通信制高校においてスクーリングとは、一言でいうと「学校で直接授業を受ける」ことです。
通信制高校の学習は「自主学習」が中心で、課題に対して、レポートを提出して先生に採点をしてもらう学習スタイルが基本です。
とはいえ、スクーリングが重要だと言われても、この記事を読んでいる方の中にはスクーリングについてよく分からない方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、
「スクーリングって必要なの?」
という疑問を解決していきます。
それではさっそく見ていきましょう。
スクーリングとは「直接授業を受けること」
スクーリングとは一言でいうと「直接授業を受けること」です。学校によっては面接授業と言われたりもします。
通信制高校って学校に通うことなく卒業できるというイメージないですか。
ですが、通信制高校でも通学(スクーリング)が必要なんです。
通信制高校を卒業要件を満たすためには、単位を取得する必要があります。
単位取得には「レポート提出」「スクーリング」「試験(テスト)」の3つの要素があり、それぞれで必要な単位数を取得すると卒業できます。
つまり、スクーリングで単位を取らないと卒業できないということなんですね。
また、通信制高校の学習スタイルは「自主学習」が基本です。
自主学習は分からないことがある時に困ってしまいます。そのため、自主学習で分からないこと、質問などを先生に直接教えてもらう、
これがスクーリングです。
通信制高校のスクーリングの3つの形態
スクーリングは、ただ通学するだけではありません。
スクーリングには3つの形態があります。
生徒はこの3つの形態の中から、自分にあった形態を選ぶことになります。
では、スクーリングにはどのような形態があるのか。
スクーリングの3つの形態について一つずつ見ていきましょう。
通学型
1つ目は「通学型」です。
「自宅学習だけでなく学校に行って直接勉強を教えて欲しい」
「楽しい学校生活を送りたい」
という方にはこの通学型がオススメです。
スクーリングのなかで一番基本的なものです。
通学型は授業を多く受けられる分、学習内容の理解を進めやすくなります。
通信制高校に通っている方の中には、通常の高校のように通学して、直接授業を受けて、
友達と遊んだりするなど楽しい学校生活を送りたい方もいるそうですよ。
集中型
2つ目は「集中型」です。
「短期間でまとめてスクーリングを終わらせたい」
「働いているから月に1〜3回など通うのは難しい」
という方にはこの集中型がオススメです。
集中型のメリットはなんと言っても「まとめて受けられること」
通信制高校に通う方の中には、仕事をしている方や、中にはタレント活動をしている方もいたりします。
そんな方たちにとって定期的に学校に通うことは難しいこともありますよね。
このように、スクーリングに行く時間を確保できない方にとって、大型連休など都合の良い期間で集中的にスクーリングを行うことができる集中型は魅力的ですよね。
合宿型
3つ目は「合宿型」です。
「どうせスクーリングに行くならパーっと楽しみたい」
「純粋にリゾート地に行きたい」
という方にオススメなのがこの合宿型です。
この合宿型のスクーリングですが、なんとリゾート地にも行けちゃうんです。
合宿型のスクーリングは、合宿という形でリゾート地などに短期で行きつつ、同時にスクーリングを行う形態です。
そして気になる行き先ですが、北海道や沖縄などに行けるそうです。
もちろん、合宿型は別途お金がかかりますが、それでもリゾート地に行けるとなればこんな良いことはないですよね。
通信制高校のスクーリングの服装や持ち物は?
ここまで、スクーリングとは一体何なのか、スクーリングにはどんなものがあるのかについてなんとなく分かってきたのではないでしょうか。
ですが、ここまで見てきてこんな疑問は出てきませんか。
「スクーリングってどんな格好で行けばいいの」
「持ち物は何が必要なの」
特に服装に関してはめちゃくちゃ迷います。
なぜなら、通信制高校には制服が存在しない学校が多いからです。
制服がある通常の高校は、迷わず制服を着ていくという風になると思いますが、制服のない通信制高校ではそうはいきません。
では、どのような服装をすれば良いのか。
それは、、、ズバリ「なんでも良い」です。
その時のスクーリングの内容にあった服装をすれば何も問題はありません。
例えば、通常のスクーリングであればカジュアルな格好で構いませんし、体育や家庭科などであれば動きやすい格好で問題ありません。
入学式や卒業式もスクーリングのひとつになっている場合もあり、その場合は正装で行くのが良いと思います。
ですが、中には「制服を着て登校したい」という声も多いようです。
そんな方のために、最近では制服の着用を認める通信制高校も出てきているようです。
通常は私服だけど任意で制服を着て登校しても良いという学校もあるようなので、制服を着て登校したい方には嬉しいですね。
また、持ち物に関しては学校やスクーリングの科目によって変わってきますが、基本的には筆記用具・ノート・テキストがあれば大丈夫です。
通信制高校のスクーリングは欠席できるのか
「スクーリングめんどくさいな〜」
「休んじゃおっかな〜」
このように考える人も出てきそうですが、正当な理由なしに欠席をすると単純に単位が取れなくなります。
欠席して単位が取れなかった科目に関しては、再度申し込みをして受け直す必要があります。
また、どうしてもスクーリングに行きたくない人はスクーリングの時間を完全に無くすことはできませんが、減らすことはできます。
スクーリングの時間の減らし方は簡単で、スクーリングの少ない科目を選べばOKです。
スクーリングにも様々な科目があり、科目によってスクーリングの量は変わってきます。
スクーリングを減らしたい方は、この科目選択が重要になることが分かりますね。
まとめ
いかがでしたか。
スクーリングついて、なんとなく理解できたのではないでしょうか。
今回の内容をまとめると、
スクーリングは卒業要件を満たすために必要な面接指導・面接授業のこと
スクーリングには「通学型・集中型・合宿型」の3つの形態がある
服装は基本自由。スクーリングの内容にあった服装であれば問題なし
スクーリングは欠席することはできないが選択科目によって減らすことができる
ぜひ参考にしてみてくださいね。