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通信制高校のQ&A

通信制高校のバイトは面接で不利?偏見があったりしない?

「空き時間も多いし、何かバイトしたいな・・でも通信だって言ったら不利になるのかな?」

 

そう不安に思う通信制高校生も、少なくないかもしれません。

 

結論から言うと、残念ながら「通信制だから不利になった」と感じた人もいるようです。

しかし、面接に落ちてしまう理由はそれだけとは限りません。

 

今回は、通信制高校に通う生徒がバイト面接で落ちてしまう要因と面接でのアピールポイント、対策法について詳しく解説していきます。
教育カウンセラー

 

通信制高校バイトは不利?面接に落ちる要因は?

5件連続で、カフェや雑貨屋のバイトの面接に落ちています・・。一度、全日制の高校を辞めたからでしょうか?やはり学歴は大事なんだと痛感しています。

 

友人関係に悩み、前の学校をやめて通信制高校に通っています。面接で通信制高校に転入した理由を聞かれて、「学校があわなくて・・」と答えたらすぐに帰らされました。その後も何回も面接で落とされています・・。

 

勇気を持って面接に挑んだのに、落とされてしまったら

自分を否定されたようで、とても悲しい気持ちになりますよね。

 

残念なことに「通信制の生徒=問題のある生徒」だという偏見を持つ人もまだ一定数いるのは事実です。

 

しかし、学歴以外にも不採用となる要因はあるはず。

バイトに落ちる要因として考えられるものを4つ、ご紹介します。

①経験値が足りない

単純に全日制・通信制に関係なく、

高校生では経験値が足りなく、指導にも時間がかかるため落とされるということも考えられます。

 

想像してみてください。

 

即戦力となる人材が欲しくて求人をかけた時に、

ある程度バイト経験のある大学生と、バイト経験が全くない高校生が応募してきた場合

あなたなら、どちらを採用しますか?

 

私なら、よほど人間性に問題がない限りは、迷わず前者を選びます(笑)

倍率が高いバイトだと、経験者が優遇になってしまうのはやむを得ないと言えるでしょう。

 

全くバイト経験のない方は”高校生・初心者歓迎”となっている求人を選んでみると安心です。

ちなみに、高校生求人の多いアルバイトランキングは以下の通りです。

1位 スーパー

2位 食堂・レストラン

3位 コンビニ

4位 寿司屋

5位 ファミレス

参照:イーアイデム

 

主に接客業がランクインしている印象がありますね。

 

通信制高校は全日制と比較すると、

どうしても人間関係が希薄な印象を受けるため

接客業のバイトは、就職面接の際にも有力となるはずですよ。

 

接客業は、これから先社会人になってもずっと活かせるコミュニケーションスキルが磨けるので、オススメです!
教育カウンセラー

②求める人材像とマッチしていない

接客業なら、明るくハキハキしている人。

肉体労働なら、健康で体力がありそうな人など、求める人材像は企業や店によって様々。

求める人材像にマッチしなかったという理由で、採用されないというケースも考えられます。

 

でも、だからといって落ち込む必要ありません。

 

人の長所は千差万別。

あなたのような人材を求めているバイト先が、きっとどこかにあるはずです。

 

もしかしたら、慣れない面接の場で緊張してしまって

普段の自分を出し切れなかったというパターンも考えられます。

 

今回のバイト面接が上手くいかなかったとしても、

反省を生かして、次の面接に繋げていけるようにしましょう。

面接時の心得については、後程ご紹介します。

③相手に不安を与えるような回答をしている

「なぜ通信制高校を選んだのか?」という理由については、バイト面接時に必ず聞かれると言っても過言ではありません。

 

「人間関係がうまくいかなかったから」「毎日学校に行きたくないから」

などと、答えてしまうと

「同じような理由で、バイトもすぐやめてしまうのではないか?」

と相手に不安を与えてしまい、印象が悪くなります。

 

通信制高校に対する偏見を持つ人の多くは、

「通信制高校に通う生徒は、人間関係が苦手だったり、素行が悪いから通信しか行けない」

など、ネガティブな先入観を抱いていることが多いです。

このような偏見を払拭できるような回答ができることが理想です。

 

以下、正しい答え方を挙げてみます。

《例1》

子どもの頃からの夢であった声優になるために、専門的な知識や技術を学べる通信制高校を選択しました。卒業後は事務所に所属できるよう、毎日自主練に励んでいます。

《例2》

自分のペースで自由に学べる点に魅力を感じたので、通信制高校に転入することにしました。通信制高校なら働きながら勉強することもできるので、社会勉強をしながら高卒資格を取得したいと思っています。

 

妥協して選んだのではなく、自分なりにしっかり考えたうえで、

通信制高校に入学(転入)したことを、正々堂々と語れるようにしておくと良いでしょう。

 

自信を持ってハキハキと話すことも大切ですよ!
教育カウンセラー

④相手が通信制高校に対する偏見を拭いきれない

どうしようもないことですが、雇用主が通信制高校に対する偏見を拭えない場合は

残念ながら不採用になってしまうでしょう。

 

やれることをやっても、相手が通信制高校に対してマイナスのイメージしか持てないのであれば仕方ないです。

そのような雇用主の下で働いても、自分自身も辛いはず。

気の合わない人と一緒に働かずに済んだと、気持ちを切り替えましょう。

 

通信制高校での学び方に理解を示してくれるバイト先は、きっと他にたくさんあります。

あまり考えすぎずに、次のバイトの面接に備えましょう。

 

偏見を払拭⁉ 通信制高校ならではのアピールポイント

通信制高校に対する偏見がないか不安に思ってしまう方は、

実は気づかないうちに、自分自身が通信制に通っていることに引け目を感じているのかもしれません。

 

でも、通信制ならではの魅力もたくさんあるはずですよね。

バイトの面接でアピールできそうなポイントを解説します。

①時間に余裕があり、融通が利く

通信制高校の生徒は、スクーリング時以外は自分でスケジュールを組むことができるため

時間の融通が利くのが大きなアピールポイント。

 

自分のペースで課題などを進めていけるので

空き時間も多く作れ、バイトに多くの時間を費やすことができます。

 

また、全日制高校に通う高校生や大学生は中々働くことのできない

午前中から昼の時間帯なども働くことができるので、雇用主にとっても魅力的なはず。

 

 

しかし、本業である勉強が疎かになってしまわないように注意が必要です。

ついバイトに熱中してしまって、課題を出し忘れたりすると

卒業が伸びてしまいかねません。

シフトに入れない日や時間帯については、事前に言っておきましょう。

②様々な年代の人と関わりを持っている

通信制高校には、同年代の人だけが通っているわけではありません。

社会人や主婦などあらゆる人がいるので、

良好な人間関係が築けていれば、アピールポイントにもなります。

 

多くの場合、バイト先には様々な年代の従業員がいます。

普段、年齢層が違う人と接する機会がない全日制に通う高校生よりも

通信制の生徒の方が、人間関係を構築したり、環境に馴染むのが早いはず。

 

雇用主からしても、従業員間のトラブルは避けたいもの。

どんな年代の人とでもコミュニケーションをとれるというのは

大きなプラス要因になると言えます。

「通信制高校の生徒は人間関係を築くのが苦手」という偏見の払拭に繋がるかもしれませんね。

 

採用されるために! 面接の心得

 

 

 

 

 

 

 

 

「面接って、そんなにしたことないし不安だな・・。」

 

その気持ち、よくわかります。

初めて会う人に自分を評価されるというのは、

いくつになっても緊張するものです。

 

緊張感を持つことは大切ですが、必要以上に恐れなくても大丈夫です。

 

ちょっとしたコツをつかめば、印象もかなりよくなりますよ。

採用にぐっと近づくポイントをご紹介します。

①とにかく笑顔でハキハキと!

当然ながら、バイトをするということは、その会社の一員として仕事をするということです。

どんな職場であっても一緒に働くなら、良好な人間関係が築ける人が良いですよね。

 

ちゃんとした人だなという印象を持ってもらうための基本は、

まず挨拶をしっかりとすること。

「こんにちは」「失礼します」「ありがとうございます」など

ハキハキと言えるようにしておくと、第一印象も良くなります。

 

また面接中に仏頂面でいると、相手に不快な思いをさせてしまいかねません。

相手が話している間でも、口角を上げるよう意識してみると

自然な笑顔が作れるので、事前に鏡をみながら練習しておきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

引用:【東京・立川のボイストレーニング】あなたらしい話し方をサポートする「声となり空間」

 

加えて、貧乏ゆすりをしたり、目が泳いでしまったりといった

自分では意外と気づかないような癖にも注意が必要です。

落ち着きがない、コミュニケーション力がないと判断されかねません。

 

こうした癖に気づくためにも、

事前に、家族や友達と一緒に練習しておくと安心ですね。

②本音と建て前をわきまえる

面接の場では、すべて本音で言うのが良いとは限りません。

嘘をつく必要はありませんが、本音と建て前をわきまえるというのを留意しておきましょう。

 

例えば、先に触れた通信制高校への転入理由について尋ねられた時

「前の学校でいじめられて、通信に転入した」というのが事実であったとしても

相手には「友達と仲良くできない子なのかな?」という印象を与えてしまう可能性があります。

 

面接の場ではネガティブな事はできるだけ伏せ、ポジティブな話に言い換えるのが理想です。

どうしても難しい場合は、詳細は伏せて「一身上の都合」「家庭の事情」という言葉を使いましょう。

 

全て正直に話す必要はありません。
教育カウンセラー

 

また、バイトの志望理由についても同様です。

 

例え、給与に魅力を感じてバイトに応募したとしても、

「時給がいいから」「稼げそうだから」と正直に言うのではなく

あくまでその職種に興味があるということをアピールするのがマナーです。

 

《例:ファミレスの志望動機》

「通信制高校で保育士になるため、日々勉強をしています。

ファミレスなら、小さな子供がお客様として来ることも多く、

自分の将来にとっても、きっと役に立つ経験ができると思って志望しました。」

 

まじめに働いてくれそうな印象を受けませんか?

好ましくない本音は内に秘め、相手を不快にさせない回答を心掛けましょう。

 

まとめ

いかがでしたか?

通信制高校のバイト面接で落ちる要因とアピールポイント、面接対策についてご紹介してきました。

 

《本記事のまとめ》

 

・通信制高校への偏見でバイト面接を落とされることもあるが、他にも経験の少なさや求める人材像のミスマッチ、回答の不備なども要因となる。

・通信制高校ならではのアピールポイントは、”時間の融通が利くこと” ”様々な年代の人と関わる能力があること”。

・面接時は挨拶・笑顔を忘れない!

・志望動機は本音と建て前をわきまえて、ポジティブな言葉で言えると◎

 

偏見を持たれるのは悲しいことですが、

残念ながら他人の考えを変えるのは簡単なことではありません。

 

しかし、通信制高校への入学(転入)は、自分なりに一生懸命考えて出した答えだったはず。

まずは、あなた自身が自分の選択に自信を持つことが大切です。

 

選ぶ言葉一つで、あなたに対する印象は大きく変わります。

その積み重ねが、ひいては通信制高校に対する偏見を払拭することに繋がるかもしれません。

 

この記事をご覧いただいた皆さんが、胸を張ってバイトの面接に臨めるよう応援しています。

 

 

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