『通信制高校に編入したいけど単位はどうなるのかな?』
『時期によって単位の引き継ぎは変わるのかな?』
不安になりますよね…。
そんな悩みを持つあなたに本記事では、
・転入・編入学で前籍校の単位は引き継げるのか。
・転入や編入の時期によって単位は引き継ぐ事が出来るのか。
・通信制高校別の転入・編入可能な時期はいつか。
・結論入学はいつがベストなのか。
について説明をしていきます。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
転入・編入学で前籍校の単位は引き継げるのか?
結論から申しますと、前籍校の単位は引き継ぐことが出来ます。
なぜなら、一度修得した単位は時間が経っていても前に在籍していた学校で20年間は保管されているからです。
単位修得申請手続きをする事で単位認定に必要な書類を作成することが出来ます。
その書類を『成績・単位取得証明書』と言います。
では、『成績・単位所得証明書』の書類を発行する際の4つの疑問にお答えします。
①書類はどうやったら貰える?
②郵送でもらえるの?それとも手渡し?
③電話でのお問い合わせは出来る?
④新しい学校にはどうやって渡す?渡すタイミングは?
①書類はどうやったら貰える?
単位申請証明書を入手する方法は2通りのパターンがあります。
1つ目:前に通っていた高校の事務の窓口で、
「高認試験の免除申請に使うので単位取得証明書を文科省の様式で下さい」
と言えば学校側が、申請の用紙を準備してくれます。
申請用紙に必要事項(氏名、住所、在籍した年月など)を記入をして提出をすると手続きは終わりです。
当日中には書類の受け取りは出来ません。
1、2週間以内に郵送で『単位修得証明書』が送られてきます。
2つ目:文科省のホームページにアクセスして『高等学校様式』の自分の当てはまる項目を印刷します。
書類に記入をしたら前籍校へと郵送します。
1,2週間以内に郵送で『単位修得証明書』が自宅へ送られてきます。
郵送の際の注意点
・文部省指定の様式で作成してもらう。
・厳封されていること。
・確認用に2通取り寄せる(学校によってはコピーを作成してくれる所もあるので、申請の際に確認する。)
・単位取得発行料が100~200円かかる。
・郵送の受け取りは返信用封筒を準備する。(サイズは学校にお問い合わせ下さい)
・返信用封筒は宛名を記入する、切手は貼っておく。
金銭面を重視すると学校へ申請に行っての直接の手続きをおススメします。
②郵送でもらえるの?それとも手渡し?
郵送、手渡しどちらでも対応可能です。
郵送の場合は返信用の封筒と切手代が必要になりますので、返信用封筒のサイズは前籍校の事務にお問い合わせの際に確認ください。
③電話でのお問い合わせは出来る?
遠方に住んでいる方にも対応するため、電話でのお問い合わせも可能です。
前籍校の事務へお問い合わせください。
④新しい学校へはどうやって渡す?渡すタイミングは?
『単位取得申請書』の提出は入学願書の提出と一緒に学校へと郵送します。
お忘れの無いように確認して送ってください。
転入・編入の単位復活に必要な書類は?
転入・編入の単位復活に必要な書類をご確認ください。
転入:在学証明書、学籍・就学状況証明書、成績・単位取得証明書
編入:前在籍高等学校が作成した学籍・就学状況証明書
こちらの書類の受け取り方、発行場所、発行までの期間をご紹介します。
転入学の場合
書類 | 発行場所 | 発行までの日数 | 郵送は可能か |
在学証明書 | 現在通っている高校の事務室 | 即日か、年度末なら時間が掛かる | 可能 |
学籍・就学状況証明書 | 現在通っている高校の事務室 | 不明 | 可能 |
成績・単位取得証明書 | 現在通っている高校の事務室 | 約1週間 | 可能 |
在学証明書、学籍・就学状況証明書・成績・単位取得証明書すべて現在通っている高校で作成をしてもらえますので、事務室にお問い合わせをしてください。
作成に時間が掛かる書類もありますので、余裕をもって準備をしてください。
学籍・就学状況証明書の発行までの日数は学校によって異なるため、詳しい詳細は学校へとお問い合わせ下さい。
書類が出来上がれば郵送も可能ですので、返信用封筒・切手の準備をして一緒に事務室に渡してくださいね。
編入学の場合
書類 | 発行場所 | 発行までの日数 | 郵送は可能か |
学籍・就学状況証明書 | 前に通っていた高校の事務室 | 不明 | 可能 |
学籍・就学証明書は前に通っていた高校で作成をしてもらえます。
ですが、記入する書類自体は通信制高校のHPから作成書類をダウンロードをして前に通っていた高校に送って作成をしてもらいます。
この時に、返信用封筒と切手を送付してください。
発行までの日数は学校によって異なるため詳細については高校までお問い合わせ下さい。
転入や編入の時期によって単位は引き継ぎ可能か変わる?
転入・編入の時期で単位の引き継ぎは変わってきます。
なぜなら、全日制の高校は単位制ではなく進級制で単位取得が出来るからです。
下記の表をご覧ください。
引用:ズバット通信制高校比較 - 自分にあった学校が必ず見つかる比較サイト
単位の引き継ぎの違いは転入の場合と編入の場合で変わってくるので、それぞれのケースについて説明します。
転入の場合
1年生の途中で転入した場合は、1年生から2年生に進級の際に単位の取得が出来るので単位の引き継ぎは出来ません。
2年生の途中で転入した場合は、1年生の間の単位を取得済みなので1年生の単位の引き継ぎは出来ます。
3年生の途中で転入した場合は、1、2年生の単位を取得済みなので1,2年生の単位の引き継ぎが出来ます。
編入の場合
1年生の途中で編入した場合は、前籍校を退学した時期が1年生より上の学年の時は単位を引き継ぐ事が出来ます。
2年生の途中で編入した場合は、前籍校を退学した時期が2年生より上の学年の時は1.2年生の単位を引き継ぐ事が出来ます。
3年生の途中で編入した場合は、前籍校を退学した時期が2年生より上の学年の時は1.2年生の単位を引き継ぐことが出来ます。
転入・編入の単位の仕組みは、一度自分が取得した単位が何年生までなのかが分かれば計算しやすいので調べてみてください。
そもそも転入・編入の違いって?
転入は、通っている高校から、別の高校へ移る事。
編入は、すでに高校を中退して新しい高校に入学する事。
似ているようで、意味は違うのでお間違えの無いようにお気を付けください!
通信制高校別の転入・編入可能な時期はいつ?
こちらの表では5校の通信制高校の「転入・編入」可能時期をまとめました。
学校名 | 転入 | 編入 |
ルネサンス高等学校 | 随時 | 4月、7月、10月、1月 |
第一学院高等学校 | 随時 | 随時 |
鹿島学園高等学校 | 随時 | 随時 |
ヒューマンキャンパス高等学校 | 4月~12月まで、毎月1日 | 随時(4月、10月) |
NHK学園高等学校 | 5月1日~8月1日
9月1日~翌1月1日 |
4月、10月 |
転入学より編入学の入学時期が限られている通信制高校が多いので、入学できるまで時間が空く場合があります。
出来れば、在籍している高校から通信制高校への入学期間は空けずに入学する事をおススメします。
結論!入学はいつがベストなの?
転入・編入の入学はいつがベストなのかは、
転入学:入学時期が限られないので、前籍校を中退したら期間を開けずに通信制高校に入学をする。
編入学:入学時期が限られている通信制高校が多いので出来るだけ早めに入学をする。
こちらが一番おススメの入学のタイミングです。
中退しても退学しても、単位保管期間が20年もあるのでぜひ単位申請手続きをご利用ください。
辞めた高校に問い合わせするのは不安もあり嫌だと思いますが必ず自分の為になります。
少しでもお得に入学しましょう!
良いスクールライフを送ってくださいね。