N高等学校といえば、通信制高校でありながら、進学実績も高く、今人気のある高校の一つです。
ただ、通信制とはいえ私立高校なので、
「学費が高そう」
「入学するのが難しそう」
といった不安がありますよね。
そこで今回は
・N高の学費
・N高の偏差値
・N高の特徴
・N高の評判
について解説していきます。
N高等学校の学費は高いの?
保護者の方であれば、まず気になるのは学費ですよね。
最初に学費について確認していきましょう。
実は、N高には
・ネットコース
・オンライン通学コース(ベーシッククラス、ライトクラス)
・通学コース(週5日、週3日、週1日)
・通学プログラミングコース
の4つのコースがあり、学費はそのコースによって変わります。
それぞれを具体的に見ていきましょう。
ネットコース
ネットコース(単位制・通信制過程)の1年次の学費は以下の通りです。
入学金 | 10,000円 |
授業料 | 7,200円(1単位)×必要取得単位数
=180,000円 |
施設設備 | 50,000円(年間) |
教育関連諸費 | 13,000円(年間) |
1年次の合計負担額 | 253,000円 |
全日制の公立高校で1年間にかかる学費は学校外活動費含め合計で約450,862円となっているので、N高のネットコースの学費は公立高校と比較してみても大幅に安いです。
さらにN高では各世帯年収に応じた就学支援金が支給されるので、実質の負担額が73,000円~132,700円程になります。
参考
オンライン通学コース
オンライン通学コースには週3日のベーシッククラスと週1日のライトクラスがあり、クラスによって学費が異なります。
各クラスの1年次の学費は以下の通りです。
週3日(ベーシッククラス) | 週1日(ライトクラス) | |
単位制・通信制過程学費 | 73,000~132,700円 | 73,000~132,700円 |
通学コース 入学金 | 22,000円 | 22,000円 |
通学コース 授業料(年間) | 456,000円 | 300,000円 |
通学コース セキュリティソフト代 | 5,000円 | 5,000円 |
合計 | 556,000~615,700円 | 400,000~459,700円 |
またオンライン通学コースには、初月退会返金制度があります。
初月退会返金制度とは、入学後1ヵ月体験してみて合わなかった場合に納入した1学期分の学費が返金される制度です。
ですのでN高生と合うのか不安…という方は一度オンライン通学コースを試してみるのも良いかと思います。
通学コース
通学コースには週5日、週3日、週1日の3コースがあり、通う日数によって学費が異なります。
各コースの1年次の学費は以下の通りです。
週5日 | 週3日 | 週1日 | |
単位制・通信制過程学費 | 73,000~132,700円 | 73,000~132,700円 | 73,000~132,700円 |
通学コース 入学金 | 110,000円 | 110,000円 | 110,000円 |
通学コース 授業料(年間) | 600,000円 | 440,000円 | 280,000円 |
通学コース 施設設備費(年間) | 240,000円 | 175,000円 | 110,000円 |
通学コース セキュリティソフト代 | 5,000円 | 5,000円 | 5,000円 |
合計負担額 | 1,028.000~1,087.700円 | 803,000~862,700円 | 578,000~638,700円 |
通学コースはキャンパスで授業を行うのでネットコースやオンライン通学コースよりも費用が多くなります。
ですがその分、プロジェクト学習やグループディスカッションなど通学コースならではの学習ができるので、普通科の学校と同等か、それ以上の教育を受けることができます。
N高のキャンパスが近くにあるのであれば、通学も検討してみてはいかがでしょうか。
参考記事
通学プログラミングコース
通学プログラミングコースの1年次の学費は以下の通りです。
単位制・通信制過程学費 | 73,000~132,700円 |
通学コース 入学金 | 110,000円 |
通学コース 授業料(年間) | 902,000円 |
通学コース 施設設備費(年間) | 341,000円 |
通学コース セキュリティソフト代 | 5,000円 |
合計負担額 | 1,431,000 ~1,490,700円 |
通学プログラミングコースは高卒資格を得るための学習とともに専門的なプログラミングの学習も行えるコースです。
始めからIT系の道に進みたい、卒業後にすぐ働けるような技術を身に着けたいという方にはお得なコースになっています。
N高等学校の偏差値は?
たしかに、私立高校は大学への合格実績で評価されるので、勉強ができる子を多く集める傾向があります。
となると、N高等学校も同じなのではないかと思ってしまうかもしれません。
しかし、結論を言うと、N高には偏差値がありません。
N高の入試は基本的に書類選考のみです。
なので、よほど問題がない限り、合格できないということはありません。
ただし、通学コースには書類選考のほかに筆記試験や面接があります。
筆記試験の内容は当日発表されるので、一概には言えませんが、基本的には
「次の文章を読んで思ったことを書きなさい」
「N高入学後の目標や将来について書きなさい」
といったように自身の考えや将来についての記述する問題が多いです。
ですので、学力がないと解けないということはほぼありません。
N高に落ちることはある?
もちろん、入試という形をとっているので、100%誰でも合格できるかと言われれば、そんなことはありません。
特に、通学コースなどは募集人数によっては落ちる可能性があります。
実際に、N高の入試案内を見ても
※定員になり次第、各出願期の途中でも出願受付を締め切る場合があります。
※通学コース各キャンパスは定員になり次第、募集を締め切らせていただきます。
引用元:入学試験詳細/通学コース・通学プログラミングコース | N高等学校・S高等学校(通信制高校 広域・単位制
とあり、人気のキャンパスでは募集が締め切られる場合があるので注意が必要です。
N高の特徴は?
N高の特徴はICTツールの活用や幅広い課外授業です。
N高は普段からコミュニケーションツールを使った交流を行っている他、VRを使った入学式やドラゴンクエストXを使った遠足、ネット運動会など今までになかった画期的な取り組みで世間から大きな注目を集めています。
N高等学校・S高等学校 バーチャルライブ入学式にて
N高第6期生/S高第1期生の新入生を迎えることができました。入学式の様子をダイジェストでお届けいたします。#NS高入学式
— N高等学校・S高等学校(2022年4月新入学生 出願受付中!) (@nhigh_info) April 8, 2021
実際に参加した生徒も、とても満足しています。
2019年N高ドラクエ卒業遠足お疲れ様でした!
今回は運営スタッフで写真撮影、キャンパスのお庭改装させて頂きました♪
3年生の皆さん卒業おめでとう!
皆たくさん楽しんでもらえて良かったね!!
運営生徒スタッフの皆、そして引率の先生方ありがとうございました! pic.twitter.com/0JocZEVYCi— *月海* (@tukimi0918) March 27, 2019
また、N高は課外授業も多く取り入れており、大学受験対策やWebデザイン、クリエイターといった様々なことを学べるネット映像学習から、農業や漁業といった職業体験まで行えるので、自分に合った職業を探すことができます。
いまN高ってこんな課外授業の種類あるんだ!!文字小さいw#N高 #第二N高 #S高 #S高開校 pic.twitter.com/T0romeGMJG
— 冨樫真凜@ベビテック👼🏻🍼 (@marin_togashi) October 15, 2020
N高等学校の評判は?
親として学費や偏差値と同じくらい気になるのは、その学校の評判ではないかと思います。
最後に、N高の評判について見ていきましょう。
結論を言えば、N高には悪い評判も良い評判もあります。
それぞれ紹介していきます。
悪い評判
気になる悪い評判については、
・同じ趣味の人と出会えて楽しいが、将来が不安。
・大学進学が厳しい
・将来的なことができない
・授業だけでは進学できるほど勉強できない
といったように進学や就職など、将来についての不安が多いです。
N高の履修単位を見ると、普通にネットコースの必要分だけでは(AOとかでなければ)大学入試は厳しいだろう
一般校だって高校進学時点で大学いけるかいけないかほぼ決まってるから、それに比べたらチャンスは大きいだろうけど— きなこ (@Kinako0x0) October 2, 2020
N高などの通信制高校は、基本的に不登校などで長らく勉強していなかった子たちでも授業についていけるように、優しい授業を行っているので、大学進学などを考えている子などには物足りなく感じてしまうのは事実でしょう。
ただ、N高では「大学進学コーチング」や「模擬試験の実施」など様々な手厚いサポートを行っています。
大学進学を本気で目指している人であれば、これらのシステムを利用すれば、十分合格を目指すことができます。
不安な方はこちらの記事も読んでおいて下さい。
良い評判
悪い評判は少しあるだけでも、どうしても目立ってしまいますが、N高には良い評判の方が圧倒的に多いです。
・雰囲気が合う
・アットホームな雰囲気で馴染みやすい
・文化祭や遠足など、普通の学校ではできないことが経験できて楽しい
・様々な部活動があって楽しい
・みんな優しいし、とても楽しいのでN高選んでよかった
このように雰囲気が良い、楽しいといった意見が多くあります。
N高のあらゆる制度の探り探りやっている感じが大好きなので、既にこの高校入ってよかった~~~とめちゃくちゃ思っている 楽しい
— 黄鐘なくる🔔 (@kinage_Has_iaia) April 8, 2021
その他にも
・自分の時間が多く持てる
・進学などのサポートが手厚い
・幅広い選択肢があるので自分に合った勉強ができる
・不登校など、同じ境遇の子が多くいたので友達も多くできた
・様々な分野の勉強ができるので、進路の幅が広がる
といったように「N高に通って良かった」という意見が多くあります。
【🌸ご報告🌸】
3/31日、N高等学校を卒業します!
先生や同期の友達、先輩方等たくさんの影響を受けて、考え方や行動力が身について自分が大きく変われた3年間でした!!!本当に感謝しかありません!!最高の3年間をN高で過ごすことができて本当によかったです!!!ありがとうございました!🌸🌸🌸 pic.twitter.com/ohbqqTmKJK— 🐰桜田 なな🌸 原神プチオンリー9/19 (@Sakurada_7) March 20, 2021
N高の雰囲気について良くわかる記事です。
まとめ
今回は、N高の学費や偏差値、評判について解説していきました。
まとめると、
・N高等学校の学費はコースのによって異なる。
・N高の偏差値は無く、ネットコースの合否は書類審査、通学コースの合否は筆記試験や面接で判断される。
・N高はICTツールの活用や幅広い課外授業が特徴。
・N高には悪い評判も多少あるが、雰囲気が良く楽しいなど、良い評判の方が圧倒的に多い。といった意見が多くある。
です。
通信制高校への入学を検討しているのであれば、N高等学校への入学をぜひ検討してみてください。