大阪市立第二工芸高等学校のことが気になっている方や、これから入学したい方も
「評判ってどうなんだろう」
「学費は安いの?高いの?」
「入試って難しいのかな」
といった不安があるのではないでしょうか?
この記事ではそういった方に向けて、
- 大阪市立第二工芸高等学校の評判
- 大阪市立第二工芸高等学校の学費
- 大阪市立第二工芸高等学校の入試
について詳しく説明しています。
上記以外に、ほかの定時制高校にはない特色や盛りだくさんの年間行事についても紹介しています。
事前に知っておいて少しでも不安を解消したい!!という方はぜひ参考にして下さい。
目次
大阪市立第二工芸高等学校の評判
大阪市立第二工芸高等学校の評判についてです。
卒業生・在校生の口コミを中心に良い評判、悪い評判をそれぞれ5つずつ紹介します。
それぞれ細かく解説していきますので、読み終えた時には大阪市立第二工芸高等学校についての知識がかなりつきます。
大阪市立第二工芸高等学校の良い評判
大阪市立第二工芸高等学校の良い評判について紹介します。
校舎が伝統ある建物で綺麗
駅から近い
絵が好きな人、物作りが好きな人にはたまらん
図書室が充実している
いじめ、トラブルは少ない
これら5点について詳しく解説していきます。
校舎が伝統ある建物で綺麗
引用:Wikipedia
大阪市立第二工芸高等学校の校舎は、ドイツのワイマール工芸学校をモデルとして設計されました。
確かに見るからに趣のある校舎ですね。
こんな学校でクリエイティブな授業を受けられるなんて素晴らしいです。
駅から近い
大阪市立第二工芸高等学校への最寄り駅は下記3駅です。
大阪メトロ谷町線「文の里」駅下車3番出口 北へ200m |
御堂筋線「昭和町」駅下車1番出口 北へ500m |
JR阪和線「美章園」駅下車 西へ500m |
最も近い駅は大阪メトロ谷町線「文の里」駅ですね。
アクセスしやすいので、アルバイト後も慌てず通学することが出来そうです。
絵が好きな人、物作りが好きな人にはたまらん
大阪市立第二工芸高等学校は、全国でも珍しいデザイン科、クラフト科、インテリア科がある定時制課程の高校です。
絵を描く事が好きな人、物作りが好きな人にとっては最高の定時制高校ではないでしょうか。
図書室が充実している
大阪市立第二工芸高等学校には図書室があり、デザイン系の専門書から漫画まで幅広く取り揃えてあります。
課題に取り組む際に作品集などを参考にする事は多いですが、専門書は高価なもの。
それが図書室にあるとなれば嬉しいですね。
いじめ、トラブルは少ない
大阪市立第二工芸高等学校でのいじめ、トラブルの報告は少ないです。
理由として下記があげられます。
- アルバイトや仕事で疲れているので他人に構う暇がない
- 先生と生徒の距離が近い
もう少し詳しくみていきます。
1. アルバイトや仕事で疲れているので他人に構う暇がない
大阪市立第二工芸高等学校は夜間の定時制高校なので、昼間仕事をしてから学校に通う事が可能です。
そうなると当然疲れますし、他人にちょっかいかける余裕なんてありませんね。
2. 先生と生徒の距離が近い
大阪市立第二工芸高等学校は、先生と生徒の距離が近く、何かトラブルが起こった際もきめ細やかなサポートがあります。
また「大阪市立第二工芸高等学校いじめ防止基本方針」なる取り組みを行っており、いじめの予防・早期発見を目指しています。
以上のことから、いじめ・トラブルの報告は少ないんですね。
安心して高校生生活を送れることでしょう。
以上が大阪市立第二工芸高等学校の良い評判です。
大阪市立第二工芸高等学校の悪い評判
大阪市立第二工芸高等学校の悪い評判について紹介します。
校則がかなり緩い
全日制とのトラブル
気がつくと生徒が減っている
資格取得は自分でするしかない
授業のレベルが低い
順番に見ていきましょう。
校則がかなり緩い
大阪市立第二工芸高等学校は制服がありません。私服での通学となります。
髪型やピアスに関しての制限はなく、クロックスで登校する人もいるくらいです。
授業中以外でのスマホ操作もOKです。これに関しては、全日制の校則がきつかった人にとっては良い点とも言えますね。
全日制とのトラブル
大阪市立第二工芸高等学校は、全日制課程の大阪市立工芸高等学校との入れ替わりになります。
同じ校舎を使う訳ですから、たまに盗難や衛生面でのトラブルが見られます。
問題が起こった時には、生徒同士でどうにかしようとせず先生にサクッと報告してさっさと解決してもらいましょう。
気がつくと生徒が減っている
定時制高校あるあるなのでしょうか。
気がつくと生徒の半数が退学しているというのは、大阪市立第二工芸高等学校にも言える事のようです。
定時制高校を中退する主な理由は2つ
- 問題行動を起こして停学 → そのまま辞める
- 進級できない → 辞める
1に関しては問題外ですが、2に関しては授業料の関係もあるので仕方ない面もありますね。
しかし、大阪市立第二工芸高等学校は公立なので授業料は比較的安いです。
留年した → 授業料払えない → 辞めよう
という負の連鎖は起きにくいです。
資格取得は自分でするしかない
大阪市立第二工芸高等学校は進学・就職へのサポートは手厚く行なっていますが、資格取得のサポートはいまいちのようです。
学校が始まる前に勉強する、アルバイトが休みの日に勉強するなど自主的な学習プランをたてる必要があります。
最近は資格取得をサポートするYoutube動画なども充実しているので、そういったもので対応する事が可能です。
授業のレベルが低い
大阪市立第二工芸高等学校は、残念ながら授業のレベルは低いです。
ここで言う授業というのは普通科の授業のことですね。
私の友人にデザイン科高校出身の人がいますが
「英語はアルファベットの書き方から始まった」
なんて言っていました。
授業のレベルが低いことを「やったー」と取るか「うーん…」と残念に思うかは人それぞれなので、自身の将来のことを考えて入学するかどうかを見極めて下さいね。
大阪市立第二工芸高等学校の学費
大阪市立第二工芸高等学校の学費についてです。
入学料 | 2,100円 |
授業料 | 32,400円 |
学校徴収金 | 9,800円 |
修学旅行積立金 | 35,000円 |
教材費 | 10,000円 |
合 計 | 89,300円 |
1年生時に約9万円かかります。
これらの学費を実質無償にする方法がありますので紹介します。
大阪市立第二工芸高等学校の学費を安くする方法
学費を安くする方法は以下の2点があります。
- 高等学校等「就学支援金」制度を利用する
- 高等学校等「奨学のための給付金」制度を利用する
授業料を実質無償にする事ができます。支給要件を満たす生徒の授業料を、国が生徒に代わって負担する制度です。
現金の支給がされるものではなく、返済の必要がありません。
非課税世帯と生活保護受給世帯を対象に、授業料以外の教育費に充てるための現金を給付する制度です。
返済の必要はありません。
上記制度を利用すると、実質無償で授業を受ける事ができます。
通常の奨学金制度と違って、返済の必要がないのが嬉しいですね。
自分が対象条件に当てはまるのかは、各ホームページにてご確認ください。
大阪市立第二工芸高等学校の入試
大阪市立第二工芸高等学校の入試内容です。
一般入学者選抜 | 転入学・編入学試験 | 高等学校既卒者編入学試験 |
国語 | 国語 | 論文 |
数学 | 数学 | 実技試験 |
英語(リスニングテストを含む) | 英語 | 面接 |
ー | 面接 | ー |
中学卒業後、入学を希望する場合には「一般入学者選抜」を受ける事になります。
大阪市立第二工芸高等学校には3学科ありますが、総合募集という形で定員は120名です。
入学後それぞれの科にわかれます。
試験の難易度は低く、普通に中学校の授業を受けていたら上がります。
またここ数年、大阪市立第二工芸高等学校は定員割れしているので、よほどの問題児でなければ落ちる事はないでしょう。
どうしても学力に自信がない人は、中学校の復習本などをしておくと良いかもしれません。
Amazonや楽天ブックスを利用してサクッとやってしまいしょう。
大阪市立第二工芸高等学校の学科紹介
大阪市立第二工芸高等学校には3つの学科があります。
インテリア科
クラフト科
デザイン科
それぞれ詳しく紹介します。
インテリア科
家具の設計や製作を通じて、木材加工を中心に学習します。
家具デザインや店舗の設計デザイン、照明デザインについて学びます。
引用:大阪市立第二工芸高等学校
クラフト科
金属工芸・アクセサリー彫金・ガラス工芸・陶芸を4つの柱とし、様々な制作技法や表現技法を学びます。
引用:大阪市立第二工芸高等学校
デザイン科
衣・食・住のあらゆるシーンにあふれているデザインを、よりハッピーな暮らしのために工夫しカタチにするための学習です。
卒業後は、美術系やデザイン系の専門学校や大学へ進学する人も多くいます。
引用:大阪市立第二工芸高等学校
各科それぞれに特徴があり個性的ですね。
募集定員は120名で、入学後に各科にわかれます。
学科の事をもっとよく知りたい
各学科についてもっと知りたい人、また自分に合う科がわからないという人は、以下の方法を試してみて下さい。
- 学校見学会に申し込む
- 文化祭に行く
- その他イベントに行く
1. 学校見学会に申し込む
大阪市立第二工芸高等学校では随時学校見学会を行っています。
見学を希望する方は、教頭または教務主任までに連絡して下さい。
学校見学会申込先 06-6623-0150
入試に関する質問も受け付けています。
学校見学会に行くことが、大阪市立第二工芸高等学校のことを知る一番の方法とも言えます。
実際に学校へ訪れて、現役の先生と会話するわけですからね。
せっかくの機会ですので、事前に聞きたい事をメモしておいて聞き漏れがないようにしましょう。
2. 文化祭に行く
例年11月に文化祭が行われています。
様々な模擬店や催し物が企画されており、外部の方も楽しめるようにとスタンプラリーが開催された事もあります。
実際に行ってみると学校の雰囲気も分かりますし、先生や在校生に質問できる場があればチャンスですね。
3. その他イベントに行く
大阪市立第二工芸高等学校は様々なイベントに参加しています。
大阪府定通制生徒秋季発表大会
定時制・通信制の高等学校で学ぶ府内の生徒たちが、学校での活動の成果を発表します。
大阪府教育センターで開催。
長居アートステージ2019
アーティストや芸術を愛する人々によって行われるイベント。
大阪市立第二工芸高等学校は、ものづくり体験教室を行いました。
このように様々なイベントに参加しているので、大阪市立第二工芸高等学校への入学を希望する方は、ぜひ足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
大阪市立第二工芸高等学校の進学・就職先
大阪市立第二工芸高等学校は、進学・就職へのサポートも手厚くしてくれます。
先生との距離が近いので気軽に相談できますよ。
進学実績
大阪芸術大学、大阪芸術大短大、奈良芸術短大、成安造形大、大阪経済法科大、近畿大短大、大阪市立デザイン教育研究所、大阪総合デザイン専、大阪デザイナー専、大阪情報コンピュータ専、大阪コミュニケーションアート専ほか
就職実績
大勝建設(株)、(株)大和屋本店、(株)五泉、(医)尚生会湊川病院、(株)三栄金属製作所、(株)エム・エフ・ケイ、(株)ケアマスター、エンド商事(株)、梅南鋼材(株)、水谷精工(株)、浅井硝子(株)、(株)浪花組ほか
これらの進学・就職実績があります。
進学先は、やはりデザインや造形を学ぶ大学・短大・専門学校が多いですね。
就職先は、建設業・製造業・医療など多岐にわたります。
大阪市立第二工芸高等学校は4年制なので、全日制より1年多く学生生活を送りますが、早いうちに進路を考える事をおすすめします。
その理由は次の2点です。
- 学習、実習に身が入る
- 将来を見据えたアルバイト先を選べる
1. 学習、実習に身が入る
目標を持った方が、学習に身が入ります。
具体的に言うと「○○大の入試にデッサンがあるから、デッサンの実習を頑張ろう」とか「〇〇に入社する時にポートフォリオが必要だから実習の作品をちゃんと作ろう」とか、そういう事ですね。
2. 将来を見据えたアルバイト先を選べる
定時制課程の魅力は日中アルバイトが出来ることです。
せっかくなら将来自分が就きたい仕事に近いものを選びましょう。
例えば将来デザイン事務所で働きたいのなら、メールなどでコンタクトを取って、自分の状況を説明しましょう。
アルバイト代は安いかもしれませんが、画像の切り抜きや文字入力など簡単な仕事なら任せてもらえるかも知れません。
簡単ではないでしょうが、やってみる価値はあります。
大阪市立第二工芸高等学校の年間行事
大阪市立第二工芸高等学校の年間行事について紹介します。
4月 | 入学式、新入生歓迎会、体力測定、前期生徒会役員選挙 |
5月 | 携帯安全講習、社会科部校外学習、救命講習会、ものづくり体験会 |
6月 | 社会科部校外学習、夏季スポーツ大会 |
7月 | 薬物乱用防止教室、教育後援会会員交流会 |
8月 | アベノキッズサマープロジェクト |
9月 | 携帯安全講習、後期生徒会役員選挙 |
10月 | 大阪府定通制生徒秋季発表大会、長居アートステージ |
11月 | 文化祭、修学旅行、冬季スポーツ大会 |
12月 | 社会科部校外学習 |
1月 | 歯科健康講座 |
2月 | 生徒評議会 |
3月 | 卒業式 |
かなり盛りだくさんですね。体育祭が無いかわりに夏季と冬季にスポーツ大会が開催されます。
ところで、修学旅行について気になる方も多いのではないでしょうか。
次の項目では、大阪市立第二工芸高等学校の修学旅行について紹介します。
大阪市立第二工芸高等学校の修学旅行
大阪市立第二工芸高等学校では例年11月に修学旅行が行われています。
行き先例として以下の3点を紹介します。
- 東京(東京ディズニーシー・日本未来科学館・お台場)
- 東京(東京ディズニーシー・スカイツリー・浅草・国立博物館)
- 東京(東京ディズニーランド・ジブリ美術館・東京都現代美術館)
東京への2泊3日という行程が定番のようですね。
学費に修学旅行積立費が入っていますので、ぜひ参加してみて下さい。
大阪市立第二工芸高等学校の部活動
大阪市立第二工芸高等学校では部活動も盛んです。
- 陸上競技部
- 演劇部
- 社会科部
- バドミントン部
- バスケットボール部
- 野外活動部
- 軟式野球・ソフトボール部
- 卓球部
- 漫画部
- 美術部
- 軽音楽部
- 写真部
- 映像制作部
- 理科研究部
- イラスト部
- 文芸部
以上、16もの部が活動を行なっています。
これだけあれば自分に合う部が見つかりそうですね。
運動部に入部した場合は、定時制・通信制の高校総体もあります。
4月の新入生歓迎会で部活動紹介がありますので、見学や体験入部などを利用してじっくり選んでみて下さいね。
大阪市立第二工芸高等学校の場所
引用:大阪市立第二工芸高等学校
名 称 | 大阪市立第二工芸高等学校 |
よみがな | おおさかしりつ だいにこうげい こうとうがっこう |
住 所 | 〒545-0004 大阪市阿倍野区文の里1丁目7番2号 |
MAP | https://goo.gl/maps/WtvcFvPmffB2jw8KA |
電話番号 | 06-6623-0150 |
FAX番号 | 06-6623-8495 |
WEBサイト | http://swa.city-osaka.ed.jp/swas/index.php?id=h713553 |
まとめ
大阪市立第二工芸高等学校は公立の定時制高等学校です。
デザイン・造形を学べる定時制高校は全国的に数が少なく、希少価値も高く特色のある学校となっています。
絵を描くことが好きだ
もの作りが好きだ
将来デザインに関わる仕事に就きたい
このような人にはピッタリの定時制高校です。
公立校なので、学費が比較的安いことも嬉しい要素ですね。
各種制度を利用することで学費を実質無償にすることもできます。
学校行事も多く、部活動も盛んな事から充実した学校生活を送りたいという方にもいいのではないでしょうか。
大阪市立第二工芸高等学校は外部の人とも関わるイベントが多くあります。
入学を希望される方、またその保護者の方はぜひぜひ参加してみて下さいね。