バイトや就職の面接を受けるにあたり、必要なものといえば、そう。履歴書ですね。
通信制高校に在学中、または卒業生は
「通信制高校に通っている(卒業した)けど、履歴書に通信制って書かなくてもいいかな?」
「通信制高校へ転入(または編入)した時って履歴書にどう書くの?」
と疑問に思いますよね。
“通信制”と書く必要があるのかどうかについては、ぶっちゃけ「書く義務はありません」。
ですが、後々トラブルになることも…?
そんなことにはならないよう、その他のポイントも含めて
この記事の内容
〇 “通信制”と履歴書に書いた方が良い理由
〇 転入、編入の場合の履歴書の書き方
〇 履歴書を書くうえでの様々な疑問やポイント
について解説していきます。
もし通信制高校選びに失敗したくない場合は、学校のパンフレットで詳しい情報を得る事です。
簡単にネットでは拾えない本当の情報が見れるので、多くの家庭で利用されています。
目次
“通信制”と履歴書に書いた方が良い理由
ほとんどの通信制高校の正式名称には通信制と入っていません。では、書かなくても良いのか?ということになってきますよね。
繰り返しになりますが、履歴書に“通信制”と記載する義務はありません。校名は正式名称で書けていれば問題ないのです。
通信制高校に対してネガティブなイメージを持っている人もいるでしょう。そのせいで通信制高校であることを知られたくないと思う人も多いかと思います。
ですが、通信制と記載しておくことをここではオススメします。
なぜなら、通信制高校を自己アピールとして使うことができるからです。
通信制高校に在学中であれば、「シフトの融通がきくかもしれないな。」
通信制高校の卒業生であれば、「自己管理ができる人かもしれない。」
と採用担当者に前向きに思ってもらえるような流れを作り出すことがポイントです。
通信制高校は自分の時間を有効的に使えることがメリットです。ですからそのメリットを生かして仕事を頑張りたいということをアピールしていきましょう。
企業側としても通信制高校の卒業率の低さは分かっていると思います。通信制高校の卒業生はそのような中、自己学習して日常生活を自分でコントロールしてきたことをアピールできれば印象は良くなります。
また、通信制と記載しないことによって、「意図的に書いてないのかな。知られたくないのだろうか。」なんて思われてしまっては逆に印象が悪くなってしまいますよね。後々にトラブルへと発展しかねません。
採用担当者はきちんと仕事をしてくれる人材が欲しい。と思っています。ですから誠実に、学歴や実績だけではない自己アピールをしていきましょう。
通信制高校に転入・編入した場合の履歴書の書き方
通信制高校に転入や、編入した時の書き方をお伝えします。
転入の場合
〇〇年〇月 △△高等学校 入学
〇〇年〇月 ◇◇高等学校 通信課程 転入学
〇〇年〇月 ◇◇高等学校 通信課程 卒業
編入の場合
〇〇年〇月 △△高等学校 入学
〇〇年〇月 △△高等学校 中途退学
〇〇年〇月 ◇◇高等学校 通信課程 編入学
〇〇年〇月 ◇◇高等学校 通信課程 卒業
このようになります。
編入においては、前の高校を中途退学しているため、「△△高等学校 中途退学」のような書き方になりますが、どうしても気になるのであればその部分は省略しても問題ないようです。ただ、編入学であれば、一度退学しているんだなと採用担当者はわかってしまうので、あまり意味がないかもしれません。
おすすめの書き方
「△△高等学校 中途退学(疾病治療のため長期の入院が必要だったため。現在は健康状態に問題ありません。)」
このように、退学した理由が明確にある場合はきちんと書きましょう。「人間関係がうまくいかずに退学」などの悪印象を与えかねない理由であれば記載しない方が良いかと思います。面接でもすぐに受け答えができるように準備しましょう。
転入、編入どちらにせよ、一度身を置いた場所を変えようと行動したことや、そうでもしてまで自分がやりたかったことをアピールすることが何より肝心です。
中には通信制高校に対してネガティブな印象をもっている採用担当者もいるでしょう。そういった印象を持っている人はは通信制高校に対する知識不足なことがほとんどではないかと思います。面接などで何か質問されたとしても、自分が何を目標にして通信制高校にいるのか、仕事ではどう頑張っていきたいかを自分の言葉で伝えられれば問題ありません。
こちらのサイトを使うと、簡単な無料診断があるので、あなたに合った失敗しにくい通信制高校が選べます。
全て無料で利用できるので、自分で探すよりも断然失敗しにくいので時短になります。
通信制高校の履歴書作成のよくある疑問【例文あり】
ここではよくある質問の、この4点について例文付きでお答えします。
・私立と公立の書き分け
・サポート校の記載について
・在学中と就活の時の記載方法
・学歴はいつから書くのか
私立と公立どう書くの?
通信制高校にも公立と私立があります。
公立の場合
「〇〇県立 ◇◇高等学校 通信課程」
※〇〇の部分には都道府県が入ることがほとんどです。
例)〇〇県、○○県立、東京都立、○○府立、北海道 など。
私立の場合
【私立の場合】 「○○法人○○学園 ◇◇高等学校 通信制課程」
※設置者が〇〇法人○○学園となっている高校がほとんどです。
サポート校は記載する?
通信制高校を卒業することを目指し、サポート校へ通っている方も多いでしょう。
サポート校は高校ではなく、いわば塾のようなものであるため、履歴書に記載は必要としません。
在学中の時や、就活のときは?
例えば、通信制高校に在学中、アルバイトのための履歴書であれば、
例
「△△高等学校 通信課程 在籍中」 となります。
高校3年生で、就職活動であれば、
例
「○○年〇月 △△高等学校 通信制課程 卒業見込み」 となります。
学歴はいつから書くの?
学歴は、特に指定がなければ、中学校卒業から記載することが一般的です。
例
〇〇年3月 ◎◎中学校 卒業
〇〇年4月 △△高等学校 入学
…このように続きます。
履歴書を書くうえでの注意点
履歴書は採用担当者が一番初めに目を通します。つまり、あなた自身に会う前の第一印象となります。
ポイントをしっかり押さえて良い印象を与えられる履歴書を目指しましょう。
履歴書への記入は黒いボールペンを使用します。かすれたりせず、はっきりとインクの出るものがおすすめです。
当たり前ですが相手に読んでもらう物ですので、字が苦手でも、ゆっくり丁寧に書くことを意識しましょう。わかりやすく丁寧な履歴書はそれだけで好印象です。
修正液や修正テープを使わない方がベターです。二重線で消すのも好ましくありません。ですから、あらかじめノートなどに練習してから履歴書に清書しましょう。間違えた場合は、始めから書き直します。
志望動機はなるべく埋めるようにします。空欄が多いと「本当にここで働きたいと思っているのかな?」といった印象を持たれる可能性があります。
また、自分を良く見せようとして、嘘を書くことは絶対にNGです。ありのままの自分を書きましょう。
誤字脱字が無いように、書き終えたら最後に読み直して下さい。
履歴書ポイントまとめ
● 校名は正式名称で書く
● 黒いボールペンを使用し、丁寧に書く
● 修正ペンは使わない。
● ぶっつけ本番で書かない。
● 空欄はなるべく少なくし、嘘は書かない。
● 書き終えたら必ず最後にチェックする。
通信制高校の履歴書まとめ
いかがでしたか。ここまでの記事をまとめます。
まとめ
〇 “通信制”と履歴書に書くことで、自分のアピールポイントにする。
〇 転入、編入の場合書き方が違う。通信制を選んでまでやりたかったことを伝える。
〇 より望ましい書き方でわかりやすく、丁寧に、はっきりと書く。
履歴書には決まった書き方というものは存在しません。ですが、これまで見てきたように、「より望ましい書き方」があります。参考にしてみてください。
通信制高校に在学中または卒業された方のお役に立てれば幸いです。
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