この記事を見ている人は、YMCA学院高等学校について深く知りたいと思っているのではないでしょうか。
学校を探す中ですぐに得られる情報だけでなく、下記のことは気になるところですよね。
「ホームページの情報じゃなくて、体験者のリアルな声が聞きたい!」
「現実問題として一番重要なお金のことについて知りたい!」
「そもそも入るためには?」
本記事ではYMCA学院高等学校について口コミ・学費・入試などの詳しい概要についてご紹介します。
目次
YMCA学院高等学校とは
YMCA学院高等学校は大阪府大阪市にある「通信制課程・単位制の学校」です。
【YMCA学院高等学校の授業形式】
レポート+スクーリング(教室での授業)で学習
↓
単位認定テストを行い単位取得
↓
卒業
レポートは各科目ごとに2回∼9回、スクーリングは前・後期各9∼11週間の期間に、個々の時間割に沿って行われます。
教育方針は下記のようになっており、生徒数もあまり多くないためそれぞれのペースを大切にし、アットホームな雰囲気の中でサポートしてくれる体制があるといえますね。
「あなたのペースであなたしく過ごせます」
「一人ひとりを尊重し、大切にそして皆さんを信頼する」
「進む路についていろいろな人と、ともに考えられることを願っています」
「イエスキリストの愛と奉仕の生き方に学びます」
特徴として個人の興味関心に合わせ、マイスペースコース(少人数授業。朝から・昼からコースがあります)、グローバルコース(ネイティブ講師との会話や校外研修などを通して学んでいきます)、進学コース(少人数授業で受験対策を行いながら四年制大学進学を目指します)をはじめとした7つのコースから選ぶことができます。
制服に決まりはなく、基本的には自由ですが「高校生らしい制服が着たい」という希望者のために、ブレザータイプの標準服(学校で着用を推奨するもの)を用意しています。
ネクタイやリボンも自由に選べる他、ジャケットやスカートだけなど一部の購入も可能です。
行事では、前期にはハイキングやフィッシング、後期にはクリスマス礼拝や東京ディズニーリゾートで学ぶなど、さまざまなものがありました。
YMCA学院高等学校の口コミ
YMCA学院高等学校の概要について理解できたところで、続いて良い口コミ・悪い口コミについてみていきましょう。
良い口コミ
「ほかの通信制学校にはあまりない、運動できる場所がある」
「サポートが充実している」
「自分の好きなことを重点的に学べる」
「人として成長できる環境が整っている」
「生徒と教師の距離が近い」
悪い口コミ
「大学と似たような制度で高校生活を送っている気分にはならない」
「学校へ行く日が少ないから自宅でも学習しないと後悔する」
「校則が緩すぎる」
「自己責任、自己管理というのが強い」
「無駄な授業が多い」
こんな感じでした。
やはり、充実した教育体制とサポート制度が高評価のようですね。
一方、悪い口コミはというと、通信制高校の「自主性」があっていなかった場合が多いようです。
通信制高校は、基本的に自分のペースで学習を進めるスタイルのため、自分を律して計画的に物事を進めることが苦手な方にとっては、少々難しく感じられてしまうかもしれませんね。
ただ、これはYMCA学院高等学院に限らず、どの学校でも同じことが言えます。
口コミは体験者の声ということでとても参考になるものですが、すべてが自分に当てはまるかはよく見定めなくてはいけません。
学費
進学には当たり前ですがお金が伴い、気にしたくなくても気にしなければなりませんよね。
YMCA学院高等学校の学費は下記の通りなので、ご自身でもシュミレーションしてみてはどうでしょうか。
また、YMCA学院高等学校は国の「高等学校等就学支援金」対象校であり、最大で授業料全額無料になる可能性があります。
項目別費用
入学金(入学手続き時) | ¥50,000 |
施設設備費(入学手続き時、次年度以降年度ごと) | ¥40,000 |
授業料(各期ごとに講座登録後) | 1単位ごと¥10,000 |
諸経費(各期ごとに講座登録後) | ¥5,000 |
学生・生徒24時間共済(年度ごとに最初の授業料と一緒に) | ¥7,000 |
Y-Learning教材費(入学時) | ¥5,400 |
卒業諸費(卒業予定期) | ¥5,000 |
このほかに教科書代・教材費があります。
また実習を伴う講座登録の場合は別途実習費が必要です。
コース別登録料(それぞれ各期ごと)
グローバルコース | ¥110,000 |
進学コース | ¥140,000 |
健康スポーツコース | ¥110,000 |
マイスペース | ¥120,000 |
Yチャレンジ | ¥190,000 |
上記のコースごとに一年目に必要な金額の合計をまとめました。
グローバルコース | ¥362,400 + ¥110,000×2 = ¥582,400 |
進学コース | ¥362,400 + ¥140,000×2 = ¥642,400 |
健康スポーツコース | ¥362,400 + ¥110,000×2 = ¥582,400 |
マイスペースコース | ¥362,400 + ¥120000×2 = ¥602,400 |
Yチャレンジコース | ¥362,400 + ¥190,000×2 = ¥742,400 |
※コース別登録料は各期ごとの金額で、今回は一年間同じコースを選択したと仮定してと計算しています。
また、教科書代・教材費、実習費は含めません。
YMCA学院高等学校の入試
続いて、YMCA学院高等学校の入試の流れ、および面接で聞かれる内容について見ていきましょう。
YMCA学院高等学校の入試の流れ
それではまず、エントリーから入学までの流れについて見ていきましょう。新入学・転入・編入全て共通で、まず学校説明会および個別節米へ参加し、出願書類(受験料¥10,000と共に)を提出します。
そして、入学試験受験後に、合格者と保護者対象のオリエンテーションがあります。
その後、関連書類を提出し、入学金・施設設備費・コース・クラス登録費(選択者のみ)を納入し、入学手続き完了となります。
YMCA学院高等学校では、学力試験はある?
YMCA学院高等学校の入試は、新入学・転編入学共に面接および提出書類(面接カード)を元に総合的に行います。学力試験はありません。
また、合否について中学校の調査書も使用しません。
試験に苦手意識のある方にとっては朗報ですが、その文面接カードに書かれている内容が重要になってきます。
面接ではどんなことが聞かれる?
面接カードに書いてあることが聞かれるので、飾らず素直に書くことが大切です。
対策として、中学の復習から始め高校の学習や赤本を解いていた人もいれば、特に何もしていない人もいたようですが、共通しているのは「正直に」気持ちを伝えるということです。
学校側は、何も落とすために面接を実施しているわけではありません。
どんな人柄なのかを判断するために、顔合わせの意味も兼ねていますので、緊張せず、ありのままの自分を見せましょう。
進学先
先輩達は専門学校が多いようですが、就職、大学に進学というのもあるようです。
また、生徒数も少ないため、自分の成績次第で推薦も取得しやすいようです。
下記は先輩達の主な進学先です。
私立大学
大阪芸術大学、大阪国際大学、京都産業大学、京都女子大学、神戸女学院大学、四天王寺大学、摂南大学、同志社大学、中央大学、奈良大学、森ノ宮医療大学、大和大学など。
専門学校
大阪総合福祉専門学校 総合福祉学科、大原情報デザインアート専門学校、ECCコンピュータ専門学校、大阪ECO動物海洋専門学校、大阪外国専門学校、大阪教育福祉専門学校、大阪情報コンピュータ専門学校、大阪動物専門学校、大阪YMCA国際専門学校、京都外国語専門学校、辻調理師専門学校など。
就職
株式会社セイカ・セリグラフィ、株式会社高見沢サービス、株式会社ツマガリ、株式会社長崎堂、株式会社大和発條製作所、松屋町サービスステーション株式会社、日本企画株式会社など。
まとめ
以上がYMCA学院高等学校の概要になります。
今回の内容をまとめると、
・いい口コミでは、生徒と教師の距離が近くサポート体制が充実している
・悪い口コミでは、校則が緩すぎることだが、価値観や好みの問題でもある
・学費は大体 ¥600,000ほど
・入試はなく、面接カードでの面接が全てなので、記入を怠らず、ありのままの自分を見せることが大切
・進学先は専門学校が多いですが、大学、就職もありました。
ぜひ参考にしてみてください。