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通信制高校のQ&A

【*真実】通信制高校卒業後の進路で就職や進学は不利なの?

「通信制高校を卒業しても、就職や進学に不利かな?」

と、疑問や不安に思う方もいると思います。

 

この記事では、

・通信制高校を卒業したあとの進路は?

・通信制高校を卒業だと就職や進学に不利なの?

・就職に有利になるポイントは?

・通信制高校の勉強だけでは進学は難しい?

これらのことについて解説していきます。

 

通信制高校を卒業したあとの進路は?

文部科学省が発表している令和元年の学校基本調査によると、卒業生の進路内訳は以下のようになります。

大学等進学者 10,104人(18%)
専修学校進学者(専門課程・一般課程) 13,173人(23.4%)
公共職業能力開発施設等入学者 426人(0.8%)
就職者 11,026人(19.6%)
上記以外 21,070人(37.4%)
不明 484人(0.9%)

引用:学校基本調査-令和元年度結果の概要-

上表を見ると、実際に就職・進学している人が多くいることがわかると思います。

ただ、そんな中でも気になるのが全体の約4割を占める「上記以外」。

これは、就職も進学もしない「ニート」「フリーター」の方も含まれます。

自分がその4割にならないためにも、卒業後の進路を見据えて学校生活を送りましょう。

 

通信制高校を卒業だと就職や進学に不利なの?

まずお伝えしたいのが、全日制でも通信制でも高校卒業資格に違いはありません。

ただ、通信制高校に通っていると言うと「問題のある生徒が通っている学校」「本人に難あり」など、偏見を持たれることも少なからずありましたが、それも一昔前のこと。

今では、不登校で悩む方や、芸能・アスリート活動など、自分のスタイルと学業を成立させるために「あえて選ぶ学校」になりつつあります。

 

また、

「学校に毎日通わなくてもいいし、基本的に自宅学習で自分のペースで進められたから楽でしょ?」

と思う方もいるかもしれませんが、それは違います。

通信制高校では、単位制を採用している学校が多く、個人の学習で進めていくと最短3年で卒業することができますが、この「個人学習」って実は大変なこと。

 

例えば・・・

自分が学生の時に、明日のテストのために勉強しようと思って机に向かった時を思い出してみてください。

 

近くにある漫画に手を伸ばしてみたり、「少しだけ!」と言い聞かせながらテレビを見たり、気付けば寝てるなんてことありませんでしたか?

私はよくありました。

 

テスト前だけの「個人学習」でも苦労するのに、これを毎日行うことを考えると、個人で学習することって意外と難しいですよね。

でも、そんな大変な勉強も強い意志をもってできる人は「自主性・自己管理能力」が高い人。

これは就職の時にアピールするきっかけになると思います。

 

他にも、全日制や定時制と違って、自由な時間が多いので、就職に有利になるポイントもあります。

次は、就職に有利になるポイントを解説していきます。

 

就職に有利になるポイントは?

全日制や定時制と違って使える時間が多いので、その時間は有意義に使いましょう。

資格を取得する

高校生でも取れる資格はたくさんあります。

・日商簿記検定

・マイクロソフト オフィス スペシャリスト (MOS)

・社会人常識マナー検定

・秘書検定

など。

 

他にも、通信制高校にはさまざまなコースが設けられていて、資格や免許取得を支援しています。

・美容師

・調理師

・医療系(医療事務や調剤薬局事務など)

・美容系(メイクやエステティシャン、ネイルなど)

など。

資格が取れれば履歴書も充実するし、面接のときに資格取得に対してがんばったことなど、熱意をアピールすることもできるので、積極的に資格取得を目指しましょう。

アルバイトで社会経験を積んでおく

基本的な社会人としてのマナーやコミュニケーション能力を高めるには、実際に社会に出て経験するのが一番だと思います。

アルバイトを通して経験したことや身につけたことはいずれ役にたつこともでてくるでしょうし、面接の時に十分アピールすることもできます。

お金を稼ぐことの大変さも身に染みると思いますよ。

 

ただ、アルバイトに夢中になり勉強をおろそかにしてしまうのは注意が必要です。

一番初めに書いた「就職も進学もしない約4割」の中にはフリーターも含まれます。

高校生活の延長でついバイト生活を続けてしまう・・・ということも少なくありません。

 

就職・進学のためにアルバイトをしている!という強い意志を持ちながら、勉強と両立させてくださいね。

 

通信制高校の勉強だけでも進学できる?

全日制や定時制に比べると大学進学率は低いですが、通信制高校だからといって進学に不利になることはありません。

よく「通信制高校は自主学習がメインなので、つまづいたところを先生などに聞けず時間を取られてしまい、なかなか先に進むことができなくなってしまう。」と言われていますが、最近ではいつでも先生に問合せできるシステムを導入している学校もあります。

わからないことがあれば積極的に質問してみるのもいいと思います。

 

また、通信制高校の中には、大学受験に力をいれている学校もあります。

少しだけご紹介しますね。

・鹿島学園高等学校

医療系の専門学校と提携しているので、医学部や獣医学部、歯学部などの難関学部への進学もサポートしています。

・ルネサンス高等学院

東大や京大など難関国公立大学に合格者を輩出。一人ひとりの学力や志望校に合わせた学習プランを設定しています。

・第一学院高等学院

提携している市進予備校やZ会の映像をパソコンやタブレットを使って、学校や自宅で見ることができます。

難関大学であっても生徒の学力に合わせてカリキュラムを組んでもらえます。

・クラーク記念国際高校

ネイティブ教員がいるなど英語学習に強い。

さらに、早稲田・上智・国際基督教大学など、全国の310大学から1,400枠以上の指定校推薦枠を獲得しています。

・トライ式高等学院

完全オーダーメイドプログラムを組み、それに沿った個別指導、集団授業、web授業、自習を提案してくれます。

他にも進学サポートが充実している学校はたくさんあるので、自分に合った学校を探してみてください。

 

「通っている学校に進学コースがない・・・」

という方は、まずは学校の先生に勉強や進路のことを尋ねてみましょう。

他には、進学をサポートしてくれるサポート校も視野にいれるといいかもしれませんね。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

日制でも通信制でも高校卒業資格に違いはない

・全日制より自由な時間が多いので、就職に向けて資格取得やアルバイトなどの時間が取りやすい

・大学進学率は低いけど、大学受験に力を入れている学校や進学をサポートしてくれる「サポート校」がある

という点からも、通信制高校卒業ということが、就職や進学に不利にならないことがわかっていただけたと思います。

 

通信制高校というだけで偏見を持たれることもありましたが、今では「あえて選ぶ学校」になりつつあり、自分の頑張り次第でいくらでも結果を出すことができます。

ただ、約4割の人が就職も進学もしないというのも事実。

ぜひ、強い意志をもって勉強に励んでくださいね。

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