高校を途中退学してしまった・・・
だけど考えてみたらやっぱり高校は卒業したい!
そう思って再出発を検討し、N高に出会った人もいるでしょう。
編入を決めたら出来るだけ早く動き出したいですよね。
そこで最初に気になってくるのが
「編入のタイミングっていつ?」
「前の高校で取得した単位はどうなるの?」
「何から準備をしたらいい?」
という所ではないでしょうか?
そんな人の為に
・編入出来る時期や単位について
・お金の事
・編入までの流れ
を項目ごとに徹底解説いたします!
N高は「ネットコース」がベースとなり、プラスαとして「通学コース」「オンライン通学コース」「通学プログラミングコース」を追加で受講する事が出来ます。
今回はベースとなる「ネットコース」を中心に解説していきますね。
目次
N高に編入出来る時期や単位について
編入ってどのタイミングで出来るのか?
前の高校で取得した単位はどうなるの?
準備も含め気になりますよね。
ここでは
・編入出来る時期
・取得済の単位の引継ぎ
この2点についてそれぞれ解説していきましょう。
N高への編入可能な時期
N高は「ネットコース」「通学コース」「オンライン通学コース」「通学プログラミングコース」と4つのコースに分かれています。
どのコースを選ぶとしても
4月・7月・10月・1月と入学時期が統一されています。
すでに、高校を退学している人は準備が出来次第、自分のタイミングで申し込みしましょう。
ただし、在学中の人は編入のタイミングによっては単位に影響が出る事がありますので、注意が必要です。
では、在学中に取得した単位についても説明します。
取得済の単位の引継ぎ
今まで通っていた高校で取得した単位は、編入先の高校で引き継ぐ事が可能です。
ただ、注意が必要なのは「取得済みの単位のみ引き継げる」という点です。
どういう事かと言うと、高校1年生の場合、途中退学(編入)してしまうと、取得単位はゼロ。
ゼロからの再スタートとなってしまいます。
2・3年生も、現在進行形で履修中の場合は単位を取得したと認められません。
なので、途中で退学(編入)した場合は、それまで取得済みの単位のみ引継ぎが可能という事になります。
N高卒業までは、トータルで74単位の取得が条件になっています。
少しでも多くの単位を引き継ぐ事が出来れば、それだけ卒業までの近道になるのと同時に、N高は1単位ごとに学費が変動する為、編入後の学費が気になる人も単位を多く引き継ぐ方が学費の節約にも繋がります。
在学中の人は、慌てて動かずに、今履修中の単位をしっかりと取得してから動くのがおすすめです。
N高編入でかかる費用
編入を決めたはいいけど、学費はどのくらいかかるのかな?
気になりますね・・・
N高では、選択するコースによってそれぞれ学費が変わって来ます。
ここではN高で最もベーシックなネットコースで必要になる学費について
・全コース共通でかかる学費
・コース別にかかる学費(単位ごとの学費)
・ネットコースで必要な学費の違い
をそれぞれ解説します。
全コース共通でかかる学費
どのコースを選択しても、必ずかかる学費が「単位制・通信制課程の学費」です。
これは全コース共通して必ず納入が必要です。まずは、こちらから見てみましょう。
入 学 時
入学金 10,000円
年度ごとに必要な諸費用
施設設備 50,000円
教育関連諸費 13,000円
入学金は入学時のみですが、年度ごとに必要な諸経費は、毎年度ごとに一括で支払いが必要で、支払い方法は銀行振り込みのみです。
コース別の学費(単位ごとの学費)
ネットコースを選択した人は、上記の学費以外に、1単位ごとの授業料が必要です。
ネットコースは「普通科」と「普通科ベーシック」の2コースあり、どちらを選択するかで授業料が変わります。
1年間で必要な取得単位数が25単位になりますので、この単位をベースに見てみましょう。
普通科・・・・1単位 12,000円×25単位=300,000円
普通科
ベーシック・・1単位 7,200円×25単位=180,000円
これだけの差があります。
「結構高いな・・・」と思ったあなた!
ご安心下さい。
日本には、家庭の教育費軽減を目的とした「就学支援金」という国が学費を負担してくれる制度があるんです!
もちろん通信制でも対応してもらえます。
この支援金は、世帯の収入によって支給額が変わりますが、最大で単位ごとにかかる学費が全額支給になる場合もあります。
そうなると必要なのは「入学金」と「単位制・通信制課程の学費」のみとなり、編入年の年間の学費が63,000円となるのです!!
もちろん、支給を受けるには世帯年収などの条件もありますが、3年間で74単位までの支給が受けられますので、自分がどのくらいの支給を受けられるのか?
詳細はこちらで確認してみて下さい
高等学校等就学支援金および授業料先引きについて | N高等学校・S高等学校(通信制高校 広域・単位制)
上記はあくまで「ネットコース」を選択した場合の学費です。
その他の「通学コース」「オンライン通学コース」「通学プログラミングコース」を選択したい場合は、上記学費以外に各コースの学費も別途必要になってきます。
こちらも合わせて確認しておきましょう。
ネットコースで必要な授業料の違い
では、普通科と普通科ベーシックでなぜこのような授業料の差があるのでしょうか?
「普通科」と「普通科ベーシック」の違いを簡単に説明すると
普通科・・・・・・・オンライン学習+VR学習
普通科ベーシック・・オンライン学習のみ
という点です。
ネットコースとは、その名の通り「オンライン授業」を行っており、いつでも好きな時に好きな場所で授業を受けられるのが最大の特徴です。
普通科では、通常のオンライン授業に加えVR授業も受けられる為、授業料に差が生まれているのです。
さらに普通科を選択した際に必要なVR機器は、学校から付与されますが下記の費用が別途必要となります。
機器手配特別費用
128GB 30,000円
256GB 45,000円
こちらの費用も毎年納入が必要な費用になります。
ちなみに、VR授業の詳細はこちらで紹介されていますので、確認してみて下さい。
世界最先端のオンライン学習 | N高等学校・S高等学校(通信制高校 広域・単位制)
N高編入に必要な手続き方法
編入のタイミングや必要な学費など
編入に関する概要はお分かりいただけたでしょうか?
それでは実際に編入の手続きに必要な書類と、エントリーの流れを解説していきましょう。
必要書類
編入する為には願書の他に、出身校から取り寄せなくてはならない書類があります。
①学籍・就学状況証明書
②成績・単位習得証明書
③出身校の教育課程表(コピー可)
この3点を、出身校から取り寄せるのですが、①と②はN高指定用紙に記入が必要になります。
さらに、申請は自分で行う必要がありますので、まずはN高HPで必要書類を準備した上で、出身校へ連絡し、指示を受けるのが良いでしょう。
申請用紙はこちら
編入学 | N高等学校・S高等学校(通信制高校 広域・単位制)
ここで注意したいのが、出身校から取り寄せた証明書は、絶対に開封しないという事です。
自分で確認の為に開封してしまうと、無効になりますので注意してください。
エントリーの流れ
N高の編入学のエントリーはWeb出願です。
コースによってエントリー方法が違いますが、今回はネットコースの出願から入学までの流れを説明していきますね。
① N高Webサイトの「Web出願」から申し込み開始。
出願から完了までの流れを確認しましょう。
② N高の「Web出願ページ」に進み、注意事項を読み、同意ボタンにチェックし、メールアドレスを入力。(合否連絡など、入学が完了するまで使用します)
③ 登録したアドレスに「Web出願登録受付」メールが届くので、記載されているURLへアクセス。
必要事項を入力していきましょう。
出願が完了すると「出願番号」が発行され、完了メールが届きます。
④ 書類選考の上、合否のメールが届きます。
合格の人は、記載されているアドレスにアクセスし「履修科目の確認」と「入学意思確認」を行いましょう。
⑤ 入学手続き書類が郵送で届きます。
案内に従って記入・捺印を済ませ、返送します。
同時に、同封されている「保険調査票」のWeb回答も済ませます。
⑥ 納期までに学費を納入すると、すべての書類と納入の確認が出来次第「入学確定」メールが届きます。
ここまでが、エントリーから入学までの流れになります。
ちなみに、ネットコースは書類のみの選考となり、定員オーバーにならない限りは、正式な手続きを取れば合格する事が出来ます。
とは言え、必要書類に不備がないようにしっかりと確認・準備し、記載漏れや提出忘れのないように、しっかりと準備しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
これまでの説明をまとめると
・入学のタイミングは4期に分かれている。
・学費は就学支援金を使えばそんなに高くない。
・ネットコースだと、書類選考のみでエントリー可能。
という事がお分かり頂けたと思います。
大学を目指す人だけでなく、就職を考えている人にしても、高校は卒業しておいた方が、何かと優位です。
せっかく思い立ったのですから、是非行動してみて下さい!