現在通信制高校に通われている方や、これから通信制高校へ入学や転学、編入学を検討している方の中にはこのような疑問を抱えている方も少なくないのではないでしょうか?
この記事では「どうせなら難関大学を目指したい!」という方や、「進学するなら国公立に入りたい!」と考えている方のために、通信制高校から難関大学や国公立大学に行くためにどうやって通信制高校を選べば良いかや、大学受験をするにあたり大切なことを解説していきます。
目次
通信制高校から難関国公立に行くことはできる
通信制高校に通っている方やこれから通うことを考えている方は、その後の進路も気になりますよね。
中には、難関大学や国公立大学に進学したいと考えている方もいるでしょう。
「通信制高校から進学はできる?」
「通信制高校から難関大学や国公立大学に行けるかな...」
このような不安を抱いている方にお伝えします。
通信制高校から難関大学や国公立大学に進学することはできます。
実際に通信制高校に通っていた先輩で、東京大学、京都大学、国立医学部、早慶、MARCH、関関同立などに合格された方はたくさんいます。
高校生の教え子、センター利用で第一志望合格!!
昨日は中学生の高校入試最後の準備で8時間指導してたのできちんとおめでとうが言えなかった。
通信制高校からでも適切な方法と勉強時間が確保できれば早稲田は行ける。
— タイヘイ (@taiheiex) February 10, 2020
「N高」から初の東大・京大合格者が誕生」ITmedia https://t.co/6E7m5RmDLr
「角川ドワンゴ学園が運営する通信制高校「N高等学校」は2019年度の大学合格実績を発表した。N高が卒業生を輩出するのは2度目で初めて、東京大学に1人、京都大学に3人が合格した」— matrix (@matrix____) March 22, 2020
では、通信制高校に通いつつ難関大学に合格するにはどうすればいいのでしょうか。
難関大学や国公立大学進学にあたり、重要になってくるのは学校選びです。
以下では、学校選びのポイントを解説します。
進学コースや学習環境が整っている通信制高校を選ぶ
これから通信制高校に入学することを検討している方で、難関大学や国公立大学を目指したい方は進学コースが設けられている高校を選びましょう。
進学コースの中でも難関大学、国公立大学への進学を目指せるコースがあるかどうかを確認してください。
進学コースとあっても多種多様です。
AO入試や推薦入試対策に特化した進学コースも存在します。
なので、難関大学、国公立大学への進学を目指すみなさんは自分の目指す大学受験に向けたのサポートをしてもらえる内容かどうかを確認しましょう。
また、難関大学、国公立大学への進学を目指すコースでは、予備校と連携していたり、夏季講習や冬季講習などを実施していたり、目指している大学別の対策を行っていたりと、かなり手厚いサポートがある通信制高校もあります。
そういった学校に通うことで、予備校とのダブルスクールになって負担になるということも防ぐことができます。
もちろん、手厚いサポートがある学校ばかりではありません。
通信制高校は、「とりあえず高校は出ておきたい」といった方や、「まずは週1日から登校できるように生活リズムを整えたい」といった方も多いのが事実です。
なので、通信制高校に通っている方で、「難関大学に進学したい」と考えている方は少数派かもしれません。
しかし、だからといって諦める必要は全くありません。
通信制高校は登校日数が少なく、自由に使える時間がたくさんあるので、その時間を受験勉強に当てられると考えるとむしろ有利であるとポジティブに捉えても良いでしょう。
通っている通信制高校に進学コースがない場合
もしかすると、近くに進学コースのある通信制高校がない場合もあるかもしれません。
しかし、そんな方でも諦める必要はありません。
その場合は、予備校や塾に通い、受験対策を行いましょう。
学校での勉強が受験対策に対応していなくても、ある程度なら独学でも力を伸ばすことができます。
なので、理想としては学校や自主学習で基礎を固め、テクニック的なポイントを補完する形で予備校などに通うことをオススメします。
では実際に、どのような通信制高校が難関大学や国公立大学へ合格者を輩出しているのでしょうか。
ここからはオススメの通信制高校を5校ご紹介し、それぞれの学校のコースの特徴や進学実績を解説していきます。
国公立大学・難関大学を目指せる通信制高校5つを紹介
国公立大学や難関大学を目指す人にオススメの通信制高校を5校ご紹介します。
合格実績は載せ切れていない学校もあるので、気になる方はぜひ公式サイトで最新情報を確認してみてください。
N高等学校
最近、ネットの学校と話題のN高等学校をご紹介します。
N高等学校は、インターネットと通信制高校の制度を活用した新しい高校で、高校卒業のためにかかる拘束時間を最小限にとどめることができ、自分のしたい勉強に時間を多く割くことができます。
2020年度は、東大1名、京大3名の合格者が出たことがネット上で話題となりました。
慶應義塾大学13名、早稲田大学8名と、難関私立大学にも多くの生徒が合格しました。
学習やレポートはネット上で行われるので、郵送の手間もなく比較的短い時間で学習を進めることができ、受験勉強にたくさん時間を割くことができます。
また、実力派予備校講師によるライブ授業で大学合格を目指します。
アプリでは、50冊以上の参考書や問題集を利用することもできます。
2020年度 合格実績
東京大学、京都大学、筑波大学、東京学芸大学、千葉大学、新潟大学、静岡大学、横浜市立大学、慶應義塾大学、早稲田大学、東京理科大学、GMARCH、関関同立など
公式サイト:https://nnn.ed.jp
クラーク記念国際高等学校
クラーク記念国際高等学校は、国公立大学や難関大学への進学者数が全国的に見てもトップレベルの多さです。
「難関大学進学コース」は週5日の全日型で、横浜キャンパス、大阪天王寺キャンパス、芦屋キャンパスに設置されています。
学校の授業だけで難関国公立大学を目指すコースで、予備校が完全にプロデュースした受験に特化したカリキュラムが編成されています。
2年次以降は共通試験対策や2次試験対策を徹底的に行っていくので、全日制高校よりも速いスピードで余裕を持った受験対策が行われます。
さらに授業は少人数編成で行われるので、一人ひとりにきめ細かい指導がされます。
また、クラーク記念国際高等学校は国際教育に力を入れているので、海外の大学への進学者もいる点が特徴です。
2019年度 合格実績
北海道大学、大阪大学、広島大学(医学部)、東京藝術大学、お茶の水女子大学、大阪市立大学、ロンドン芸術大学、国際大学IPU New Zealand、早稲田大学、慶應義塾大学、東京理科大学、国際基督教大学、GMARCH、関関同立など
公式サイト:https://www.clark.ed.jp
一ツ葉高等学校
一ツ葉高等学校は通常の通信制高校としてはもちろん、進学校としても実績がある高校です。
キャンパスは、東京都、千葉県、福岡県、熊本県にあります。
「大学進学コース」では全日制高校よりも集中した受験対策を行い、毎年多くの難関大学合格者を出しています。
大学受験専門の講師による少人数制での指導で目指す大学に沿った指導が行われます。
また、「アメリカ大学進学コース」では米国の大学への留学を目指したコースです。
最短の場合、高校卒業と同時に米国の4年制大学へ留学することも可能です。
2020年度 合格実績
群馬大学(医学部)、早稲田大学、上智大学、東京理科大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学、北里大学、埼玉医科大学など
公式サイト:https://www.hitotsuba.ed.jp
鹿島学園高等学校
鹿島学園高等学校は茨城県にキャンパスがある通信制高校です。
同校の最大の特徴は、指定校推薦枠の多さです。
様々な大学、短期大学からなんと800名分以上の指定校推薦枠を受けています。
また、レベル別でクラス分けがされており、長期休暇中に行われる講習は希望者全員が無料で受講可能です。
基礎レベルから応用レベルまで大学受験対策において経験豊富な教員によるサポートが整っています。
2019年度 合格実績
東京藝術大学、県立医療大学、慶應義塾大学、早稲田大学、青山学院大学、学習院大学、関西学院大学、中央大学、明治大学、立教大学、立命館大学など
公式サイト:http://kgh.ed.jp
ルネサンス高等学校
ルネサンス高等学校も毎年多くの生徒が国公立大学や難関私立大学に合格しています。
学習形態としては、N高等学校同様、高卒資格取得に必要なレポートの提出はスマホやタブレットを使うため、場所や時間にとらわれない学習をすることで受験勉強に多くの時間を費やすことができます。
また、提携校に通いながら大学進学を目指すコースがあり、ルネサンス高等学校に在籍しながら、提携校に通うことで大学受験対策をしてもらえます。
提携校には、毎年多くの難関大学合格者を輩出している通信制サポート校であるトライ式高等学院と、授業をせずに早慶上理への合格を目指す武田塾があります。
行きたい学校や難関大学を確実に狙いたい方はトライ式高等学院、偏差値30台からでも早慶、MARCH、関関同立レベルの大学に逆転合格したい方は武田塾をオススメします。
2020年度 合格実績
大阪大学、広島大学、高知県立大学、慶應義塾大学、成蹊大学、関西大学、関西学院大学、同志社大学、京都薬科大学、大阪薬科大学、神戸薬科大学など
公式サイト;https://www.r-ac.jp
まとめ
いかがだったでしょうか。
この記事では、通信制高校から難関大学や国公立大学への進学について解説しました。
それでは、解説したポイントをおさらいしていきます。
ポイント
・通信制高校から難関大学や国公立大学には進学できる
・難関大学や国公立大学への進学を目指した進学コースがある通信制高校に進学する
・進学コースがない学校に在籍の場合、予備校やサポート校を活用して受験対策をしていく
・難関大学や国公立大学への合格実績がある高校は進学コースのサポート内容も充実している
・いずれの場合にしても、強い意思を持って受験勉強をする必要がある
オススメ5校
・N高等学校は、ネットの学校と話題になっており、2020年度は東大、京大合格者も出ている
・クラーク記念国際高等学校は、予備校が完全にプロデュースした授業なので、学校の勉強1本で難関国公立大学合格を目指す。
・一ツ葉高等学校は、全日制高校よりも集中した受験対策があり、目指す大学に沿った授業が行われる。
・鹿島学園高等学校は、800名分以上の指定校推薦枠があり、夏季講習・冬季講習は希望者全員が無料で受講できる。
・ルネサンス高等学校は、トライ式高等学院と武田塾が提携校であり、並行して通うことで難関国公立大学合格により近づくことができる。
まずは、気になる学校があれば資料請求し、自分の希望に合ったコースがある学校を見つけましょう。
そして、各学校が開催している相談会へ参加してみましょう。
そこで進学コースの詳しい話を聞き、自分の希望の進路に沿った対策をしてもらえるのかを相談してみてください。