長尾谷高等学校へ入学を考えた時に
「評判はどうなんだろう?」
「どのくらいお金がかかるの?」
「入試は難しくないかな?」
といったことが気になると思います。
高校入学は人生の大きな岐路ですから失敗したくないと思うのは当然です。
入学してから「こんなはずじゃなかった」というのは避けたいですよね。
そこで、入学前に長尾谷高等学校について少しでも知るために
- 学校の卒業生からの評判
- 年間の学費
- 入学試験
について解説していきます。
自分が思い描いている学校生活を送るためにもしっかりと確認しておきましょう。
長尾谷高等学校の評判
長尾谷高等学校は大阪府で8校しか認められていない、大阪府認可の通信制高校です。
大阪(枚方、梅田、なんば)、京都(四条)、奈良(奈良市)に校舎があります。
下記のような特徴のある学校です。
長尾谷高等学校の特徴
- 勉強が苦手でも安心な、丁寧な指導
- 総合的な学習
- メイクやネイル
- コンピュータグラフィックス
- 歴史散策 等
- 楽しい学校行事
長尾谷高等学校は学校紹介を動画で出していますので、合わせて確認しておきましょう。
こんな特徴を謡っている長尾谷高等学校ですが、実際のところはどうなのでしょうか。
卒業生や在学生の声をもとに見ていきましょう。
長尾谷高等学校の悪い評判
確かに親御さんの中にはそういったイメージがある人もいるかと思います。
ではまず、気になる悪い評判から見ていきます。
悪い評判では生活面に関するものが目立ちます。
悪い評判
- 校則に書いてあるにもかかわらず、ピアスを開けている人がいる
- 携帯電話の仕様や服装、髪型の規則がまったく守られていない
- スポーツ等の部活動が盛んと聞いていたが、あまり活発さが感じられない
校則で服装が規制されているようですが、実質的に効果がないようですね。
服装以外にも携帯電話使用に関する禁止事項があり、こちらも形だけで誰も守っていないようです。
「服装の乱れ=学校が荒れている」ではありませんが、見た目が派手だと保護者は良い印象を持ちませんね。
部活動の活発さは校舎によってギャップが大きいようです。
部活動に期待しての進学は、問い合わせや情報収集をより密に行う必要がありそうです。
長尾谷高等学校の良い評判
長尾谷高等学校に関する評判は悪いものだけではありません。
これから紹介していくような良い評判もたくさんあります。
特に進学、学習面の声が多いです。
良い評判
- 毎年難関大学に進学する人がいる(東大や京大等)
- 単位を取るだけならば簡単に出来る
- 進学希望者には進学コースでしっかりサポートしてもらえる
- 諸事情で全日制をあきらめた人でもついていきやすい
- 自分のペースで勉強できるので、勉強に苦手意識があっても克服できる
長尾谷高等学校ではレベルの高い大学に進学する人がいるようですね。
自分のやる気次第で、大学進学は充分に目指せるようです。
多数派ではないでしょうが、ハイレベルな進学実績があるのは安心です。
一方で、基礎レベルからしっかり学べる環境もあります。
全日制の生活が合わず、あきらめざるを得なくなった人でもやっていけそうですね。
勉強の苦手意識が克服できる例もあるようなので、やる気次第で大学進学も視野に入ります。
長尾谷高等学校の学費
学費については公式HPによると下記のとおりです。
- 入学金 50000円
- 授業料 9000円/単位
- 施設設備費 24000円
- 特別活動費 12000円
- 諸活動日 600円
- 卒業経費 8000円(3年次のみ、寄贈品・アルバム代)
- 同窓会費 3,000円(3年次のみ)
引用:長尾谷高等学校HPより
これによると、授業料が1単位あたり9000円と書いてあります。
高等学校では、3年間で74単位取得することが国で定められている卒業の条件なので、
9000×74÷3 = 222,000円
が年間の授業料となります。
ですので、初年度は諸経費をすべて合計して308,600円が学費の目安となります。
長尾谷高等学校の入試
長尾谷高等学校では入学時期によって試験の内容が異なります。
入学時期は下記の3パターンです。
入試時期
- 前期 4月入学
- 後期 10月入学
- 編入 随時
この中で最もポピュラーな前期入学をする場合の試験から見ていきましょう。
前期入学試験
前期の入学試験内容は下記のとおりです。
2020年度前期
- 一次
- 国語・数学の学科試験
- 書類審査
- 面接
- 二次・三次
- 課題作文
- 書類審査
- 面接
1月~3月にかけて行われ、学力試験があります。
そんな心配もあるとは思いますが、学力試験の内容は基礎レベルの問題で構成されており、しっかり勉強して臨めば問題ないでしょう。
少し古いですが参考までにH20年度数学の過去問を載せておきます。
入学試験は年度によって大きく変わるものではないので、レベル感を確認しておきましょう。
引用元:日本の学校
後期入学試験
次に後期入学の場合の試験項目です。
2020年度後期
- 課題作文
- 書類審査
- 面接
後期では学力試験は課されません。
入試時期も少し特殊で9月です。
試験は面接と作文だけですので、学力にどうしても不安が残る場合は後期を選択するのもありです。
さらに入試については下記のような口コミもあります。
どんなに学力がなく偏差値が低くても、面接時だけ黒髪にして、問題用紙に名前を書いて回答していれば入れます。
引用:みんなの通信制高校情報
入試のハードルは高くないようです。
学力に不安があっても落ち着いて臨みましょう。
転入・編入
前期・後期の2パターンの入学時期を紹介しましたが、もう一つあります。
それは転入・編入です。
編入・転入の場合は随時入学を受け入れており、試験項目は下記のとおりです。
編入・転入
- 書類審査
- 面接
試験は面接だけとなっています。
転入・編入は別の高校へ進学した後のことなので、簡易的な試験となっていることが考えられます。
学校生活の問題で転入・編入することになっても、入学のハードルが低めなのは安心なポイントですね。
長尾谷高等学校の進路
長尾谷高等学校では大半の卒業生が進学を選びます。
その中でも特に目を引く実績を紹介します。
大学進学実績
- 東京大学
- 京都大学
- 北海道大学
- 横浜国立大学
- 早稲田大学
- 慶應義塾大学
- 上智大学
- 明治大学
- 青山学院大学
- 法政大学 他
これらは過去5年間の中で進学実績のある大学です。
非常にハイレベルな大学への進学実績がありますね。
学校を上げて進学に力を入れていることがうかがえます。
自分の頑張り次第で上限なく学習できることの証ですね。
まとめ
長尾谷高等学校について解説してきました。
最後に情報をまとめると
まとめ
- 生活面は不安が残るが、学習面の評判が良い
- 学費は年間22万円前後
- 入学時期で試験科目が変わる
- 学力試験は4月入学のみ
- 10月入学と転入は学力試験なし
進学に力を入れており、生徒個人のペースに合わせつつも意欲のある生徒は上へ引き上げてくれます。
「通信制は学力が不安」といった常識にはまらない学校なので、学力をおろそかにしたくない場合は選択肢に入るのではないでしょうか。
自分にピッタリな学校選びの助けになれば幸いです。