自宅でも学習ができることで有名なすらら。
現在、なんらかの理由で学校に行けていないけど、すららでの自宅学習でできる出席扱い制度を利用したいと考えている方も多いと思います。
でも「手続きが難しそう」「どうやって手続きすれば良いのかわからない」と不安に思っている方向けに
・すららを利用した出席扱い制度について
・出席扱い制度を利用するための7つの要件って?
・学校との連携できる3つの手順
の内容について詳しく紹介していきます。
すららの出席扱い制度って?
不登校の児童の多くは、勉強の遅れや出席日数によって卒業後の進路に影響してしまうということが、文部科学省によって明らかにされています。
そこで、平成17年にタブレット端末などのIT等を活用した自宅学習でも、学校を出席扱いにしても良いという国の方針で決まりました。
この方針にそって、すららを使った自宅学習でも学校と連携することで、出席扱いにできるようになりました。
出席扱い制度の3つの目的
すららでは、ただ学校を出席扱いにするということを目的にしているわけではありません。
それ以外にも、以下の3つを共通の目的として保護者や本人のサポートをしてくれます。
学校復帰
勉強に遅れをとっている、授業についていけないなど、学習面での不安を抱える児童やなどに、指導経験豊富なコーチが計画的な学習プログラムを考えてくれます。
また、すらら内の学習内容も、通っている学校の内容とある程度合わせることができるので、内容の不一致等も起こらない配慮がされています。
内申点対策
中学生の場合、高校へ上がるために非常にな重要になってくるのが内申点です。
この内申点は項目を5段階評価されるようになっており、出席や、定期テストの受講、点数は非常に内申点に影響があります。
すららでは、内申点対策として、小中学生を対象とした受験に向けた取り組みも行っています。
進路選択
不登校による学習の遅れや内申点、出席日数は、受験できる高校などが限られてしまうことがあり、卒業後の進路に大きく影響します。
そこで、すららの出席扱い制度を使うことで、進路選択の幅を広げることが出来ます。
すららの出席扱い制度を利用にするためにはどうすればいいの?
出席扱い制度を利用する際に重要になってくるのが、文部科学省が定めた要件になります。
要件は7項目に分かれており、この要件達成できないと出席扱いにはならないので、よく確認しましょう。
出席扱いにするための7つの要件
定められた7つの要件と共に、すららでのサポート面も一緒に解説します。
1.保護者と学校間で出席扱いに関する連携と協力があること
自宅学習で出席扱いにしてもらうためには、まずは学校側にその制度をきちんと理解してもらう必要があります。
2.IT、郵送、FAXなどの通信方法を活用した学習活動であること
すららの学習はパソコンやタブレット端末でインターネットを活用した学習活動なため、自宅でもしっかりと学習ができます。
3.対面による指導を適切に行うこと
出席扱い制度の目的でもある「学校復帰」を達成するために、対面指導を適切に行う必要があります。
学校によって対応は異なりますが、担任やカウンセラー、保健室登校など何らかの形で対面指導を行う必要があることを、学校側と相談する必要があります。
4.学校の進捗に合わせた学習内容であること
すららの内容は、文部科学省の学習指導要領に対応しており、通っている学校の授業の進捗に合わせて学習が進められます。
5.校長が対面指導、学習活動状況を十分に把握していること
自宅学習をする上で校長のみならず、担任の先生や学校側に学習状況を都度報告することが必要です。
すららの機能の中には、学習の履歴を確認できるようになっており、そのデータはいつでも共有できるようになっています。
6.学校以外で相談や指導を受けられない場合の学習活動であること
家に引きこもって外に出たがらない、いじめや人間関係に悩みがあるなどの場合は、すららでの学習がおすすめになります。
まずは、保護者と児童間でしっかりと相談することが必要です。
7.すららでの学習活動における成績は、学校の教育課程と照らし合わせ判断すること
学校での内申点や学習評価は、4観点で判断されます。
出席扱い制度を使うだけでは、全ての判断をすることが出来ないため、学校側と相談する必要があります。
ただ、7つの条件の中には、すららだけでは満たすことができず、保護者、児童と学校との連携が必ず必要になってきます。
また、学校によってルールは異なり、実際に出席扱い制度を使っている保護者の口コミを見ると、完全に自宅学習のみでは出席扱いにしてもらえない場合や、学校側が出席扱い制度をあまり理解しておらず、制度を利用できるまでに時間がかかる場合があるようです。
娘は不登校児で、すららという教材が出席扱いに出来るとの事で学校側に掛け合った所、
「出席扱いには出来るが、週に一回は学校に来る事が条件。なぜなら進学の時の所見に書く事が無いから。」
書く事が無いって結局それはすららを頑張ってる事は認めないという事。学校には何を言っても通じない。— スナガワ@妻が統合失調症(通院歴10年) (@schizophrenia_q) October 5, 2021
すららが出席扱いになると知り5月に学校と教育センターにお伝えしてあったのですが、先日やっと学校から すららも使えますと。
遅い!と怒ってましたが、資料が届いてびっくり😳
教員の方でそれを知らない方は多く、体制を整えるのに保護者側からの調整、学校の準備に1ヵ月はかかるのが普通だと
— なずな (@beautiful9m0) August 10, 2021
すららを学校に出席扱い制度を導入してもらうための3つの手順
制度を利用するためには整えておくべき体制や評価制度など、学校側と連携するべき項目が3つあります。
下記の手順に沿って行えば学校側と連携する情報に漏れはなくなります。
1.学校側へ相談
2.出席扱いの7つの要件を満たしているのかを学校が確認
3.ルールづくり
それぞれの手順を詳しく見ていきましょう。
1.学校側へ相談
まずは、出席扱い制度の理解を学校側にしてもらうことが重要です。
また、すららでは文部科学省が定めた7つの要件も考えられている学習プログラムであることを説明しましょう。
2.出席扱いの7つの要件を満たしているのかを学校が確認
担任、校長を含めた学校側で7つの要件が満たされているかを確認してもらいましょう。
3.ルールづくり
出席扱いの要件が満たされていることがわかったら、実際に行う自宅学習の内容を決めていきます。
すららでは一人ひとりの特性に合わせた学習方法を設計してくれる「すららコーチ」と呼ばれる専門家が学習設計をしてくれますが、どんな学習教材を使うかなどは学校とすり合わせておくことが重要です。
また、出席扱いのルールは学校ごとに変わってきますので、学校側と内容をよく確認しておくことが必要です。
この際に学習状況の提出頻度や方法等も決めておくと良いでしょう。
ルールが完成したら、学校側とすり合わせる内容は以上で終わりです。
すららでは学校とのやり取りもサポートしてくれ、保護者のなかでは好評になっているポイントです。
はじめまして😊
うちの子たちはすららやってます。
出席扱いになるための専門の方がいて、出席扱いにしてもらうための学校とやり取りしてくれます。
勉強専属コーチもいて、私は週一で電話連絡をお願いしてるのですが、ガッツリ相談出来るので地味にそれが有難いです…!— おなご (@onagocchi) September 10, 2021
まとめ
ここまで、すららを使った出席扱い制度の内容を説明してきましたが、いかがだったでしょうか?
内容をまとめると
・すららの出席扱い制度では、学校復帰、内申点対策、進路選択の幅を広げるという3点を共通の目的としている。
・制度を利用するためには、7つの要件を満たす必要がある。
・7つの要件を満たすためには学校との連携が重要である。
・すららでは、学校への説明のサポートや学習プログラムの設計をしてくれる
となります。
自分にあった方法で学校生活を送れるヒントになれば幸いです。