通信制高校として有名な学校の一つにN高等学校。
N高等学校の中でも特に人気のコースなのが『ネットコース』です。
自宅で良質な教育を受けられると今注目を集めているコースですが、人気があるゆえに、SNSやネットなどでもよく取り上げられているため、倍率が高く、
「うちの子は落とされるのでは?」
と不安に感じている人も増えています。
実際のところはどうなのでしょうか。
今回は、
・ネットコースは落ちる?
・入学試験は何をするの?
・出願の流れ
・N高の学費や雰囲気
について解説していきます。
N高のネットコースは落ちる?
最初に結論からお伝えしますが、N高の「ネットコース」は落ちることはほとんどないです。
N高に限らず、入学試験ですから絶対に受かる保証はありませんが、SNS上でも落ちたという情報は一切ありません。
N高落ちる人居ないんだよなぁ……
— とーる (@SOUA_kiriya) November 20, 2018
普通に面接を受ければ、落ちることはないと考えて良いでしょう。
他のコースでも落ちる可能性はほとんど低いので、まずはどのコースにするかをこの記事を読んで決めると良いかもしれません。
とはいえ、次の2つの理由で落とされる可能性はあります。
・定員オーバー
・素行不良
ひとつずつ説明していきます。
定員オーバー
通信制高校に落ちるとしたら、定員オーバーの可能性が高いでしょう。
高校と名前がつく以上、定員人数があらかじめ決まっています。
学校側はその定員人数を守って、学校へ入学させる必要があります。
万が一定員をオーバーすることがあれば、落とされる可能性はあると考えてください。
たしかに注目を集めている学校ではありますが、それでも通信制高校自体、普通科と比べれば志望者が少ないため、定員をオーバーするような出願者数になることはほとんどありません。
現状は心配する必要はないでしょう。
素行不良
定員オーバー以外で落とされる可能性があるとしたら、素行不良です。
例えば、過去に警察沙汰の事件を起こしたなどの問題行動があれば、受験に落とされる可能性はあるでしょう。
また、N高などの通信制高校では、いじめに対して厳しい姿勢をとることで有名です。
このことからも、素行不良の生徒に関しては、合格することはほぼ不可能であると考えて良いでしょう。
N高の入学試験の内容は?
N高「ネットコース」の入学試験は、基本的に書類選考のみで必要に応じて面接試験を行います。
N高は、学力を見ることはありません。
知りたいのは、人柄のみです。
学力試験はないので、学習面に不安がある子でも、安心して受験することができます。
基本は対策の必要はありませんが、願書には「志望動機」と「高校卒業後の目標」を1000文字以内で書く欄があります。
1000文字というと、原稿用紙2.5枚分となりますので、それなりのボリュームです。
ですので、ある程度しっかり考えて、書く内容を考える必要があります。
とはいえ、これも意欲を見たいだけなので、文字数がしっかり書いてあれば問題ありません。
N高に入学して何がしたいかや、今後どうなりたいかなどを書くといいでしょう。
N高の出願の流れは?
最近はWeb出願する学校が増えていますが、N高もWeb上で出願ができるようになっています。
出願に必要なものは
・調査書
・顔写真(学生証に使用)
・検定料(5000円)
です。
N高「ネットコース」のWeb出願の流れは以下の通りです。
1.学校に記入してもらった調査書を指定の住所先に郵送します。
2.メールアドレスを登録し、届いたメールのURLから手続きを進めます。
3.出願者情報や志望動機などを入力し、入学後に学生証として使用する顔写真を添付します。
4.入学検定料5,000円を支払います。支払い方法はクレジットカード決済やコンビニ支払いなどがあります。
5.内容確認してから送信します。数日後に出願完了メールが届いたら内容を確認し終了です。
ネット出願でも、書類の郵送は必要ですので、注意してください。
N高ネットコースの学費はいくらかかる?
通信制高校とはいえ、当然ながら学費は発生しますので、どのくらい費用がかかるのかは気になりますよね。
N高「ネットコース」の年間の学費は以下の通りです。
N高ネットコースの学費 | |
入学金 | 10.000円 |
授業料(25単位) | 180.000円 |
施設設備費 | 50.000円 |
教育関連諸費 | 13.000円 |
合計 | 253.000円 |
入学時にかかる費用は合計253.000円となっており、2,3年次は上記の入学金を差し引いた243.000円となります。
さらに、世帯年収に応じて、国からの就学支援金は授業料1単位あたり4,812円〜7,200円の就学支援金が支払われます。
となると、最大年間で120,000円ほど安くなります。
他のコースの学費や評判についても知っておくと決めやすいですね。
参考
N高「ネットコース」の雰囲気
通信制高校とはいえ、スクーリングはありますので、学校の雰囲気も気になるところですよね。
しかし、ご安心ください。
N高の雰囲気はかなり良いと評判です。
Twitter上では、こんな意見があります。
息子はN校のネットコースに在籍してます。先日、単位認定テストに出席して現在結果待ち。去年はレポートを1つも出せず、退学を考えた息子。担任の先生の説得で、今年は3教科以外は進級出来そう。マイペースで行けるN校は息子には合っているのかも。#N校 #不登校 #通信制
— Lapin brun (@Lapin__Brun) February 27, 2021
横からすみません。
長男、昨年N校ネットコースに転校したキラキラしてない(!)タイプです。
学校や人間関係に疲弊していたので最初はヤル気がなかったのですが、担任からの働きかけや元不登校等の多さに安心したのか、学内ネットで人と繋がれるようになり、課題も終えることができました。
スゴい子達— すー@ADHD (@ADHD_futoukou) January 20, 2021
学校や人間関係の悩みを抱えている子も問題なくN高で、充実した高校生活を送っていることがわかりますね。
まとめ
今回は、N高の「ネットコース」について解説していきました。
まとめると
・N高「ネットコース」などの通信制高校は落ちることはほとんどない。
・N高「ネットコース」の入試内容は書類審査のみ。
・出願はWeb出願で行う。
・学費は年間253.000円程だが、就学支援金次第ではより安くなる場合がある。
となります。
N高「ネットコース」への入学は難しくありません。
興味のある方は検討してみてはいかがでしょうか。