通信制高校を検討されている方の中には、中学校でクラスの雰囲気にあまり馴染めなかったり、いじめを受けて学校が不登校になってしまった方はいないでしょうか?
そのような方にとって、これからせっかく通信制高校へ行くのに、
「不登校だった自分でも通信制高校に行けるのだろうか?」
「通信制高校にはヤンキーの人達が多いイメージがあるけど、どうなの?」
などの不安が頭に残った状態では通信制高校を検討するのに中々前に進めないですよね。
新しく自分を生まれ変わらせるためにも、なるべ弊害を取り除いて学校生活をおくりたいですね。
そこで本記事ではこれから通信制高校を目指される方で以前の学校が不登校だった方に、
・通信制高校は不登校でも行けるのか?
・通信制高校には不登校とヤンキーだとどっちが多いの?
等々のあなたの助けになる情報を疑問に答えるような形で解説していきたいと思います。
本記事が少しでもあなたの助けになり、通信制高校を選ぶきっかけになれば良いと思います。
目次
不登校の人でも通信制高校は誰でも行けるのか?
結論から申し上げますと不登校の方でも通信制高校は誰でも簡単に行けます。
現在の通信制高校の目的って不登校の方を率先的に迎え入れることを前提に考えられているって知っていましたか?実はオーバーではなく通信制高校は不登校の方を卒業させる為の専門学校と言っても過言ではないんです。
現在の通信制高校のあり方として、全日制の学校に行かない不登校になる人の人数が年々増えたことで不登校の方でも卒業が比較的にしやすい環境づくりの改善が、繰り返し見直され考え直されてきました。
具体的には、登校日数が年に5回や月に2回の登校など極力、登校日数を減らせるコースなど沢山の工夫がされています。また一人ひとりに特化した個別指導など全日制と定時制と比べてみても通信制高校って一般的な学校の仕組みと全然違うんです。
通信制高校の考え方として不登校の方がスムーズに卒業を出来るような工夫が外側から見てもわかる通り実は入念に凝らされているんです。
なので不登校の方に対する受け入れ体制は全日制や定時制に比べると断然に徹底した迎え入れが出来ているんです。したがって、通信制高校をこれから検討されている方はすぐにでも入学書類を出して入学を希望する行動を取ることをオススメします。
それぐらい現在の通信制高校って不登校な方に寛大なんです。
不登校な方でも安心ないじめの相談窓口や不登校相談窓口とは?
不登校の方でも通信制高校に行けるということがお分かりいただけたでしょうか?
では今度は、不登校の方で良く問題視されているいじめについての対策を考えていきます。そして不登校の方がどのようにすれば通信制高校のライフスタイルを充実したより良い学校生活が送れるかについてご説明させていただきます。
学校が不登校になる原因として良く多く挙げられるのが、いじめです。
いじめを受けた人は自分ひとりで抱え込んで誰にも言えない辛い経験をされていることで胸が苦しいはずです。なので、そんな時にもし、いじめを受けて不登校になった方であれば話を聞いてくることがなにより安心できるのではないでしょうか?
不登校な方が万が一に登校する意欲や、やる気を失ってしまった場合に自分一人では解決しづらいことがありますよね。そんな状況になった時、あたなの助け舟になってくれるのがいじめの相談窓口や不登校相談窓口です。
これらについてどのようなものなのか詳しく見ていきましょう。
いじめの相談窓口
最近ではインターネットの普及によりスマホやネットの掲示板、ブログなどを利用して相手を誹謗中傷(ひぼうちゅうしょう)するいじめが増えてきています。そんな時にいじめで困った場合にだれでも利用できる電話サービスがあります。
それが24時間対応の全国から電話で相談できるいじめ相談窓口です。子供の場合、自分以外でも保護者の方からの相談も受付ています。いじめ相談窓口は国で管理している公的なものや個人で経営している民間のものまで複数あります。
このようないじめ相談窓口の代表的なものが、
・日本命の電話
・子ども人権110番
・ヤングテレホン
・チャイルドライン
・インターネット人権相談受付窓口
などが挙げられます。これらをうまく活用することをおすすめします。
不登校相談窓口
不登校相談窓口とは主に上記で説明したいじめ相談窓口が通信制高校の学校に設置してある窓口のことをいいます。各通信制高校のサポートサービスとして学校の中に設けています。不登校の方にとって安心な不登校相談窓口の利用をおすすめします。
不登校の方にとって精神面でのアフターケアが最重要になりますので学校に不登校相談窓口があれば相談もし易いはずです。
不登校な方に向いているおすすめな通信制高校のご紹介
上記で説明した通り不登校な方が通信制高校を自力で卒業するには何かあったときに精神的な心の休める場所があると便利です。不登校相談窓口の取り組みを重視している学校を選ぶことが必要になり重要になっていきます。
なので、不登校な方に向けて不登校相談窓口や不登校な方に対してのサーポートを実施している通信制高校を6つ紹介します。このような学校選びだけでも不登校な方にとっては学校に通うことで感じてしまうマイナスなリスクを避けることが出来ます。
こちらが、その6校の学校一覧になります。
学校名 | 電話 | 相談 (カウンセリング) 実施、等 |
勇志国際高等学校 | 0120-5931-35 | 不登校ゼロプロジェクト |
第一学院高等学校 | 0120-761-080 | 不登校対策の実施 |
さくら国際高等学校 | 0268-39-7707 | 個人カウンセリングの実施 |
アットマーク国際高等学校 | 0120-5931-87 | カウンセリングの実施 |
スクールプラス高等部 | 06-6195-3478 | 教育相談・カウンセリングの実施 |
わせがく高等学校 | 0120-299-323 | 教育相談 ~悩み相談の実施 |
順を追って説明していきたいと思います。では、まず初めに勇志国際高等学校の不登校対策の説明です。この学校の特色として不登校ゼロプロジェクトというものを実施しています。
勇志国際高等学校
不登校ゼロプロジェクトとは勇志国際高等学校のオリジナルな不登校な方に対する学習サポートです。中学校で不登校だった方の学習での遅れを復活させて、勉強不足に劣等感を感じてしまった方や勉強に対してのやる気の向上を目的としています。
自力での学習困難を勇志国際高等学校がサポート。不足した学習知識を補うためのアイテムにITサービスを利用して学習を行います。
不登校ゼロプロジェクトには特長として7つのポイントがあります。
1.インターネットから視聴した教科の録画授業をダウンロードして学習を進める。
2.中学1年生から中学3年生までの豊富な教材で復習をし、不登校での遅れを取り戻す。
3.学習は、パソコン、タブレット、スマートフォンなどからの視聴が可能。
4.学習進度はすぐに先生に報告することが出来る。
5.学習の過程での疑問を先生に質問コーナーで聞くことが出来る。
6.授業に合わせた問題がテストにでるので理解度の向上が期待出来る。
7.これら受講料、年間のテキスト代を含めても7,000円の学習プラン。
これらを駆使して中学校3年間の授業の遅れを取り戻しましょう。
続いて、第一学院高等学校が実践している不登校対策の説明です。
第一学院高等学校
日本の臨床心理士会所属の臨床心理士がスクールカウンセラーとしてあなたを徹底的にサポートしてくれます。
なので、第一学院高等学校では一般社団法人の日本臨床心理士会(にほんりんしょうしんりしかい)に所属されているプロのカウンセリングを無料で受けることが出来ます。
下記は、一般社団法人と日本臨床心理士会の簡単な説明となっています。
・一般社団法人とは
一般社団法人は2006年の公益法人制度改革により、従来の民法により設立される社団法人に代わって設けられた法人である。 一定の公益性を持つ一般社団法人は認定を受けて公益社団法人になることができる。
・日本臨床心理士会とは
一般社団法人日本臨床心理士会は、東京都文京区本郷2丁目27番8号 太陽館ビル401号室に事務局を置く日本の臨床心理士の職能団体である。1989年11月1日に設立された。団体の略称は臨士会、心理士会。
国民の心の健康の保持増進に寄与することが目的とされているので精神的な不安を取り除くことに重点を置いています。このプロのカウンセラーの方の力を借りて不登校に対する考え方を自分のための将来に向かって改めてみましょう。
残りの4校を一気に説明したいと思います。
さくら国際高等学校
さくら国際高等学校では、不登校の中学生の方が自由に使うことが出来るふれあい体験スペースを併設しています。不登校を経験した子ども達を自分の足で歩き出せるよう背中を押してくれます。
友達を沢山つくって楽しい学校生活の満喫が期待できます。
アットマーク国際高等学校
中学校の範囲に不安があっても基礎からじっくりと復習し学習に取り組む心がけを徹底しています。
自由にいつでも、インターネットを利用して授業を受けれることが魅了的です。リアルタイムな動画ではなく録画されたビデオなので、繰り返しの視聴で学習の反復が出来ます。
スクールプラス高等部
一人ひとりの個人に向けて不登校だった方への配慮、考慮を細かく徹底しています。
入学した生徒の成長や個性に合わせた学習、生徒の学ぶ意欲や主体性を育む取り組みが期待できます。
わせがく高等学校
失敗してもやり直せる学校作りを率先し、学習のブランクを改善。何らかの理由で不登校になった方へのバックアップを徹底しています。その改善率は入学時に不登校だった方で、89.2%。さらに、全体での卒業率は98.9%と非常に高い数字を誇っています。
これら4校は不登校の方に対する配慮を意識されて卒業までサポートを導いてくれます。自分一人では解決出来ない悩みをサポートしてもらいましょう。何かあった場合の対処が他の通信制高校よりも徹底していますので、非常におすすめします。
不登校の人とヤンキーの人の生徒数はどっちが多いいの?
不登校の人とヤンキーとではどちらが多いという質問はよく耳にします。ここに通信制高校のクラスで不登校とヤンキーの方がどっちが多いのかを割合で表したデータあります。通信制高校のそれらについて具体的な数字で見ていきましょう。
不登校とヤンキーを割合で表すと、
不登校とヤンキーの割合
・ヤンキーの人50.0%
・不登校な人70.0%
どうやら不登校な方が多いいようです。
実際に通信制高校に通っていた人の口コミもあります。それらを覗いて見ていきましょう。
以下は、実際に通信制高校に通っていた人の口コミです。
Oさん男性
不登校の方が、圧倒的に多いいですよ。基本的にヤンキーは定時制に行きます。夜がすきなので。
Sさん女性
通信制高校は不登校の方が多いいです。ヤンキーの方は偏差値の低い全日制に行く傾向があります。
上記の口コミを分析してみると不登校の方のほうが通信制高校に多いとコメントで見てとれます。ヤンキーの方はどうやら通信制高校よりも定時制や全日制に行く傾向があるようです。
通信制高校で友達を沢山作りましょう
ヤンキーよりも不登校の方が多いい、ということはお分かりいただけましたか?そうなんです。「不登校の人でも通信制高校は誰でも行けるのか?」でも紹介したように通信制高校には不登校の方が集まる傾向にあるのです。
それに上記で口コミに書かれている通り、ヤンキーの方は定時制や全日制に行く傾向にあることも分かりました。
ではそのようなことが分かった前提でお話ししますが、通信制高校ってやはり不登校の方がほとんど居る学校になります。なので、当然その方達から見れば皆同じ苦しい思いや嫌な経験をしていると思われます。
つまり、何が言いたいかといいますと、同じ気持ちが分かる人同士にしか分からないこともあるんじゃないかと言うことです。それって逆に言えば、それだけ共感できる部分が多いいと言うことにもなります。もしかしたら気の合う友達が見つかるかもしれません。
そのようなことを踏まえてこれを見ていただきたいのですが、これはある有名な通信制高校のアンケートのデータです。
「通信制高校で友達ができたかをYESかNOで答え、それと、通信制高校では、どれぐらいの期間で友達が出来るのか」についてアンケートを取ったものになります。通信制高校で友達ができるの?と不安に思っている人は多いようです。
しかし、実際には通信制高校って意外と友達が沢山作れてしまうんです。ではその、ある通信制高校のアンケートのデータを見ていきましょう。
以下は、通信制高校で友達ができたと答えた人の割合です。
・YESとNOで回答としています。
YES.84.0%
NO.16.0%
以下は、通信制高校でどれぐらいの期間で友達ができたかの割合です。
・一週間以内
62.7%
・一か月以内
19.4%
・2~3ヶ月以内
11.9%
・半年以内
4.5%
・一年以内
1.5%
この数値から見て取れるように、通信制高校って友達が意外と簡単に作れてしまうんです。このように通信制高校では、比較的に早い段階で友達を作ることが出来るんです。なんだか自信がついてきましたか?
これを機に通信制高校で友達を作るきっかけ作りが出来れば良いと思います。
不登校な人が通信制高校を無事に卒業するには?
これまでに説明したいじめの相談窓口や不登校相談窓口、それぞれのおすすめな学校の選択、通信制高校での友達作りなどの行動を上手く利用すれば無事に通信制高校を卒業することが期待できます。
さらに、通信制高校で不登校な人が有利に学校の卒業を進められるサポート校、フリースクールの利用などを追加してまとめてみました。不登校な人が苦手なことに対する対処方法や、対処方法から得られる恩恵など整理してあります。
下記がその一覧表です。
不登校な人が苦手なこと | 対処方法 | 対処方法から得られる恩恵 |
勉強が苦手でついていけない | サポート校の利用 | 通信制高校で分からない分野の勉強学習 |
極力家から出たくない | フリースクールの利用 | 不登校な人のためのサポートを提供 |
これまでにいじめられたりなど対人で嫌な思い出がある | いじめの相談窓口、不登校相談窓口の利用 | 誰にも話せない悩みを打ち明けられる |
学校などの集団生活が苦手な | 登校日数の少ないコース選びを優先する | 自宅学習メインのマイペースな時間割 |
不登校だった方は、普通の人より特別な工夫を凝らした対処方法が必要です。したがって、フリースクールやサポート校の活用がカギになっていきます。
フリースクールとサポート校とは、
・フリースクール
個人経営やNPO法人の団体、またはボランティアなどが運営しているいじめや不登校な方へのサポートを支援してくる民間の教育機関。
・サポート校
主に通信制高校の補助学習として学校の学習の過程で物足りなさを感じる場合や確実に高校卒業資格を取るために利用する民間の教育施設。
このような補助を受けることが通信制高校をスムーズに卒業へ導いてくれます。通信制高校はフリースクールとサポート校の相性がとてもよいので是非ダブルでの活用をおすすめします。
通信制高校は不登校でも行ける?不登校やヤンキーどっちが多いのまとめ
【不登校の人でも通信制高校は行けるのかについて】
いじめの相談窓口や不登校相談窓口の利用をおすすめします。また、数ある通信制高校の中でも相談窓口のある学校選びを徹底してみて下さい。不登校だった方でも安心して通えるおすすめな学校を選択して自己負担へのリスクを減らしていきましょう。
【不登校の人とヤンキーの人の生徒数はどっちが多いのについて】
不登校の方とヤンキーの方では不登校の方の方が多いです。ヤンキーの方は全日制や定時制に行く傾向にあります。
上記の2点を踏まえて不登校な人が通信制高校を無事に卒業するには?の見出しを実践すれば、通信制高校のマイナスリスクへの負担が少しでも減らせます。実践してみて下さい。
どうでしたか?最初の状態と比べて通信制高校に対するイメージが少しでも変わりましたか?通信制高校って不登校な方にとても通いやすい環境ではなかったでしょうか?通信制高校って普通の学校と違って少し変っているんですよね。
本記事で紹介した内容以外でも、通信制高校では沢山の仲間と過ごせる環境作りも沢山、用意されています。社会に出たらこのような経験はなかなか出来ません。
不登校だった方にとって通信制高校って苦しい想いなど共感が出来て自分と同じような人達がいて分かり合える場所でもあります。本当に安心して通える学校なんです。もっと自信をもって前向きにトライしてみるのはいかがでしょうか。
不登校だった人も、当たり前に学校を卒業した人でも、そんなことは関係なく通信制高校で得られるスキルや学びに注目して、自分磨きのきっかけ作りが出来れば良いと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。