N高等学校は、新しい形の高等学校として、注目を集めている通信制高校です。
とはいえ、通信制高校なので
「通信制高校から東大に行けるわけがない」
「通信制高校から大学進学なんて目指せるの?」
と言った疑問が出てくると思います。
N高等学校の実際の進学実績はどうなっているのでしょうか。
今回は、
・N高等学校の進学実績
・N高等学校から東大進学が目指せる理由
・N高等学校から大学進学を目指すメリット
について、詳しく解説していきます。
参考記事
目次
N高等学校一期生の進学実績は?
まず最初に、N高等学校の第一期生の進学実績を見ていきましょう。
N高等学校が開校されたのは、2016年4月です。
N高等学校は通信制高校のため、年度の途中に転入・編入学した人も多数います。
そのため、卒業年数に幅がありますが、次の合格実績は、2016年度に入学した生徒たちの合格実績になります。
一期生合格実績
〈国公立大学〉
東京工業大学1人、九州大学2人、筑波大学3人、首都大学東京1人、熊本大学1人、埼玉大学1人、福島大学1人、沖縄県立芸術大学1人、広島市立大学1人、電気通信大学1人、信州大学1人、宇都宮大学1人、名古屋市立大学2人、室蘭大学1人
〈私立大学〉
慶応義塾大学9人、早稲田大学3人、上智大学2人、東京理科大学1人、明治大学4人、青山学院大学4人、立教大学4人、法政大学12人、学習院大学3人、立命館大学1人、関西大学2人、関西学院大学1人、成蹊大学3人、明治学院大学1人、東洋大学12人、日本大学11人、駒沢大学2人、専修大学3人、近畿大学8人、北里大学2人、國學院大學3人、獨協大学1人、京都産業大学2人,甲南大学1人、龍谷大学2人
〈海外大学〉
カリフォルニア大学サンタバーバラ校1人、カリフォルニア大学デービス校1人、スタッフォードシャー大学1人
東大の合格者はいませんでしたが、慶應義塾大学や早稲田大学などの有名私立大学や、国公立大学への合格者を多数輩出していることがわかります。
N高二期生にして初めて東大合格者を輩出!
たしかに、一期生がたまたまよかったという可能性も考えられますよね。
しかし、N高等学校は二期生でさらに高い進学実績を出しています。
気になる進学実績は、次の通りです。
・二期生合格実績
〈国公立大学〉
東京大学1人、京都大学3人、筑波大学4人、京都教育大学1人、新潟大学1人、鳥取大学1人、高知大学1人、横浜市立大学1人
〈私立大学〉
慶応義塾大学13人、早稲田大学8人、東京理科大学6人、明治大学7人、青山学院大学5人、立教大学7人、中央大学14人、法政大学12人、関西大学9人、関西学院大学8人、同志社大学3人、立命館大学10人、学習院大学2人、日本大学12人、東洋大学20人、近畿大学10人
〈海外大学〉
オーストラリア1人、イギリス1人、アメリカ1人、カナダ1人、韓国4人
そうなんです、二期生では初めて、東京大学への合格者を輩出しました。
さらに東大だけではなく、京都大学にも3人合格しています。
その他、有名私立大学への進学者数も着実に伸びていることから、N高等学校の進学実績は、決してたまたまではない、ということがわかります。
N高等学校2020年度卒業生の東大合格者は○人!
2020年度の卒業生4,155人が、第3期生として卒業しました。
そして2021年3月24日に発表された2020年度進路・大学合格実績によると、2020年度の東大合格者はなんと、4人です。
そしてこのうちの1人は、理科三類に現役で合格しています。
つまり、開校から三回目の卒業生で、日本の大学受験において、頂点の大学に合格者を輩出しているのです。
これには、驚きの声が多く上がっています。
N高から東大理IIIにいってる人いるらしくて笑った。普通の高校いってたら海外で飛び級レベルだったろうな。
— げろりんご🤮🍎 (@huruhonyadayon) April 15, 2021
N高等学校から東大に合格できる3つの秘密
たしかに、保護者の方からすれば、どうしてまだ設立して間もない通信制の高校が、東京大学の合格者をどんどん輩出できているのか、気になりますよね。
そこには、3つの秘密があります。
それは、
・授業方法
・制度
・クラス
です。
それぞれ解説していきます。
向上心を上げる授業方法
学力を上げるために最も重要なのは、やはり授業ですよね。
N高等学校の授業には工夫がたくさんあります。
その1つが
「ライブ配信による授業」
です。
授業は、講師が生配信で行います。
もちろ、補習的な意味合いをもった録画授業もありますが、基本は生配信です。
そのため、コメント、質問、アンケート、クイズ、挙手などで生徒が授業に参加し、講師が答えてくれる双方向型の授業です。
ネットで仲間と切磋琢磨しながら学習できるので、モチベーションも上がりやすくなります。
また、
「全ての科目が3段階のレベルから選べる」
という特徴もあります。
N高等学校の授業は、5教科20科目の全ての科目で、ひとつひとつ自分に合ったレベルを選択することができます。
具体的には、
・ベーシック(基礎学習)
・スタンダー(共通テスト、私大対策)
・ハイレベル(難関大、国立大)
というように、3つに分かれているので、得意な教科はハイレベル、苦手な教科はベーシックなど、受験に力を入れたい教科を徹底して学習することができます。
これにより、無駄な学習を極力減らし、合格への最短ルートを導いてくれるのです。
大学受験に特化した制度
N高等学校には、大学受験に特化した制度が準備されています。
その1つが、
「Advanced Program」
です。
N高等学校は、様々な学校や企業と提携しています。
「Advanced Program」とは、高卒資格取得のための必須授業「Basic Program」とは別に、提携先の学校の授業を、いつでもネットで受講できる課外プログラムです。
様々な分野の授業があり、その中に大手予備校の一流講師による大学受験対策の授業があります。
たしかに普通なら別料金でもおかしくないですが、N高等学校では完全無料で受けられます。
ネットを駆使した学校だからこそ提供できるサービスと言えるでしょう。
また、
「オンラインコーチング」
といったサービスも提供しています。
N高等学校では、大学受験を知り尽くした大学受験専門のスタッフや現役難関大学生のTAが、担当のコーチとしてついてくれます。
そして、マンツーマンでカリキュラム作成、進捗管理などのコーチングをしてくれます。
不安でいっぱいの大学受験を支えてくれる、とても嬉しいサービスですね。
さらに、受験イベントに参加したり、同じ目的の生徒がネットでホームルームを行ったりして、受験仲間と繋がることもできます。
その他、生徒・保護者・コーチの三者面談も行います。
「ネットコース特進専攻」というクラス
N高等学校には、通学コース週5日、週3日の生徒で、定められた基準を満たしている生徒のみが対象となる、対象の生徒が選択できるクラスがあります。
それは、難関大学を一般入試(一般選抜)で目指すクラスで、
・担任の先生による一人一人に合わせて学習計画を作成
・定期的に受けられるキャンパス内での模擬試験
が特徴です。
大学受験を目指している生徒だけが集まるため、向上心が芽生え、仲間と切磋琢磨して学習することができます。
N高等学校が通信制高校の常識を覆す!?
ここまでの説明で、N高等学校には十分な学習環境が整っていることがご理解いただけたと思います。
しかし、それでも「難関大学に合格するには、難関高校に通わなければいけない」と考える人が多いと思います。
しかし、N高等学校はそんな常識を覆すような高校といえます。
例えば、全日制高校だと朝から夕方まで、ほぼ一日潰れてしまいますよね。
それに比べて通信制高校は、授業以外の空いた時間で受験勉強に没頭したり、自分次第で時間を有効に使うことができます。
そういう点では、あえて通信制の高校を選ぶ、という選択もアリでしょう。
こちらは2020年に東大に合格した人のインタビューです。
実は大学受験の勉強も、それほどガツガツとはしていないんです。自分の好きなことをしながら勉強できたのは、やはり時間がたっぷりあったからだと思います。N高にいろいろなサポートがあったことも合格につながりました。
僕はもともと積極的なタイプではないのですが、こちらからアクションを起こさないと何も起こらないのがN高で、いろいろなプログラムに参加し、主体性が身につきました。
引用:N高卒初の東大生に聞く 転校した理由と、合格の秘訣|2020年度 新学期特集|朝日新聞EduA
どんな目標を達成させるにも、一番大切なのは本人のやる気です。
無理に勉強させる環境が必ずしも全員に合っているとは限りません。
むしろ、N高等学校のようにしっかりとサポートしてもらえる安心感と、主体性が身に付くような校風が、よりよい進学につながる可能性も高いのです。
まとめ
今回は、N高等学校の進学実績と東大合格者数、東大合格者が出た理由について解説しました。
まとめると
・2019年度に初めて東大合格者1人を輩出。
・2020年度は東大合格者4人。そのうち1人は理科三類。
・ライブ配信による授業、全てレベルを選べる授業によって向上心を上げることができる。
・大学受験に特化した無料のプログラムと有料のプログラムがある。
・難関大学を目指せるクラスがある。
となります。
N高等学校は、通信制高として多くの生徒の夢を実現してくれる学校です。
N高等学校で東大進学を目指してみてはいかがでしょうか。