが過ぎていくことになります。費用だけで、判断しないようにしましょう。
教育カウンセラー

 

予備校に通わせてまで高卒認定試験の合格を目指すべし?

さきほど、高卒認定試験の勉強方法は費用だけで判断しない方が良いとお伝えしました。

もちろんそれはその通りなのですが、現実問題として「高卒認定試験に合格させるためだけに60万円払って予備校に入れた方が良いの?」と思う人もいるのではないかと思います。

 

そして筆者としても、60万円払って予備校に入れるのはもったいないと思います。

高校選びで悩む親
えっ、じゃあ自分で勉強できない子はどうすれば良いの?

 

もし本当に自分で勉強ができない子であるならば、予備校に通わせるのではなく、私立の通信制高校に入学させることをオススメします。

高校選びで悩む親
えっ、なんで?

 

通信制高校は国が認める立派な高等学校なので、卒業するだけで“高卒認定”ではなく、“高卒資格”が取得できます

高卒資格が取得できれば当然大学や専門学校へ進学することが可能となります。

高校選びで悩む親
まあ確かにそうだけど…。でも通信制高校って面倒見悪そうよね?

 

通信制高校と聞くと、保護者の方にとってはあまり良いイメージがないかもしれません。

しかし、最近の私立の通信制高校は全日制高校と同じかそれ以上に面倒見が良いと言われています。

 

ですので、一度学校を辞めた生徒であっても安心して学習できる環境が整っています。

費用についても、高卒認定試験に合格するために予備校に行くのと同じくらいの金額で入学でいる学校もあります。

就学支援金制度を利用すれば、予備校以上に安く通える可能性もあります。
教育カウンセラー

 

同じ学費を使うのであれば、高卒資格が取得できて、面倒もしっかりみてもらえる通信制高校に入学した方よよっぽど良いと言えます。

予備校に通うことを検討する前に、通信制高校への入学を検討してみてください。

 

まとめ

今回この記事では、”高卒認定試験”の難易度、合格率、費用について解説していきました。

まとめると、

 

”科目合格”という制度があり、自分の学習進捗度で受験できるため、難易度は低い。

・合格率は低いが、これは全科目合格した人の割合なので、あまり気にしなくて良い。

・高卒認定試験の受験料は定額だが、勉強するための費用はその方法によって異なる。

・予備校に通って高卒認定試験への合格を目指すくらいなら、通信制高校に入学して“高卒資格”の取得を目指した方が良い。

 

となります。

高卒認定試験は決して難しい試験ではありません。

夢を叶えるために受験したいと考えているのであれば、合格を目指して頑張ってください。

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