63もの専門学校を運営する学校法人三幸学園が経営する通信制高等学校、飛鳥未来きずな高等学校。
卒業後は姉妹校の専門学校や大学へ優先的に進学でき、
在学中から専門学校の授業を受けて、それを単位として認定することも可能。
そのため、通信制高校でありながら96.4%という高い進路決定率を誇っています。
そんな飛鳥未来きずな高等学校に入学したい!と考えた時に疑問となってくるのが、
「どんな学校なんだろう。実際の評判を知りたいな」
「学費はいくらかかるのかな?自分でも通えるだろうか」
「入試では何が聞かれるんだろう。学力テストには自身がないな」
といったことではないでしょうか。
この記事では、そんなあなたが不安に思う、飛鳥未来きずな高校の気になる
・評判
・学費
・入試
について徹底解説していきます。
目次
飛鳥未来きずな高等学校について
まずは、飛鳥未来きずな高等学校の特徴について少しおさらいしておきましょう!
・スケジューリング面
・進路
・先生
について押さえておきましょう。
飛鳥未来きずな高等学校は、2学期制ですが、前期後期ではなくそれぞれ飛鳥期、未来期という独特の呼び方をしています。
スクーリングのスケジューリングの自由度が高いのが特徴で、例えば飛鳥期にできるだけ授業を取ってしまい、未来期には最低限の授業でのんびり過ごしたり、今週沢山学校に行って来週は登校日を減らしたり…などの調節も自由にできます。
スクーリングの日数に比べ、授業料はやや割高ですが、逆に決められたスクーリング回数以上学校に通うことは自由で、追加料金なども特にかかりません。学校で先生に沢山質問したり、更に学びを深めたりする意欲のある生徒には、授業料は割安となってきます。
飛鳥未来きずな高等学校の先生たちは全員、青少年の心理学についての知識を持っています。キャンパスごとにどんな先生がいるかHPに一言メッセージとともに載っているので、気になる人は是非チェックしてみてはいかがでしょうか。
若くて生徒の感覚に近そうな先生が多いですよ。
先生たちは、授業では、それぞれのレポート進度に合わせて個別に分からないところを分かるまで教えてくれます。授業に出られなかった場合も、もちろん授業外で質問に行ってもOK!
ピースをしたりポーズをしたり、「明るく楽しく学校生活をエンジョイしよう!」という雰囲気が伝わってきます。
飛鳥未来きずな高等学校の評判
多数の口コミが寄せられている、授業とスクーリング、行事と友人関係、先生についてでまとめてみました。
授業とスクーリングについて
・高校卒業だけなら楽。進学希望なら他に塾や予備校に行く必要があるかも。
・自分が選択した科目のレポート(ワークプリント)提出とテストがクリアできれば単位がもらえる。テストはマークシート。
・時間割が決まっているので、自分が選択した授業の時間にだけ行けばいい。
・基本的に授業はすべてスクーリング。パソコンやDVDを使って自宅学習することもできるが、一定の条件を満たす必要がある。
といった口コミがありました。
授業やテストは難しくなく、登校日は自分で選択できるので、スケジュールの自由度は高いと言えるでしょう。
飛鳥未来きずな高等学校では、自分で自由に科目を選択し、その開講時間に合わせて学校に通い、授業を受ける形式となっています。
授業は自分で決めて取ることができるので、自分の都合や体調に合わせてスケジュールを自由に組むことができます。
また、レポート(ワークプリント)を出すことでテストの受験資格が得られ、テストがクリアできれば単位を得られる制度になっているようです。
たまにテストのない授業もあるとか。
テストの内容はレポートから出るので、普段のレポートをしっかりとやっていれば、単位をとって卒業するのは難しくありません。
学校の授業が簡単で、それだけでは進学に対応することは難しいので、進学希望の人は早めに先生に相談するといいでしょう。
基本的に選択した授業は規定回数のスクーリングに出席しなくてはいけないので、通信制高校と聞いて
「家で勉強して、最低限のスクーリングだけ登校しよう」と思っている人には向かないようですね。
友人関係・いじめについて
・授業に出るだけでは友人はできないかも。
・友人がほしいなら、スタンダードスタイルにするか、授業で積極的に話しかけなくてはいけない。
・イベントで友達をつくる機会がある。
・いじめは聞いたことがない。
といった口コミがありました。
授業でしか接点がなく、毎日会うわけでもないので、友だちが欲しいなら自分から積極的に行く必要があるようですね。
飛鳥未来きずな高等学校には、自分で選んだ授業にのみ出席するベーシックスタイルと、週1回ホームルームに出席するタイプのスタンダードスタイルがあります。
友だちが欲しいと思ったら、授業内でペアになった人やよく顔を合わせる人に積極的に話しかけていくか、
週1回ホームルームがあるタイプの通学スタイルにしたほうが良さそうですね。
学校行事については、定番の文化祭や体育祭などの他に、餅つきや田植え、陶芸体験やBBQ、e-sports大会など、
様々なイベントが用意されています。
気になるイベントに参加したことで、趣味の同じ友人を作ることができたという人もいました。
「気の合う友人数人と楽しく学校生活を過ごしたい」
あるいは
「煩わしい友人関係に悩みたくない」
という人には向いています。
友達を作るのも作らないのも自由なので、1人でいたい、自分の勉強に集中したい、という人にもいいでしょう。
沢山の友人と高校生活を楽しみたい、学校外でも一緒に過ごせるような親友がほしい人には厳しいかもしれませんね。
気になるいじめについても、聞いたことがない、少なくとも身近にはないという口コミしかありませんでした。
先生について
・先生は明るくて優しい人が多い。学校行事の時には張り切る。
・レポートが分からなければ授業で教えてもらえる。
・授業を休んだり、レポートが遅れたりするとすぐに電話が来る。
・生徒に親身になってくれるのはもちろん、保護者からの相談にも乗ってくれた。
といった口コミがありました。
先生は生徒に対し親身になってくれますが、人によってはややおせっかいと感じるレベルのようです。
担任の先生は生徒のレポートの進捗状況やスクーリングの出席状況を細かく把握しているので、レポートが滞っていたり、出席していなかったりなど、何かあるとすぐに連絡が来るようです。
保護者としては嬉しいですが、「気にかけてもらって嬉しい」と感じるか、「いちいちうざったい」と感じるかは生徒次第のようです。
先生の親しみやすさについても、「フレンドリーで話しかけやすい」という口コミと、「向こうからグイグイ来るのでちょっと苦手」という2つのタイプの口コミが見られました。
積極的に生徒とコミュニケーションを取ろうとしてくるタイプの先生たちのようですね。
また、生徒からの相談だけでなく、保護者からの進路や勉強についての相談にも丁寧に応じてくれるので、
保護者からはとても高く評価されていました。
その他
・校則は自由。ピアスや化粧をしたり、髪の毛を染めたりできる。
・制服はあるが、ほとんどの生徒は私服。
・新しい学校なので、校舎がきれい。
通信制高校なので、オシャレや服装などについての規則は特にないようです。
自分の好きな格好で勉強をすることができるというのは嬉しいですね。
制服についてはスタンダードな紺色のブレザーですが、アレンジも自由に可能です。お気に入りの着こなしを見つけましょう。
また、飛鳥未来きずな高等学校は2017年に開校されたばかりなので、どの校舎も新しくて綺麗です。
飛鳥未来きずな高等学校の学費
飛鳥未来きずな高等学校には、ベーシックスタイルとスタンダードスタイル、2つの通学スタイルがあります。
ベーシックスタイル | スタンダードスタイル | |
選考料 | 10,000円 | 10,000円 |
入学金 | 10,000円 | 10,000円 |
施設設備費 | 60,000円 | 60,000円 |
単位履修料 | 224,000円
(28単位の場合・1科目8,000円) |
224,000円
(28単位の場合・1科目8,000円) |
補習費 | 100,000円 | 180,000円 |
特別活動費 | 活動による | 活動による |
教材費 | 20,000円程度 | 20,000円程度 |
その他経費 | 50,000円程度 | 50,000円程度 |
納入金合計 | 464,000円 | 544,000円 |
ベーシックスタイルはレポートとスクーリングを中心とした授業のみのタイプ、
スタンダードスタイルは週に1回のホームルームに参加するタイプの通学スタイルになります。
補習費が年間8万円違うだけで、後の金額は同じですね。
就学支援金対象の場合、1単位につき4,812円が減額となります。
この表の場合だと 4,812円×28単位=134,736円 となるので、
実質負担金額はベーシックスタイルであれば329.264円、スタンダードスタイルであれば409.264円ですね。
特別活動費とは、学校行事等のイベントに参加するためにかかる費用です。
イベントにもよりますが、1回参加するために5,000円程度がかかります。
10月以降の後期入学の場合、施設設備費と補習費が半額になります。
教材費やその他経費も安くなるので、納入金総額としてはベーシックスタイルで279,000円、スタンダードスタイルで232,284円程度となります。
また、希望者のみですが、選択コースの受講料も別途かかってきます。
「進学コース」の受講料が18万、「補習コース」の受講料が9万6千円、教材費が13,000円程度となっています。
ビューティーアート専門学校の「美容師免許取得コース」のカリキュラムを受講することで美容師免許取得を目指すコースもあります。
その場合は、追加で1年時に420,000円程度の出費が見込まれます。(詳細については学校に問い合わせましょう)
学費が高い! そんな時は
飛鳥未来きずな高等学校では、都道府県の奨学金を利用する生徒を対象に、初期費用軽減&学費分納制度があります。
最初の入学前には入学金と施設設備費、教材費と諸経費のみを納入し、残りの単位履修料と補習費を分割で支払うことができます。
この場合、月に2万円以上の奨学金が給付されるならば、単位履修料と補修費は全て奨学金でまかなうことができます。
申し込み時期や条件は都道府県によって違うので、詳しくは在籍する中学校の先生に確認してみましょう。
また、学校法人三幸学園の提携ローン、国の教育ローンを利用することもできます。
不安な場合は飛鳥未来きずな高等学校に問い合わせてみるか、中学校の先生に相談してみましょう。
飛鳥未来きずな高等学校の入試
飛鳥未来きずな高等学校の入試には、学力試験はありません。学力に不安のある人でも平気ですね。
しかし、定員になり次第入学を締め切ってしまうので、入学を考えている人は早めに願書を提出し、入試を受けに行くようにしましょう。
※入学には学校説明会の参加が必須となります!
入学試験科目
・新入学推薦入試
書類審査・面接試験
・新入学一般入試
書類審査(作文含む)・面接試験
入学には学校説明会への参加が必須となります。飛鳥未来きずな高等学校が気になる人は、まず学校説明会へ参加するようにしましょう。
一般入試の場合、願書などの出願書類と共に、受験の動機についての作文を提出しなくてはなりません。
しかし、中学3年生対象のみらいの教室に参加することで作文が免除されます。
みらいの教室とは?
・中学校の勉強の復習ができる
・高校進学前に友達ができる
・高校になれることができる
・学校に行く練習ができる
飛鳥未来きずなオリジナルの学習支援・登校サポート制度です!
面接では定番の志望動機や高校に入ったら何がしたいか、が聞かれるのですが、一つだけ飛鳥未来きずな高校に独特なものがあります。
それは、詩の朗読です。
面接で、必ず詩の朗読をしなくてはならないのです。
「30秒程度の」「国語の教科書に載っていそうな」「小学校程度の漢字しか使っていない」「前向きな感じの」詩だそうです。
「詩の朗読なんてしたことない!どうしよう」
という人も安心して下さい。
「詩が難しくて読めなかった」
「そのせいで落ちてしまった」
という話はありませんでした。簡単な内容の詩のようです。
また、感情を込めて上手に朗読しなければいけないということもないので、特に対策も必要ないでしょう。
不安な人は、教科書に載っている詩を読んでみるといいかもしれません。
ただし、「漢字の読みをチェックされた」と言う話はありました。
漢字が読めなければ不合格になるわけではなさそうですが、面接で漢字の読みを指摘されるのは避けたいですよね。
とは言っても難しい詩ではないので、落ち着いて臨めば大丈夫でしょう。
出願資格
・新入学推薦入試
中学校卒業見込者で、学校長の推薦のあるもの
・新入学一般入試
中学校卒業見込者、もしくは中学校を卒業しているもの。
出願資格には特別なものはありません。ただし注意しなくてはいけないのは、出願には学校説明会・相談会・見学等への参加が必要ということです。
そして、定員に達した時点で出願は締め切られてしまいます。
2020年度入試では、12月中に学校説明会参加者以外の出願が締め切られてしまったキャンパスもありました。
入試シーズンになって、慌てて飛鳥未来きずな高等学校に出願しようとしても間に合わなくなってしまう可能性があります。
少しでも気になるのであれば早めに学校説明会への参加をしておきましょう。
飛鳥未来きずな高等学校の評判・学費・入試についてまとめ
・授業は自分の選択したものにだけ出席すればよい。卒業だけなら簡単
・友だちを作りたいなら積極的に行く必要がある
・先生たちは優しくて親身になってくれるが、人によってはおせっかいと感じてしまうかも
・学費についてはやや高めだが、スクーリングに沢山行っても追加料金はない。
・入試に学力試験はないため難しくはないが、詩の朗読がある。また、キャンパスによってはすぐに願書の受け付けが締め切られてしまう
飛鳥未来きずな高等学校には、以上のような特徴がありました。
まだ創立から日は浅いですが、大変に人気のある学校だということが分かりますね。
スクーリングの自由度が高く、イベントも多いので、充実した高校生活を過ごせそうな学校ですね。
小さな相談にも、先生たちも親身に応じてくれるので、楽しい毎日を過ごすことができそうです。
少しでも気になった人は、資料請求や学校見学に行ってみましょう!