宮城県美田園高等学校は宮城県名取市にある通信制高校です。
宮城県で唯一の公立の通信制高校です。
入学を考えるにあたっては、
「学校の評判はどうかな?」
「学費はどれくらいかかるの?」
「どんな入試があるのかな?」
など、気になることがいろいろと浮かんできますよね。
そこで、この記事では
- 生徒からの評判
- 学費がどれくらいかかるのか
- どんな入試が行われるのか
以上3点について解説していきます。
目次
宮城県美田園高等学校の評判は?
結論から言うと、宮城県美田園高等学校の評判は全体的には良いです。
実際に学校へ通った生徒の口コミを見て、確認していきましょう。
在校生の口コミ
自分はずっと勉強が苦手でした。 でも、先生方から教えていただいたとおりにレポートに取り組むと、自然に勉強が理解できました。 自分でも授業に後れを取らないというのが新鮮で楽しかったです。(Aくん)
以前の私はクラスに馴染めず、友達を作ることが苦手でした。 そんな私でも、親友と呼べるクラスメイトに出会うことができました。 この学校をきっかけに、今ではいろんな人と話せるようになりました。(Bさん)
卒業生の口コミ
通信制と言っても、学校のイベントや行事はしっかりあります。 たまにあるスクーリングも含めて、全部楽しむことができました。 レポートの添削もかなり丁寧にされていて、アルバイトをしながらでも無理なく勉強できました。(Cくん)
別の高校で馴染めず、中退してこの学校に入学しました。
でも、ここではたくさんの友達ができました。
勉強にも自分なりにしっかり取り組むことができましたし、何かあっても先生方によく相談にのってもらえました。
私はこの学校に通えて本当に良かったです。(Dさん)
悪い?口コミ
簡単な質問をしても「わからないから、予備校へ行ってくれ」と言われました。(Eくん)
レポートは教科書や学習書を見れば出来るので、それ自体は難しくないはずです。
でも、勉強が嫌いな人や、期限を守れない人にとっては大変だと思います。(Fさん)
評判まとめ
宮城県美田園高等学校の評判をまとめると以下の通り。
- 先生のレポート添削がわかりやすく、勉強が苦手な人でも授業に後れを取らない
- 別の学校でクラスに馴染めなかった人でも、たくさんの友達や親友と出会うことができる
- 自学自習でレポートに取り組めないと、卒業は難しくなる
公立の通信制高校ということで、サポート面で私立に劣るのではないかと思ってしまいがちです。
でも、学校の対応に満足している人もいるようです。
一方、「簡単な質問に答えてもらえない」という不満の声もあります。
先生がなんでも答えてくれるというわけではないようです。
ある程度は自学自習ができないと大変そうですね。
通信制高校ということで、レポート提出も大変だと思われます。
毎回毎回学校へ送って、添削してもらって、返されてきたものを直したりするという過程を踏むわけですから、面倒なことをおろそかにしてしまう人だと卒業自体が厳しくなってしまうと思われます。
この点からも、自学自習ができるような人でないと、向いていない学校と言えるでしょう。
宮城県美田園高等学校の学費は高い?安い?
宮城県美田園高等学校の学費について見ていきましょう。
学費補助についても解説していきます。
宮城県美田園高等学校の学費
宮城県美田園高等学校の初年度の学費は以下の通りです。
受講料 | 8,400円 |
教科書・学習書代 | 15,000円程度 |
体育館シューズ | 4,100円 |
諸経費 | 4,820円 |
レポート郵送代 | 3,000円程度 |
合計 | 35,320円程度 |
※受講料は1単位336円×25単位で算出
学費は初年度で35,000円程度になります。
3年間で10万円程度です。
学費の相場
他の学校と比べて、宮城県美田園高等学校の学費はどうなのでしょうか。
初年度納入金で比較していきたいと思います。
- 宮城県美田園高等学校(公立の通信制高校の学費)
- 35,000円
- 八洲学園高大学国際等学校
- 116,000円
- N高等学校
- 129,000円
- 鹿島学園高等学校
- 131,000円
- 代々木高等学校
- 150,000円
- 八洲学園高等学校
- 156,000円
- 日本航空高等学校
- 182,000円
- ヒューマンキャンパス高等学校
- 190,000円
- 北海道芸術工津尾学校
- 305,000円
- 飛鳥未来高等学校
- 324,000円
- ルネサンス高等学校
- 344,000円
- ベースボール総合アカデミーROOKIES
- 761,000円
- 代々木高等学院
- 880,000円
- トライ式高等学院
- 914,000円
- 代々木アニメーション学院高等部
- 1,350,000円
ここで挙げた他の学校は、全て私立の通信制高校となっています。
他の公立の通信制高校を挙げていないのは、公立だとどこを選んでも金額に大差がないからです。
ですから、宮城県美田園高等学校の学費=公立の通信制高校の学費と考えて大丈夫です。
これらの私立の通信制高校と比べると、宮城県美田園高等学校の学費は圧倒的に安いことがわかりますね。
安さを求めるなら、公立の通信制高校である宮城県美田園高等学校を選んでおけば間違いはないでしょう。
学費補助について
宮城県美田園高等学校で利用することができる学費補助は以下の通りです。
返済が不要な学費補助
- 高等学校等就学支援金制度
- 高校生等奨学給付金
これらの学費補助を活用することで、学費がほぼ無料になります。
こうした学費補助が実際にどれくらい受けられるのかについて解説していきます。
高等学校等就学支援金制度
国が高等学校に対して行っている学費補助制度です。
公立の場合は以下の通りです。
支給年額: 6,240円(月額520円×12か月)
支給条件: 世帯年収が約910万円未満であること
高校生等教育給付金
自治体(都道府県)が私立高校に対して行っている学費補助制度です。
公立の場合は以下の通りです。
支給年額: 32,300円~36,500円
支給条件: 非課税世帯または生活保護受給世帯であること
宮城県美田園高等学校ではどんな入試が行われるのか
宮城県美田園高等学校の入試について解説します。
入試の内容と難易度
入試の出願方法には3種類ありますが、どれも同じ試験内容です。
入試の種類 | 試験内容 |
一般入学 | 書類と面接による審査 |
編入学 | |
転入学 |
入試の倍率といったデータが見つからないことから、競争が激しいということはないでしょう。
そもそも、通信制高校は入学しやすいのが特徴です。
勉強や学校生活に前向きに取り組む意志があれば合格するでしょう。
入試対策
いくら合格しやすいと言われても入試ですから、少しでも何か対策をしておきたいですよね。
そんな方のために、書類を書く際の注意点や面接ではどんなことを聞かれるのかについて解説します。
他の学校でも使えるような内容となっていますので、ぜひ参考にしてみてください。
書類を書く際に注意すること
書類審査と言っても、出願時等に学校から求められる書類を提出するだけで書類審査が行われるため、何か対策を取ったりできるものではありません。
とはいえ、最低限気を付けるべきことはあります。
- 誤字脱字等の書類の不備が無いようにする
- やる気のない文章や汚い字を避け丁寧に書く
これらを実施するかどうかで読む人の心証は変わってくるでしょう。
どれも基本的なことですが、忘れないようにしてください。
面接で聞かれること
面接で聞かれる質問は、
- どうして宮城県美田園高等学校を志望したのですか?
- 中学時代に頑張ったことは何ですか?
- 高校生活ではどんなことをしたいですか?
といった内容が考えられます。
答える際には、ある程度正直に話しましょう。
通信制高校の多くは、中学時代に不登校だった生徒を積極的に受け入れています。
これからしっかり学校へ通うという意思さえ示せれば、そのような事情を話したとしても問題ありません。
確かに、学校側に否定的な態度を取られたりして受け入れてもらえない場合があるかもしれません。
でも、そうなったとしても気を落とすことはありません。
通信制高校はたくさんあります。
中には生徒に対して冷たい学校もあるでしょう。
そのような学校と出会ってしまったとしても、それは「たまたま生徒に冷たい学校だった」というだけの話です。
むしろ、「入学前にダメな学校だとわかってラッキー」程度に考えてしまいましょう。
その学校がダメな学校だったとしたら、他の学校を探せば良いんです。
なので、落ち込んだりしないでください。
面接に不安のある方は、以下の回答例を参考にしてみてください。
自分の気持ちを込めて話すことが大事ですから、そのまま暗記して話すのはやめましょう。
回答例「どうして宮城県美田園高等学校を志望したのですか?」
私は中学の時、学校を休みがちでした。
だから、高校でもしっかり通えるかどうか心配です。
そんな私でも、貴校のような通信制高校であれば勉強していけるのではないかと思いました。。
それが貴校への入学を希望する理由です。
回答例「中学時代に頑張ったことは何ですか?」
私にはこれといった頑張ったことはありません。
ですが、最近になり、以前わからなかった教科書の内容について振り返ったりして、自分で勉強したりしています。
今までは頑張ってこれませんでしたが、これからは頑張っていこうと思っています。
回答例「高校生活ではどんなことをしたいですか?」
勉強を頑張りつつ、自由な時間を活かして興味の幅を広げ、新しい知識を身に着けていきたいと考えています。
学校説明会に参加しよう
入試についていろいろと解説してきましたが、入試に臨む前に大事になることがあります。
それは、出願する前に学校説明会へ参加することです。
というのも、入試では最新の情報が大事になるからです。
当サイトのようなWeb媒体や学校からの資料等である程度情報を集めることは可能です。
ですが、学校の今を知ることができるのは、実際に学校へ足を運んで話を聞く方法しかありません。
例えば、今年だけ募集人数の倍の入学希望者がいたらどうでしょうか。
当然、溢れた希望者は受験しても不合格となるでしょう。
学校説明会へ参加することで、今年度の入試の状況について、詳細な情報がわかるでしょう。
そうすれば、こうしたイレギュラーな事態にも対処できます。
結局のところ、入試についての情報を一番持っているのは学校です。
まずは学校へ相談しに行きましょう。
宮城県美田園高等学校を卒業した後の進路を叶える取り組み
宮城県美田園高等学校を卒業すると、高校卒業資格を得ることができます。
全日制高校と同様に、卒業後の進路として進学や就職を選ぶことができます。
進学や就職の実績については公開されていませんが、進路指導は実施されています。
といっても、先生と会う機会が少ない通信制高校において、良い進路を目指すためには自己努力が大事になってくるでしょう。
学校に任せきりにせず、自分が頑張っていく必要があります。
その上で、これから紹介する進路指導を活かせれば、望む未来を得ることができるはずです。
進学支援
進学に向けて、以下のような進学支援を行っています。
進学学習ガイダンス | 国・数・英の学習アドバイスがもらえる | 5月 |
共通テスト説明会 | 大学入学共通テストの説明会 | 7月 |
進学講演会 | 河合塾の講師による講演会 | |
小論文講座 | 大学入試の小論文対策講座 | 6,8月 |
進学懇談会 | 進学希望の生徒同士の交流・情報交換 | 10月 |
模擬試験申し込み | 河合塾の模擬試験の申し込み | 4,6,9,10,12月 |
就職支援
就職に向けて、以下のような就職支援を行っています。
就職実践講座 | 面接の練習等の実践的な練習 |
就職探求講座 | 就職について具体的に決められない生徒への支援 |
社会に1歩踏み出す講座 | 不安を抱えたある生徒への支援 |
まとめ
最後に、宮城県美田園高等学校の評判、学費、入試について振り返っておきましょう。
- 全体的には良い評判だが、自学自習ができないと卒業は難しい
- 学費は3年間で10万円程度必要だが、学費補助を受ければほぼ無料にできる
- 入試は書類と面接による審査のみで簡単
この記事を読んで、宮城県美田園高等学校に入学するかどうか、判断してみてください。