「通信制高校に通っても、良い大学に進みたいな。」
「部活や修学旅行みたいな学校行事があったら友達作れるかな。」
「通信制高校ってやっぱりギャルやヤンキーが多いのかな。」
そう思っているあなたへ、通信制高校【天王寺学館高等学校】について是非紹介したいです。
・評判とか雰囲気ってどうなの?
・週に何回通えば良いんだろう、学費って高いのかな?
・入試はどんな内容なんだろう?
ご安心ください、詳しく答えていこうと思います。
目次
天王寺学館高等学校の評判
高校選びでまず気になるのは評判ではないでしょうか。
通信制高校の勝手なイメージでは、
「ヤンキーが多そうでいじめが心配。」
「勉強はしなさそう。」
「全日制と違って部活動や学校行事がなさそう。」
とか思っていませんか。天王寺学館高等学校は、そういったイメージを覆す通信制高校かもしれません。
早速口コミをご紹介します。
・部活は活発なところとそうでないところの差が激しい
・校舎が狭い
・学力に関しては生徒次第
・意外と風紀に厳しい(染髪NG、ショートパンツやスカートも注意される)
悪い評判は上記のようなものがありましたが、天王寺学館高等学校には良い評判も沢山あります。
・イベントや部活動が多い(だけど自由参加OK!)
・女子の制服が可愛い(私服もOK!)
・大学に進学する人が多い(国公立や難関大学への進学実績有!指定校推薦有!)
・いじめは聞かない(同じ境遇の人が多いからかも!)
・先生のフォローが良い(学習面、生活面に対して相談にのってくれる!)
・校舎は綺麗でアクセスが良い
通信制高校の割に風紀に厳しいので見た目が派手な人は少なく、天王寺学館高等学校に入学・転入する理由が似ているためいじめも聞いたことがないという口コミが多かったです。また、大学の進学率も高く、イベントが多いので、実は全日制に近い感覚で通える高校と言われています。
学費について
天王寺学館高等学校への入学をリアルに考えるようになったときに一緒にチェックしておきたいのは学費です。
各コースにより幅がありますが、年間学費は目安で通信部の場合は30万円、通学部コースの場合は50万円です。
入学金は入学年度のみ、施設費は年度ごとにかかります。今回は入学初年度を例に詳細を紹介します。
通信部各コースの一般学費
入学金50,000円、授業料1単位あたり8,500円、施設費40,000円
初年度学費例(通信部30単位履修)の場合
【入学金】50,000円+【施設費】40,000円+【授業料】8,500円×30単位=345,000円
通学部各コース一般学費
通学部で1番学費がかかるのは通学5日制です。そのため今回は通学5日制で1番学費のかかるⅠ類(文理進学特進コース)の場合で例を紹介します。
入学金120,000円、施設費50,000円、授業料第1期249,000円、第2期300,000円
【入学金】120,000円+【施設費】50,000円+【授業料】249,000円+300,000円=719,000円
その他、校友会費が年度ごとに1,000円、教材費実費、課外活動費が実費でかかってきます。
※詳細は資料請求をして必ずご確認くださいませ。
入試について
評判と学費について分かったところで、いよいよ入学資格や試験についてです。天王寺学館高等学校に入るにはどうすると良いのでしょうか。
出願資格は中学校卒業(見込)者で、原則本人が大阪府及び奈良県に居住する者とされています。
但し、他府県からの入学は状況によって受け入れ可能なので悩まれている場合は是非直接相談してみてください。
そして有難いことに入学時期が多様です。4月、10月が基本ですが、転入学の場合は随時受付しています。なので、条件さえクリアしていれば今からでも入れる高校なんです。
気になる入学選考ですが、通信部の場合は面接試験と書類審査です。通学部の場合は面接試験、作文、書類審査です。
書類審査は参考程度みたいです。しかも作文は出願書類と一緒に提出するので、添削して出せて安心ですね。
ちなみに面接試験は保護者か保証人が一緒に受ける必要があります。
※定員となり次第締め切られるので、必ず問い合わせをお願いします。
天王寺学館高等学校の3つの特徴
天王寺学館高等学校の評判・学費・入試についてご紹介しましたが、その他の詳細はどうなっているのでしょうか。進路をよりしっかりと考える上で概要も気になるところかと思うので、特徴を3つピックアップしてみました。
特徴1:通信制だけど全日制に近い学校運営
「せっかく学校に通うなら友達も欲しい。イベントや部活があれば友達を作りやすいけど、通信制ってどうなんだろう。」
という疑問にお答えします。
天王寺学館高等学校は通常授業は勿論のこと、校外学習(USJ、劇団四季)や修学旅行、スポーツ大会等のイベントも充実しています。
また、部活動も行われています。しかも、卓球部と陸上部はほぼ毎年大阪代表に選ばれ全国大会にも出ているんです!!もちろん文科系クラブもあります。
しかも、何が良いってイベントや部活は原則自由参加なんです。集団生活はちょっと…と思う人には選択肢があるって有難いですよね。
特徴2:通信部と通学部を行き来できるし、10コースから選択可能
「今は学校にしっかり通えるか分からないけど、とりあえず在籍して少しずつ頑張りたいな。」
「ある程度勉強ができるようになったら、最終的には大学受験に向けた勉強をしたいな。」
なんて思っている方に吉報です。
天王寺学館高等学校は総合学科であり、単位制の通信高校です。通信部と通学部があり、その間を年3回まで転コースできることが大きな特徴です。
なので、上記のことが叶えられるんです!ちなみにコースの種類は下記の通りです。
・通信部…総合教養コース、国際教養コース、芸術情報コース、視聴メディアコース
・通学部…文理進学特進コース、文理進学総合コース、文系進学総合コース、理系進学総合コース、基礎総合コース、芸術系進学総合コース
また、気になる大学進学実績はこのようになっています。(2019年度入試)
国公立大学…大阪教育大学、大阪府立大学、大阪市立大学、奈良県立大学、兵庫県立大学、和歌山大学、高知大学
医師薬獣医系…東京歯科大学(歯科)、愛知医科大学(医)、大阪歯科大学(歯)、関西医科大学(医)、福岡大学(医、薬)、他
私立大学…関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学、京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学、摂南大学、大阪芸術大学、他
特徴3:1週間で学校に通う回数
通信制に通って両立させたいことはありますか。
「体調面を考慮しながら、登校したり休んだりしたい。」
「バイトをしてお金を貯めながら学校に通いたい。」
「習い事をメインに頑張りたいけど学校にも行きたい。」
天王寺学館高等学校は単位制のためそれらを叶えられるかもしれません。
多くの全日制で採用されている学年進級制の場合、学年の積み上げになります。そのため、ある教科はしっかり履修できていても、他が足りなければまた1年全てやり直しになります。
しかし単位制の場合は学年区分がなく単位を積み上げできることが特徴です。単位を修得できなければ、学年をやり直すのではなく単位を取り直すだけで良いのです。
ちなみに、天王寺学館高等学校は単位制です。学校教育法により必須科目を含む74単位以上を取得すると卒業できます。
履修単位登録は、年間最低6単位以上、最大36単位までできます。
通学部生の場合は、1週間の登校日数が3~5日です。
通信部生の場合は週に3日の登校(午前中)が標準として定められています。
学習を補うために授業の代わりとして月1回程度レポート課題が設けられます。また、出席基準も必要回数の概ね半数を超えれば充足するようになっているようです。
更に、ほぼ全てを自宅学習によって高校を卒業する個別対応の「視聴メディアコース」もあります。
まとめ
天王寺学館高等学校は、下記が特徴です。
・通信制ではあるけど普通高校に近い
・国公立をはじめとする難関校にも進学実績がある
・年間の学費平均は通信部の場合は約30万円、通学部の場合は約50万円
・通学は週に3日が平均
天王寺学館高等学校の存在を知ると、通信制はな~という偏見を覆すのではないでしょうか。
自分のペースで学校に通い、勉強をしながら将来の道を考えられるとても魅力的な高校だと思います。高校選びの参考になると嬉しいです。